プロポーズされた話〈婚活イベント編①〉
3年前の1月頃。地元の女友達のグループLINEで「3月に泊まりの婚活あるんやけど、参加しない?」というお誘いが来た。友達の山田(仮)はそのイベントの企画スタッフ側。グループの6人中、独身フリーが4人。
仕事がどうか分からなかったから、その時は保留にして、2月になり、3月の勤務表を配られて見てみると出勤になってて、結局断った。あとの3人は参加。
スタッフに山田がいて、他にも友達3人が参加、しかも泊まり・・・
内容を聞くと、婚活って言ってもカチッとしたものじゃなくて、何か作ったり動いたり(プチ運動会みたいな)、夜は居酒屋だったりとカジュアルな感じ。
え、めっちゃ楽しそうやん、修学旅行みたい。と思って参加を断ったのをちょっと後悔した。仕事なのは仕方ないのだけど、他の職員に頼めば代わってもらえたと思う。まぁでもそこまでの意欲はなかったし、いっかと思ってそれはしなかった。
でも、婚活イベント日の1週間前。山田からLINEがあった。
「婚活、女子の人数が足りないから参加してくれない??途中からでいいから!!」
そんなことありなの?笑
ちょっと参加したかったなって思いはあったから、「いいよ~」と返事して、参加することになった。ちょっとした楽しみが出来た。
当日。泊まりの用意をして、車に積む。そして1日仕事をこなす。だいたい18時くらいに合流できそう。仕事が終わり、さぁ、って思って気づいた。
今日のこれからの服のことを何も考えてなかった。今の服は、ちょっと長めのセーターとデニム。内容がカジュアルとはいえ、婚活でデニム。まじか。ただの飲み会でももうちょっとオシャレするわ。
・・・まぁ、途中参加やしその時点でアウェイ感。もういいや。鏡で顔だけ見た。今からだと居酒屋。居酒屋と言えば薄暗い。ちょっとファンデで直して消えかけのまゆ毛描きたした。もういいや。
食べて飲んで楽しもうと思った。なんたって修学旅行!(違う)
山田に連絡すると、今ロッジ(拠点)で、居酒屋までの時間みんなでダラダラしてると。ロッジに向かう。女子棟と男子棟に分かれてる。山田や友達がお疲れ~とねぎらってくれる。他の参加者さんはもちろん初めましてで、挨拶をする。
みんな・・・かわいい・・・スカートだ・・・
挨拶もそこそこに、今日泊まる部屋に案内してもらって(友達と4人部屋)、今日の前半の婚活の感じを聞いた。あまり覚えてない。覚えてないってことはそんな大したことはなかったみたい。ここで話したことで私が覚えてることと言えば、ある飲み会で出会った某飲食店の料理人と数日前に映画とご飯に行き散々だったという話。(またそのうち書くと思う)
友達のうち2人もその飲み会に行ってたから盛り上がったなぁ~。全く婚活とは別の話で盛り上がってると、すぐに時間は来た。
これから、みんなでバスで居酒屋に移動する。
スタッフ山田に座る席を指示される。一番前。そしてマイク渡される。
「はい、自己紹介~!」「待って待って待って」
え、え、って言いながらとりあえず名前と、途中から参加ですけどよろしくお願いします的な挨拶をした。いや、事前に言って。
車内はがやがやしてて、多分、聞いてない人、気付いてない人、聞こえてない人たちがいたと思う。もういいや。なんでも。
飲んで食べよう。私は1日仕事してきたんだ。疲れたんだ。お腹もすいた。
そんな心意気でバスに揺られながら居酒屋に向かった。
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