見出し画像

【DX MIRAI KAIGI vol.16】スタートアップは勝ってるときほど資金調達せよ / 大手企業が開発会社をM&Aすることが増えている 他4本

デジタルビジネスシェアリング_編集者紹介@3x

DX MIRAI KAIGIとは

株式会社デジタルビジネスシェアリング主催の「DXやシステム開発について語り、その中で新たな何かを世に生み出しちゃおう」という企画です。

メインスピーカーは常に何か面白いことがしたい、作ることを話したい、何か新しいサービスを生み出したいという新しいことに好奇心旺盛な株式会社デジタルビジネスシェアリング役員3名です。

デジタルビジネスシェアリング_インタビュー_代表者情報@3x

企画内容や飛び込み参加などについては以下の記事に詳しく書いてあるので、こちらも是非、読んでみてください✨

DX MIRAI KAIGI vol.16

6/24(木)21〜23時にDX MIRAI KAIGI vol.16を開催しました!
主なトークテーマは以下でした😆

1. スタートアップは勝ってるときほど資金調達せよ
2. 大手企業が開発会社をM&Aすることが増えている
3. 事業を立ち上げる0→1のフェーズは社長が全て自分がやるべき
4. DXが起きにくいのは消費者至上主義が原因
5. サービス立ち上げ時の開発は外注、安定したタイミングで開発を内製化することに成功した sharekuraさん の事例
6. 開発は内製化ではなく発注先の開発チームをそのまま買い取ることも検討すると良い

ここからはトーク内容を一部抜粋してお届けします!!

画像5

1. スタートアップは勝ってるときほど資金調達せよ

建設・鉱山機械などで有名な株式会社 小松製作所が「ランドログ」というサービスを開始しました。

スタートアップ界隈でも「コマツさんがこの領域に手を出した」って話題になってました。
スタートアップが手掛けるような領域を大手企業が先行で取り組むと圧倒的な物量・速度でシェアを獲得していくので、スタートアップからすると怖いです。

スタートアップはプラットフォームサービスを提供することが多いですが、大手はプラットフォーム+アセットの提供が可能です。
これが「大手が先に手をつけるとスタートアップは勝てない」要因です。

不動産系のプラットフォームサービスは不動産を持っている方が強いみたいなイメージですね。
「持たない経営」というのが最近注目されていますが、大手には「持っている強さ」があります。
実際、倉庫のシェアリングエコノミーは寺田倉庫さんが強いです。

そのためスタートアップは勝ってるときほど資金調達することが重要だと思います。
勝ち逃げするまでいかないと大手に参入されて負けちゃうので、売上が伸びている時ほど資金調達して拡大していくことをお勧めします。

2. 大手企業が開発会社をM&Aすることが増えている

最近、大手企業が開発会社をM&Aすることが増えています。
企業が開発した商品やサービスを目的として買収するのではなく、Acqui-hire目的でM&Aする傾向が強まっていると聞きます。

Acqui-hire(アクハイヤー)とは、企業買収により優秀なスタッフを獲得すること。 英語のacquire(買収する)とhire(雇用する)の造語である。 IT企業の多いシリコンバレーでこの言葉が使われるようになった。

Acqui-hire業者も増えており、相場感は「従業員数 x 1000万円」程度のようです。
買収後に開発チームだけ残して商品やサービスを捨てちゃうケースもあるそうです。

個人的には一生懸命起業した会社を売却した後にこんなことされたら、嫌ですね。
創業者に対するリスペクトがない行為だなと思います。
「ベンチャーがやったら5億、大手がやったら10億になる、だから売ろう」って決心して売却した結果、商品やサービスは捨てられるとなると辛いですね。

3. 事業を立ち上げる0→1のフェーズは社長が全て自分がやるべき

社長は全てに責任を負うべきだと考えています。
COOも最初は自分でやった方がいいです。
エンジニア出身の社長は「COOを探す」傾向が強いですが、大体トラブって終わります。
責任は社長が負わないとダメです。
特に事業立ち上げる0→1のフェーズは全て社長自らがやるべきだと思います。

よく「CTOがどういう人がいいか?」と相談を受けるのですが、必ず「CTOはいらない」と答えています。
CTOという役職・役割を配置するより仕事を分解してそれぞれに担当を配置した方がいいです。

4. DXが起きにくいのは消費者至上主義が原因

DXの話になると「Faxはクソ、slackはいけてる」みたいなツール主軸の話になりますが、そうではありません。
DXはITや技術の話ではなく「楽に手を抜いて最大限の価値を提供すること」です。

DXが起きにくいのは消費者至上主義だからだと考えています。
個人の要望やクレームに対応して個別最適化にしたいのであればDXは向いていません。
DXは全体最適化の話です。

Amazonはクレームが発生することを見越してサービスや業務の設計しています。


5. サービス立ち上げ時の開発は外注、安定したタイミングで開発を内製化することに成功した sharekuraさん の事例

sharekuraという宅配型トランクルーム・収納サービスのシステム開発を(株)スタートアップテクノロジーで担当させていただきました。

サービス立ち上げ時は(株)スタートアップテクノロジーが開発を担っていましたが、ゆくゆくsharekuraさんが開発を内製化することを目指して進めていました。
今はすでに(株)スタートアップテクノロジーの開発チームは離れ、sharekuraさんが内製で開発を進めています。

サービス立ち上げ時はシステム開発以外にもやらないといけないことが大量にあるので、開発は外注、サービスが安定したタイミングで内製化するというのはお勧めです。

6. 開発は内製化ではなく発注先の開発チームをそのまま買い取ることも検討すると良い

システム開発を内製化するのは難しいことです。
エンジニアを採用して開発チームを作ることにコストを掛けるよりも社外で開発ラボを持つのもありだと思います。

また、開発会社にお願いする中で良いチームに出会ったら、そのチームにそのまま移籍してもらえるか開発会社へ打診するのもありだと思います。
契約時にそういった可能性も踏まえて契約を結べるといいですね。

サービス・事業が起動にのってきたら、一緒に開発してくれたチームをそのまま買い取って引き続きサービスを育ててもらえるのが一番スムーズな形だと思います。
そういう事例が増えることを今後期待しています。

画像4

🎉DX MIRAI KAIGI vol.17のお知らせ🎉

DX MIRAI KAIGI vol.17は「DX事例」を中心にtoB向けにDXのことを発信していこうと思いますので、ラジオ感覚で聞いてもらえると嬉しいです。

vol.17は7/1(木) 21時〜23時にTwitterスペースにて開催となります。
飛び入り参加、大歓迎です!

【Twitterスペースへの参加方法】
DBS役員3名をフォローするとタイムライン上にスペースが表示されるので、そちらからご参加ください

【DBS役員3名のTwitterアカウント】
あれっくす@一番下手っぴでいい
ひさじゅ@Webエンジニア就職特化のプログラミングスクールRUNTEQ
こうやん@プログラミング勉強コミュニティ運営中【2129人】

配信内容はテキストにしてnoteで公開していきます。
公開してほしくない内容がありましたら、事前に教えてください。

✨DX MIRAI KAIGIリスナーアンケート実施中✨

「DXのxxが知りたい!教えてほしい!」「今不便な〇〇を便利にできないか」など、リスナーさんのご意見・ご要望をアンケートでお教えください!
アンケートでいただいたリスナーさんからの声はDX MIRAI KAIGIで扱わせていただきます。

生放送のため不手際もあるかと思いますが、そういった「リアル」を楽しんでいただけたら嬉しいです!!
みなさま、vol.17もお楽しみに🙌

画像3

過去開催したDX MIRAI KAIGI

以下のマガジンに記事をまとめておりますので、こちらをご覧ください。



いいなと思ったら応援しよう!