「#ちょっとおめでたい話」
「#書いてつながろう」
外出自粛でなかなか外に出られず、
たくさんの暗い情報で頭がいっぱいいっぱい。
こんな状況だけど、みんなで「書く」ことでつながったり、
楽しい習慣になったらいいな。
そんな企画に賛同したメンバーで、毎週テーマに沿って投稿しています。
参加したい方がいましたらコメント欄にてご連絡ください。
今週のテーマは「#ちょっとおめでたい話」です。
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これは、バイトを辞め、「ひと月くらいのリフレッシュ、ちょっとした冬休み♪」の感覚で、結局1年2か月働かなかった「ちょっとおめでたい頭をした男」のお話。
まずはこの写真をご覧いただきたい。
犯行現場でもなければ、初期の夢の島でもハンターハンターの流星街でもない。2007年2月当時の実家、2階の兄弟4人の子供部屋の様子である。
いわゆる「ゴミ屋敷」だ。服もマンガも学校からのプリントも、すべてがその辺へ。床が見えず足の踏み場もない、部屋全体が収納スペースと化した場所で弟3人は何不自由なく生活していたのだ。
弟たちの頭もだいぶおめでたいと思う。
それまでも、片付けるのはいつも長男である私の仕事だった。しかし、何度やってもこの有様。いつしかその役割を放棄し、環境に適応するようになった。
だが、今度こそは。
幸い今は無職と、自宅警備員から自宅清掃員にジョブチェンジし、汚部屋改造計画に手を染めたのだった。
途方に暮れてしまうような惨状だが、A3くらいのスペースでも床が見えるとモチベーションが上がるものだ。片付けるのが楽しくなってくる。
そして、片付けるうちに様々なお宝が発掘されるのがまた面白い。
これはほんの一部だが、懐かしいものが次々に見つかった。今はなき横浜フリューゲルスのステッカー、タミヤ製じゃない強力モーター、小学1年生の進研ゼミのDMマンガから8トラックカセットのプレイヤーまで。
その瞬間だけはゴミの山が宝の山のようだった。
毎日、一日中片付けているわけではないので、芸能人の旅ロケくらい感覚は空くが、4月にはここまで片付いた。
当時は出てきたものや片づけの様子をかなりmixiのネタにしていた。金銭ではないモチベーションで過酷な掃除をここまでできたのは、おめでたい頭の持ち主だったからと言わざるを得ない。
一度千歳に戻るため、mixiの日記で「削除(デリート)に次ぐ削除(デリート)」と名付けられたこの片づけは、ここで打ち切られるのだった。
「4月にセーブして終わった世界が、夏にロードした時には何者かの手によって塗り替えられていた。くっそー、俺以上におめでたい頭のやつらめ!ぜってー片づけきってやるからな!次回、『壮絶なるリベンジ、悲壮なる最終決戦』ぜってー見てくれよな」
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来週のテーマは「#推薦図書」