ディスクブレーキローター交換
毎日のように乗っているグラベルバイク。半年前くらいから、ブレーキの調子が悪かったんです。そして、先週からついにブレーキから異音がするようになってしまいました。
その理由は、ローターが削れたためです。やはり距離を乗っているせいでしょうね。
シマノの説明書では、ディスクブレーキのローターの厚みが1.5mm以下になったら交換との事。およそ精密なノギスなどで測らないとわかりません。とりあえず、手で触って分かるくらいには削れてしまっています。
私が使っているディスクブレーキはTektro製の機械式ブレーキ(TEKTRO LYRA)で、あまり高性能ではなく片効きタイプのものです。やや調整が難しいという側面は否めませんが、特段これといって不満はありませんでした。
今回の症状としては、ブレーキ後にローターがパットにひっかかって、それが「カーン」といって元に戻るという状態。削れたローターが段になっていて、それがパットと干渉してるんですね。
実はパットを数ヶ月前に交換していました。以前、パッドの交換を記事にしてから1年ちょいという感じでしょうか。この新しいパッドは厚みがあります。それで削れたローター部分にひっかるわけです。
さすがにローターは交換かなと思い、新調することにしました。そこで、ローターを調べます。
候補は2つ。一つは、同じテクトロのローター160mmです。もう一つは、シマノのローター。
シマノ製が良さげですが値段差がすごい。。。一見どちらも2千円程度ですが、テクトロは実は2枚での値段です。
ちなみにテクトロのネット販売では5000円くらいの妙な値段がついているものが多いですが、ボッタクリですね。カタログ価格では1枚1500円程度ですので、気をつけて下さい。
サイトをみるとテクトロは、TR140とTR160という2つのタイプがあります。どちらがどうなのか不明です。このあたりがテクトロの不親切。
シマノ製もいいなあと思ったのですが、ナロータイプの適合性がやや気になったので、安いテクトロになびいてしまいました。
結局、上記のアマゾンからテクトロ二枚セットを購入しました。おそらく旧式のものなのでしょう、現行カタログとはデザインが違います。
現在ついているものと比較すると、こんな感じ。
左が使用済み、右が購入したもの。
かなり違いますね。見た目もさることながら、重さが全然違います。ついていたものは、実測で87gでした。一方で、購入したものは125gでした。実に40g弱も違います。うーむ。この重たいってのは、マイナスポイントです。中心からでている骨組みが5本と8本なので仕方ない所ですが。
一方で、持った感じから、剛性感は明らかに新しいものが良さそうです。確かに今までものは、正直ちょっと頼りなかったので、多少とも丈夫になるのはプラスだと思われます。
ところで、ローターの交換にはT25のトルクスレンチが必要です。めったに使わないとは思いますが、L型の安いものより、ちゃんとした工具を一つ買うことにしました。アネックス(ANEX) ドライバー ヘクスローブ T25x100です。
早速、作業開始で前輪を取り替えます。結構硬くついているなあと思いながら、6本を抜き取り、新しいローターを取り付けていきます。続いて、後輪だという時に、突如問題が発生しました。
なんと、一本だけ固着して外れない。とにかく一本だけ外れません。11本は大丈夫だったのに。
少し押し気味で回してみたりしても、手が痛いだけでネジが回ってくれる雰囲気はありません。粘っていた所、うっかりやってしまいました。ネジがなめてしまったんです。
ドライバーの方は無事ですが、ネジ山が崩れてしまいました。トルクスは遊びが少ない規格なのでなめにくいはずですが、それでもです。つまり、固着がかなりタイトという事なんです。
こうなったら、普通にはとれません。色々調べてみると、ネジザウルスというペンチがあることに気が付きました。
正直、高いなあと思うこのペンチ。しかし、取れないことには始まりません。仕方なく予定になかったペンチを購入して、いざ使ってみると、、、
は、外れました!! となりませんでした(泣)
残念。。ペンチのせいではないはずです。
むしろ、ネジの周りをボロボロにしてしまいました。もはやこれまで。
諦めてチャリ屋に持っていく事になりました。
自転車屋にもっていくと、ひとまず店員さんがトライすること15分。取れません。もう15分ほど、金槌で打ち付けたり、ドリルで穴を開けたりしても、取れません。こりゃ、自分では取れないわけだと思っていたら、店員さん曰く「別工具なら取れそうなのですが、今、手元にないので一旦預かりでどうですか?」とのこと。
そして、翌日、電話がきて「無事に取れました!」と報告が。やったたよ!!ついに、やりましたよ!!(自転車屋さんがね)。ただボルトが外れただけなのに随分と嬉しかったです。
というわけで、後輪のローターは店で交換になりました。工賃2200円也。(これなら、ザウルスいらなかったんじゃないか。。)
ローターをケチった割に、交換で高くついたという結果です。みなさんも、同じように固着したら、さっさと店にもっていて外してもらったほうがいいかもしれません。
というわけで、無事に後輪もローター交換と相成りました。トータルで80g程度重くなっているはずですが、それはあまり感じません。むしろ、いままでブレーキの調整が甘かった部分が直ったようで、よく転がるような気がします。そして見た目的にも、新しいほうがなんかカッチリ感があっていいです。
ちなみに、自転車の他の部分も点検してもらっていて、チェーンとスプロケットがもうマズイと言われてしまいました。ガーン。聞いたら、3000キロくらいからガタが来るそうです。今の状態は赤信号だそうで、できるだけ早めに交換した方が良いとの事。ただ、交換にパーツ込みで2万5千程かかると言われて二の足を踏んでしまいました。パーツって、そんなに高くなかったような気がするんだけど。。。チェーンが3000円で、スプロケが4000円くらいな気がするし、工賃も同じくらいだとしても、2万はしないと思うのだけど。。
というわけで、およそ3年ほど乗ったグラベルバイク。ディスクブレーキのパットのみならず、ローターの交換もしましたが、まだ他にも換えた方がいいみたい、トホホ。
まあ、でも、たくさん乗ったということですね。近いうちに、これらの交換もやってしまいますか。