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【ARI】球団紹介 #ガラガラヘビの喉の奥【あり担②】

お世話になっております。あり担のあきです。
1本目の記事たくさんの良いねありがとうございます。おかげさまで2本目の記事を書くことができました。
今回は、球団の歴史・所属していた有名選手などの紹介をしていこうと思います。

それでは、一問一答形式でどうぞ

球団創設4年目で世界一って聞いたけど?

 そうです。球団創立4年目に世界一です。
1998年にエキスパンションにより創設されました。翌1999年にリーグ優勝を果たし、2001年に世界一に輝いています。

ちょうどこの記事を書いているタイミングで公式がこんなツイートをしてました

 楽天が日本一になったのが創設9年目、同じタイミングで創設されたレイズはまだ世界一にはなってない、と考えるといかに速いものかが垣間見えます。
 1998年生まれは広瀬すず、橋本環奈と同級生

MLB用語集①
エキスパンション
 球団拡張のこと。28球団から現在の30球団へと変更となった。
アリゾナ州のフェニックスに「アリゾナ・ダイヤモンドバックス」フロリダ州のタンパに「タンパベイ・デビルレイズ」が誕生。ほかの最終候補地にはノーザン・バージニア(バージニア州)とオーランド(フロリダ州)があった。
 NPBでも度々16球団へのエキスパンションが論議されている。本MLB合同note企画にも参加されているARAさんが16球団構想を仮想したイベント#16VD が行われています。


なんで勝てたの?

1年目は65勝97敗、勝率.401と惨敗しましたが、この年のオフにRandy Johnson(ランディ・ジョンソン)を獲得。この動きが最大の要因でしょう。
 そのまま選手紹介へと移ります。
 例の創設4年目(2001年)、自身は21勝を挙げ、チーム勝利数(92勝)の21.8%を占めました。21勝6敗防御率2.49、WHIP1.00、249.2イニング372奪三振の奪三振率13.4、サイヤング賞などなど…掘れば掘るほど異次元な成績が出てきますが、その中でも最も特異なのは37歳のシーズンであること。
 ちなみにその翌年もサイヤング賞を受賞。もう一回ちなむと、一年空いた40歳のシーズンは惜しくも2位でした。ダイヤモンドバックス所属(第一次)の6年間で4度のサイヤング賞受賞は紛れもないレジェンドであります。

 世界一を語るうえでもう一人忘れてはいけない投手がいます。Curt Schilling(カート・シリング)です。これもまた選手紹介へと移ります。
 01、02年とサイヤング賞投票2位(もちろんこの時の1位はどちらもRandy Johnson)。00年途中にトレードで移籍し、所属の約3年半で58勝28敗と凄まじい数の貯金をもたらしました。今更彼の成績・功績に関しては述べるまでもなく素晴らしいと言ったところ。

 いや、彼らを称賛するに適した言葉が私の語彙力にはございませんと表現するのが適切でしょう。下手すればこの世にも存在しない可能性すらあります。下記リンクから2人の通算成績をご確認いただくのが最も手っ取り早い方法と思います。


 今でも語り草となっている2001年のワールドシリーズは、3つのサヨナラ試合と2つの延長戦を含み第7戦までもつれました。
 トータル65イニングを戦ったわけですが、Johnson & Schillingの2人で5先発、約60%を占める38 2/3を投げ、45奪三振、被安打21/与四球5、防御率1.39/WHIP0.67ともうまさに支配的圧倒的、これもまた表現する言葉に窮するほどの暴力的なパフォーマンスで、シリーズMVPを同時受賞しました。

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MLB用語集②
ワールドシリーズ(WS)
リーグ優勝チーム同士で世界一をかけて戦うシリーズのこと。日本シリーズと同じく4戦先取制。ワールドシリーズまでにリーグ優勝をかけて戦うリーグチャンピオンシップシリーズ(LCS)、そのLCS進出をかけて戦うディビジョンシリーズ(DS)がある。地区優勝を逃した中で勝率上位2球団がDS進出をかけて戦うワイルドカードゲームも合わせると、ポストシーズンは最大43試合にもなり、チャンピオンリングを巡る戦いは約1か月続く。


今は強いの?

 弱いです。昨季は25勝35敗で地区最下位でした。
MLBには大きく分けてコンテンダーバランス型再建期の3つのチームが存在します。前年の成績、戦力、所属選手の保有期間などで変わります。今季のダイヤモンドバックスは再建期寄りのバランス型のチーム。
 ざっくり言うならば『ワンチャンあればPO狙うけどダメならとっとと来年以降に切り替えますよ』と言ったイメージ。
 先日発表されたプロスペクトの充実度ランキングでは9位にランクイン。野手にいい素材が多く、彼らがMLBに近いステージで活躍することが今季の現実的な理想になります。

MLB用語集③
プロスペクト
直訳で見込み、将来性。将来の活躍が期待される若手選手のこと。その中でもさらに期待値の高い選手のことをトッププロスペクトと言う。

誰がいるの?

 MLB公式の選出した選手ランクでチーム最上位は#48 Ketel Marte
現役選手なのでこのまま選手紹介には移りません。が、さわりの部分だけでも少しだけ。
 昨年は主に2Bを守り、今年の主戦場はCFになりそう。一昨年はOPS.981を記録、MVP投票4位とブレイクしましたが、昨季はOPS.732とトーンダウン。彼の調子がチームの浮沈に直結します。

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 投手の柱はZac Gallen 
メジャーデビューから23試合連続自責点3以下の史上最長記録を樹立する安定感が持ち味ながら、その間の勝敗は4勝7敗といわゆる"無援護属性"の投手。

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 ひとまずは、この2人を押さえておけば問題はありません。Marteは27歳、Gallenは25歳とまだ若く、数年後コンテンダーとなったときにリーグを代表する選手になっている可能性が高いです。

MLB用語集④
コンテンダー
直訳で競争者。戦力、戦術・戦略が整い世界一争いに挑戦できるチームのこと。


マスコット、ホーム球場は?

マスコットの名前はD. Baxter
 ボブキャッツを基にしたキャラクターで体重90ポンド超え(約90kg)の巨漢。小学校や児童病院によく訪問する、アクティブ型マスコット。

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ホーム球場はChase Field(チェイス・フィールド)
 MLB初の開閉式屋根付きのドーム球場。アリゾナ州特有の乾燥した気候+海抜332mの高所でやや打高寄り。センター(124.1m)が深く、右中間左中間(114.0m)も深い為、3塁打指数はMLBトップクラス
 一番の特徴は右中間スタンドに設置されているプール。試合開催日は団体向けに貸し切りとなっていて、3500ドルと高額ながら予約は後を絶たないよう。2013年、ドジャースがこの球場で地区優勝を決めた際、喜びを爆発させたYasiel Puigがこのプールで放尿し、大変な批判を浴びました。

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あれ、そういえばどっちのリーグのどの地区なの?

ナショナルリーグの西地区です。
 昨季世界一のロサンゼルス・ドジャース、ダルビッシュら大型補強を敢行したサンディエゴ・パドレスと同地区の高低差が激しい地区になります。大金叩いて獲得した選手が活躍できなかった際は『Youは何しにナ西へ?』の決まり煽り文句があります。
 FangraphsのWinDivition%はドジャースが65.0%・パドレスが34.8%とこの2強でなんと99.8%(!)を占めています。
 やる意味あるの?と感じるシーズンにはなりますが、それでも勝負事は何が起こるか分かりません。事実は小説より奇なりの言葉に縋り、一縷の望みに賭けつつも、現実はTDLにて売り手として暗躍する妄想をしながら今回の記事を締めさせていただきます。


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MLB用語集⑤
TDL 
トレードデッドラインのこと。浦安にある夢の国のことではない。
7月31日が最終期限となっていて、毎年多くのトレードが成立する。シーズン低迷のチームはここで選手を売り、プロスペクトを獲得することが唯一の楽しみ。


それでは、また!



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