【色彩検定1級対策 - vol.3】2次試験に向けて色分析をやってみる

こんにちは。
色彩検定1級に合格できたディレクターAです。

じわじわと迫ってくる2次試験。
実技対策をどうすれば良いのか全く分からず、不安を感じながら試しにやってみた勉強方法がとても良かったのでそのあたりのことをまとめようと思います。

※私はソレを「色分析」と呼んでいるのでこの先は「色分析」として進めます。

色分析って?

身の回りにあるものがどんな色でどういう配色になっているかを自分なりに掘り下げていく作業です。

1日1つでも良いのでなるべく毎日やってみるのが吉だと思います。
継続って大事。

色分析をするときに用意したもの

用意したものはこちらです。

1. 配色カード
2. PCCSの色相環を確認できるもの
3. PCCSのトーン概念図を確認できるもの
4. 配色イメージを確認できるもの(エレガント、シックなど)
5. 配色用語と定義を確認できるもの(ドミナントカラーなど)
6. なんでも良いので色があるもの(雑誌、食品パッケージなど)

2〜5についてはあらかじめノートにまとめておくと便利です。

ついでに言うと色相環とトーンの概念図は何も見ないでもササっと書けるようにしておくと試験のときに役立ちます。

さらに言うとトーンの概念図は基本トーンだけでなく「高彩度・中彩度・低彩度」の区切りや「明清色・暗清色・中間色・純色」の区切り、類似トーンの関係なんかもまとめておくとなおよし、です。

さらにさらに言うとトーンのイメージ語(例:dは鈍い、くすんだ、中間色的)もまとめておくとなおよし、です。

「色があるもの」は本当になんでもいいのですが、自分の好きなジャンルのものを用意しておくことをおすすめします。

↓私の場合はこんな感じ

色彩検定1級03

大好きな北欧(主にフィンランド)から持ち帰ったフライヤーやパケ買いしたお菓子の箱などなど、大切に保管していた北欧(主にフィンランド)の紙モノたちです。

眺めているだけでも楽しいので、色分析を始めたばかりの頃やどうにもやる気が出ない時にとてもお世話になりました。

が、自分の好みばかりに走ってしまうと色使いの傾向に偏りが出てくることもあるのでそこは注意が必要です。ガッツがあるときは好みを外すように努めましょう。

色分析のやり方

準備が整ったら

・「色があるもの」に使われている色を配色カードから探して
・どういうトーンの(例:ライトトーン)
・どういう色が(例:赤、黄)
・どういうイメージの配色になっているか(例:カジュアル)
・それはどれくらいの色相差で(例:色相差3)
どういう配色になっているか(例:ドミナントトーン配色)

自分なりに分析してみます。

余力があればそのトーンはどんなイメージなのかもセットで確認しておくことをおすすめします。例えばその配色がb(ブライト)トーンだったなら「このトーンのイメージは明るい、陽気な、華やかな、健康的な」という具合です。

試験ではトーンを明確にせず「華やかな配色」みたいな言い方で出題されることもあるので覚えていて損はないと思います。

自分なりの分析なのでソレが間違えている可能性もありますが、ここで大事なのは正解することではなく「自分の頭で考える」です。

考えるって大事。

色分析の効果

「この色のトーンはなんだろう」とか
「この配色イメージはどれだろう」とか
「これは何配色になるんだろう」とか

「なんだろう?」の答えを自分で考えて探すことにより、ひたすら暗記していた頃よりも覚えたいことや理解したいことがスッと頭に入ってくるようになりました。

配色カードの扱いにも慣れてくるので、沢山ある色の中から必要なカードをササっと選び出せるようになりました。2次試験は限られた時間の中で配色カードから色を選んで切って貼り付ける作業が含まれます。些細なことだけど配色カードの扱いに慣れておくのは結構大事だと思います。

「コレをやったおかげで1級に合格できたのかな?」と思うくらい短期間で効果を感じられた勉強方法なので、2次対策でお困りの方は試しにやってみて欲しいです。

以上、ざっくりとした2次対策でした。
誰かの役に立ちますようにー。


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