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【ゲーム批評】バイオショック インフィニティ

多額の借金を抱えた主人公:ブッカーが、その借金のカタとして借主の娘らしいエリザベスを捜す事になり空中都市へ赴くが、そこを牛耳る預言者:カムストックが彼が来る事を預言していて、“偽りの羊飼い”と名付けられて配下の兵士に命を狙われる事に。

戦闘では銃器2つを入れ替えながらか、近接武器であるスカイフック。スカイフックはトドメの演出もあり、スカイラインと言うのを利用しての移動も可能。自動で行きたい方向に移動してくれるので便利だが、ちょっと三半規管が可笑しくなる。他にEVEと言うモノを消費して利用するビガー。左手から出す魔力的なもので、電撃や炎など手に入れたモノを放てる。武器もビガーもバージョンアップは自動販売機で可能。『ギア』で様々な効果を着けられる。一種の装着品のようなもので、銃の弾倉が上がるとかあるが、一部を除いては何が手に入るかは完全ランダム。

敵兵士にも中ボス的な強化兵士が居て、炎を飛ばして来るファイヤーマンやカラスに変化しながら襲撃して来るクロウ等様々で、ビガーを駆使するが効かないビガーもある。ハンディマンと言うのが中盤以降にしか登場しないだけあって1番の強化種。

エリザベスは能力:ティアの使い手で、彼女自身も何故こんな力が使えるのかは分かっていないが、要は異次元先にある世界やモノを引っ張り出す能力。このティアで異次元の銃座を出して味方に出来たりするが出せるのは1つだけ。何度か一時的に別行動にはなるも、メインストーリーの大半は彼女と同行。終盤に入ると彼女の能力で、過去に更にその過去に赴く事になる。戦闘中はライフやEVEの回復薬をくれたり弾薬をくれたりして、戦闘以外は時折コインをくれる。当たり判定はなく、しっかり隠れてくれるので戦闘中も邪魔にならない。

物語性はなかなか秀逸で、ブッカーの意外な正体や、ブッカーとエリザベスの意外な関係が明らかにされる。

DLC1つ目は制限時間以内に敵を全て倒すウェーブ系。体力など全て1からになるので難度は高め。そしてもう1つのDLCは2章に分かれているもう1つの物語。

DLCチャプター1でもブッカーは少女を捜す事になり、最初からエリザベスは一緒。但し、舞台は前作までの中心だった海中都市:ラプチャーで更に武器やギアなども1からになるし、エリザベスの能力で再度不思議がるので、何だかブッカーが認知症に陥ったような感じにされる。そしてラプチャーと言う事で、雑魚敵も“スプライサー”と呼ばれる者になるが、結構独り言や他のスプライサーとの会話を繰り広げる(しかも字幕付き)ので、近くに居る場合は直ぐに分かる。DLCではこのDLCでしか手に入らないギアとビガーも存在。強化兵士:アイスマンはDLCのみ。

DLCチャプター2は今度はエリザベスが主役。チャプター1の続編なので物語としては続いているが、ずっと非戦闘員だったエリザベスが主役なので何もかも一気に劣化する。例えば近接攻撃は相手を仰け反らせるだけでダメージは与えられないし、スカイフックでぶら下がっても落下攻撃は出来ないし長い時間ぶら下がっていると疲れて自動落下してしまう。ギアはなく、ビガーは存在するがティアは能力低下で使用不可(物語の一部として使用する程度)。そしてラプチャーが舞台と言う事で、ビッグダディも敵として登場。しかも近くにリトルシスターはまだ居ない為、見つかっただけで襲撃される。
エリザベスはなるべく音を立てずに切り抜けるスニーキングが重要視される為、敵の位置を事前に知れるビガーが存在し、音を立てずに相手を倒せるクロスボウもこのチャプターだけで存在するので上手く駆使する必要がある。案外しゃがんで進めば余程敵の近くまで近付かない限り直ぐ後ろでも気づかれなかった。あと、ブッカーもエリザベスも悪党に騙されやすいし、物語的にも良いエンディングでは無いのは共通。


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