【ARI】タイラー・ギルバート、ノーヒットノーラン達成!! #ガラガラヘビの喉の奥【あり担①⓪】
お世話になっております。あり担のあきです。
大型連敗中ではないですが、更新をします。
現地8月14日のパドレス戦にてタイラー・ギルバート(27)がノーヒットノーランを達成しました!
3四球、5奪三振、102球での快挙です。
メジャー全体で今季8人目。1884年の最多記録に並んだようです。
初物づくし1
このノーヒットノーランにはいくつかの初が絡んでいます。
まず一つ目は、『”史上初”のダイヤモンドバックスの投手が本拠地チェースフィールドでの達成』
1998年に開場したチェイスフィールドでノーヒットノーランが達成されたのは2例目でした。
チェイスフィールドで達成されたノーヒットノーラン一覧
1999年6月25日 ARI0-1STL ホセ・ヒメネス 101球 2四球 8奪三振
2021年8月14日 ARI7-0SD タイラー・ギルバート 102球 3四球 5奪三振
初物づくし2
二つ目は『メジャー”初勝利”がノーヒットノーラン』
8月3日にメジャーデビューしたばかりで、初登板となった3日、5日、7日は全てリリーフ登板。
5日の試合は延長タイブレークに登板し負け投手となっていました。
タイラー・ギルバート登板成績一覧
8月03日 vsSF 1.0IP 0H 0R 0BB 2k
8月05日 vsSF 0.2IP 1H 0R 1BB 1k L
8月07日 vsSD 2.0IP 1H 0R 1BB 2K
8月14日 vsSD 9.0IP 0H 0R 3BB 5k W
初物づくし3
三つ目は『メジャー”初先発”でのノーヒットノーラン』
上記とやや被るところはありますが、大目に見てください(初先発での達成は4人目)
メジャー初先発でのノーヒットノーラン達成者一覧
1953年 ボボ・ホロマン(Bobo Holloman)
1892年 バンプス・ジョーンズ(Bumpus Jones)
1891年 テッド・ブリーテンスタイン(Ted Breitenstein)
登板経歴は上記の通りで初先発を任されたこの試合も、最初はオープナーとしての起用予定でした。
ところが、投げ始めてみればあれよあれよの"快投"乱麻。
カッターが全体の47%、フォーシームが46%とほぼこの2球種。ダブルプレー1つを含むゴロアウト9つをとり、大記録達成となりました。
初物ではないけど参考文献
■ダイヤモンドバックスのノーヒットノーラン達成はエドウィン・ジャクソン以来
名前を聞いてピンときた方は鋭い。
東京オリンピックの日本戦(準々決勝)でタイブレークの10回ウラに登板し、何もできずに燃え尽きたあの投手です。
9四死球149球というメチャクチャな内容のものでした。
■借金43でのノーヒットノーラン達成はナショナルリーグ過去最悪の成績
喜んで良いんだか悪いんだか…
ちなみにメジャー過去最悪は25勝91敗(借金66!)のフィラデルフィア・アスレチックス。1916年の出来事だそうです。
13連敗して中3日で17連敗したり、怪我人続出でまともにローテも組めなかったり、TDLでは売り手市場にもかかわらずそこまでの対価を得ることができなかったり、チーム総セーブ数が未だ15しかなかったり、フロントがドラフト1巡指名をした1分半後にサヨナラ3ラン浴びたり、傘下NO.1プロスペクトCorbin Carrollが肩の手術したり、傘下NO.2のKristian Robinsonが警官を殴って逮捕されたりと踏んだり蹴ったり全くいいところがない今シーズンですが、このニュースにほんの少し、ほんの少し光を見ました。。
それでは、また