傷寒論(太陽病87~89条)
87条 亡血家、不可發汗、發汗則寒慄而振。
ぼうけつか、はっかんすべからず、
はっかんすなわちかんりつしてしんす。
88条 汗家、重發汗、必恍惚心亂、
かんか、はっかんおもく、
かならずこうこつとしてこころみだれ、
小便已陰疼、與禹余粮丸。四十四。
しょうべんおわりていんいたむ、
うよりょうがんをあたう。
89条 病人有寒、復發汗、胃中冷、必吐蚘。
びょうにんかんありて、またはっかんし、
いちゅうがひえて、かならずかいをとす。
寒慄 ふるえおののくこと。 ぞっとすること。
蚘 回虫(かいちゅう)。
人や動物の消化器官に寄生する虫。