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【ゲーム批評】Untitled Goose Game〜いたずらガチョウがやって来た!〜

ガチョウとして人間にイタズラをする…そんな平和的なゲーム。他の鳥などの敵は登場しないが、人間がほぼ全てガチョウを若干嫌っているので、捕まるって事は無いが、こちらが持っている物の奪還をして来たり、場所に拠ってはその場から追い出そうとしてくる。

住処を出れば、農園→ストリート→庭園→酒場→町のミニチュア⋯と続いているが、実はステージそのものは全て何処かしらで繋がっているし、扉を開けてのショートカットも出来るので、最終的には農園から酒場までも直通で行けるようになる。全てが繋がっている以上例えば農園にあったスコップをストリートまで持って行くって事も可能だし、それを利用した「やって欲しい事」もある。

この「やって欲しい事」が要はガチョウとしての任務みたいなものだが、そこの市民が座った瞬間や転んだ瞬間などタイミングがあるのが殆どで、その状態にどうやるかも重要。あと、別に何もしなくても普通に酒場までは行けるが、最後のミニチュアの所は“大男にバケツを被せる”と言う事が出来ないと行けない。

あと、自分の場所にあった物ならばガチョウを追って取り返そうと必死になって来るのだが、農夫が持っていた鍵を庭園に持って行った所で庭園の住人は全く興味を示さない⋯と言うように、そこの場所には元々なかった物を持ってこようとしても全くの無頓着なのはリアルというか何と言うか⋯。

最後にミニチュアの所にある鈴を住処に持って帰ればエンディングなのだが、鈴を手にするとショートカットが全て閉じられ、住人が今までとは若干違う場所で待ち構えているので、彼等に鈴を奪われないようにして住処に帰る必要があって少々面倒くさい。例えば農夫だと農園の入口前でほぼ動かずに佇んでいる状態で、殆ど向きも変えないのでガチョウが鈴を持っている事が直ぐにバレる為、鈴を見つからない場所に隠してから等の事前準備が直前で必要。

あとゲームを再開始する度に各地にあったアイテムは全て元の位置に戻った状態の為、農夫の鍵を盗めても再起動すればまた農夫の元に返っているので、他の場所にあった物を別の場所へ持って行くというアクションが再起動するまでの間限定は寂しいかな。ショートカット用に開いた扉はそのままなんだけどね。

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