#おはDリーグ2021 決勝戦を振り返る
Fantasy Baseballのお話です。
MLBはあと1週間(9/28~)残しているが、#おはDリーグ2021 は今週(~9/27)でおしまい。
最初はコミッショナーの設定ミスかと思ったが、意図的だったようだ。
理由としては「最終週はポストシーズンに向けての休養絡みで選手の起用法が変則になる」からとのこと。確かに言う通り。素晴らしい判断。
若手先発のイニング制限によるシーズンシャットアウトやポストシーズンに向けてのエース級の登板回避、逆にポストシーズンが潰えたチームの選手のモチベーション低下などなど…運要素・外的要因が強すぎる最終週を避けるの賢明な判断だ。
決勝戦 ロースター確認
5位vs6位の下克上対決となった。
自軍は御覧の通り。
Eloy JimenezとTrevor Rogersは前週のadd枠からの前借り。
前者は野手稼働を増やすため、後者は現地火曜の先発要員。
投手陣はCorbin Burnes、Robbie Ray、Alek Manoah の3枚が先発の軸で常用。
SP,SP,RP,RP,P,Pが設定されていて、SP持ちRPのGregory Soto をSP枠にセットした5枚の救援陣でリリーフ項目の勝ちと変動項目(ERA2.50 WHIP1.0台 K/BB5点台を目標)の勝ちを狙って戦ってきた。
敵軍(軍曹軍)の特筆すべき点は2点
①Max Scherzer、Gerrit Cole、Lance Lynnの強力3本柱
②IKFの存在
まず①
レギュラーシーズンの我が軍の戦い方はCorbin Burnesと|Robbie Ray《ロビー・レイ》+Gregory Soto をSPに置いた強力リリーフ陣5枚体制でリリーフ項目と変動項目を取っていく形だった。
しかし、軍曹軍の3本柱は投手の積み上げ項目を取りつつ、変動項目も喰ってしまう可能性のあるメンバーである。
今までのやり方だと投手項目で大きくマイナスを出してしまう恐れがあり、戦略を練り直す必要があった。
(ちょうど最終週目前でGregory Soto がIL入りし、RP5枚体制が成立しなくなったのも決断の後押しをした)
続いて②
CスロットにA部門で全選手no.1の数を記録しているIKFがいる時点でこの項目で勝つのは不可。
同じエラー数なら分母の多い方が数値が高くなるので、FPCTの項目も不可。
つまり戦う前からこの2項目は絶対に勝てない項目になっていた。プレイオフで捨て項目を作るのはあまりにも危険。2つ失うのならば、2つ以上確実に取れる形を取らないと後手に回ってしまう。
上記2つを総合し、
add枠6つを日雇い先発に傾向し、GSIP
Kの3つはゼットの形にする方針を固めた。
野手に関しては、この期に及んで冷えたとしても入れ替えを要する選手たちではない。怪我が怖かったが、決勝週に怪我をする選手などしらん!そんなやつはおらん!の精神で自分の信じた選手を信じることとした。
途中経過のスクショを保存していないので非常に伝えるのが難しいが…
キーとなる野手陣は、
月 04/20 1HR .200.238.688
火 14/37 5HR .378 .415 1.279
水 12/35 3HR .343 .432 1.118
木 05/23 1HR .217 .379 .814
金 06/32 0HR .188 .316 .597
土 09/34 3HR .265 .333 .980 SLAM1
現地土曜日終了時点でAVG.276(確) OBP.350(約) OPS.910(約)とまずまずの成績。
一方で日雇い先発に傾向した投手陣は大誤算。
起用枠がSP,SP,RP,RP,P,PなのでSP枠を無駄にしない2先発×7日の14投げが理想郷で組み立てていったが…
ーMon
まずは月曜にCarlos Rodonが3回3失点とイニングを稼げず散っていくと、(怪我明けでこの先もあるしあまり長い回は期待できないとはおもっていたが、)
Robbie RayもTB相手に4.2回3失点と試合を作れずKO。うまく言葉で表現することはできないが、地区優勝を果たすTBの強さをまざまざと見せつけられる結果となった。
同じ試合に投げあったトッププロスペクトのShane Bazを起用しろと言うもう一人の僕(幻想脳)の意見もあったが、デビュー戦で長いイニングは見込みにくいという理由でスルー。五輪期間中はNA枠で記念採用していたのだったら、ここで起用するストーリー性に賭けてもよかったのではないだろうか。
Carlos RodonをDropし、Elieser HernandezをAdd。Add枠1/6。水曜日の先発要員。
ARI相手に投げるIan Andersonとの二択になったが、敵軍GMの贔屓球団であるWAS相手に投げるElieser Hernandezを選択。陰湿味噌の鑑。
ーーTue
火曜日はTrevor RogersとAlek Manoah
Trevor Rogersも、敵軍GMの贔屓球団であるWAS相手に投げる。もちろんここも考慮してAddをしてた。それも前週から。陰湿味噌の鑑。
WASのJosh Rogersとの投げ合いとなった。どちらもいち早くTORへ移籍しよう。本拠地:ロジャースセンター
5回まで2安打無失点と好投していたが、6回に突如崩れ、結果5.1回4失点(自責点1)で降板。確か最初は自責点も4だったと記憶しているが、裁定変更よりヒットがエラーに変わったようだ。
Alek Manoah は一方で3回までに5四球と大荒れの立ち上がりだったが、結果6回2失点のQSを持って帰って来てくれた。
Trevor RogersをDropしSonny GrayをAdd。Add枠2/6。木曜日の先発要員。対戦相手は敵軍GMの贔屓球団であるWAS。陰湿味噌の鑑。
月曜の野手稼働率upと火曜のvsJulio UríasとなるBrendan RogersをBNにする用の野手枠埋めとしてAddしていたEloy JimenezをDrop。
対戦相手が緩い&週間8試合だったので活躍次第では試用期間延長の運びもあったが、週末にかけて跳ねそうになかったのでDrop。
Carlos HernandezをAdd。Add枠3/6。水曜日の先発要員。
ーーーWed
水曜日はElieser HernandezとCarlos HernandezのWヘルナンデス体制…のはずがKC《ロイヤルズ》の試合がPPD。
敵軍GMの贔屓球団であるWAS相手に、単騎出陣を余儀なくされたElieser Hernandezは4回7安打4失点と墜落。
ちなみに二択で迷ったIan AndersonはARI相手に7回2安打1失点であった。使い物にならん、ARI攻撃陣。
Elieser HernandezをDropし、Aaron CivaleをAdd。Add枠4/6。木曜日の先発要員。
ーーーーThu
木曜日はSonny GrayとAaron Civale。しかし、Sonny Grayが前日のPPDにより登板日がずれていた。
ダブルヘッダー1試合目となるCWS相手に投げたAaron Civale。これが大誤算の1.2回7失点大KO!ERA37.80という天文学的数字を残し、Drop。この時点ではだれをAddするか決めていないが、とにもかくにもDrop。
プレイオフ準決勝を戦っていたひやリーグでも起用でもしていたため見事な共倒れ。Addする段階で、ダブルヘッダーの1戦目に投げるAaron Civaleか2戦目に投げるZach Pleascかの二択はあった。
ひやリーグにAaron Civaleがいるので、リスクヘッジでこちらはZach Pleascにすれば?ともう一人の僕(幻想脳)とのいがみ合いがあったが一攫千金を狙い、失敗。共倒れとなった。
ーーーーーFri
金曜日はPPD組のSonny GrayとCarlos Hernandez
まず、Aaron Civaleで空いた枠には、DTDになったDevin Williamsの代役RPとしてAroldis Chapmanをリストアップ。
正直、セットアッパーorクローザーなら誰でもよかったが、vsBOSでフル稼働しそうな彼を雑Add。Add枠5/6。
敵軍GMの贔屓球d(ry に投げたSonny Grayは4回4失点と燃えた。
Carlos Hernandezは5回2安打無失点でマウンドを降りた。まだ89球であったがマウンド降りていた。これが冒頭に書いた若手へのイニング制限であろうか。案の定6回に2番手投手が追いつかれて勝ちが消えている。おはDリーグには勝ち星の項目は無いが他のリーグで被害を受け、たまったものではない。
前回登板は4回7失点と燃えたものの、先発転向後は安定した投球を続けているCarlos Hernandezは今年のお気に入りの一人である。(だから投げ終わってもDropせずに保持)
日本名:山田太郎のような名前から最速97マイルのフォーシーム/シンカーを繰り出し、先発転向後はBB%も改善された。
なのに、奪三振率がガクンと下がりK/BBがほとんど計算できない投手になってしまった。
Carlos Hernandez Pitching Role
as Starter 58.1IP 26BB 4.01BB/9 38K 5.9K/9
as Reliever 27.1 15BB 4.94BB/9 36K 11.9K/9
ーーーーーーSat
土曜日。ここまで8GSでQS1。それも常用のAlek Manoah の1つだけなのだから日雇い先発でどれだけ外したかが伺い知れる。
そんな悪い流れを断ち切ったのがCorbin Burnes、Robbie Rayの両リーグのCY Candidateであった。
Corbin Burnesは7回1失点、伸び悩んでいたK/BBにも貢献してくれる9K/1BB。Robbie Rayだって6K/4BBだったものの6回1失点でQSを持って帰ってきてくれた。もう1試合登板あるかと思うが、ここまで188IP 244K/49BB 4.97K/BBはいったい何があった。
去年、ARIで31IP 31H 31BB だったあの姿は何だったんだ??
CY Candidateでなんとか体裁を整えたものの、予定とは少し違う形で進んでいった。
それでも、野手陣の土曜日の跳ね―ひやリーグでの優勝を絶望的にしたManny Machadoのグランドスラム―により『13-8』でリードし、最終日を迎えるだけとなった。
ーーーーーーーSun
投手項目。返されそうなのはERA。
シミュレーションすると、こちらが保存療法とれば、相手は無失点ならば最低6イニング、1失点でもすれば最低8イニングを投げないと逆転されない。
仮にこちらのリリーフ陣2人が1イニング1失点ずつの【2イニング2失点】をしたとしても、
相手は5イニングを無失点、1失点でもすれば最低7イニングを投げないと逆転にならない。3本柱は投げ終えてDropもされており、先発予定はShane Bazのみ。リリーフとの合算での想定は(天井でも)【9イニング3失点】と想定。
これならばこちらは投げないほうが得と判断し、RAPPとSV+Hは競っていたのでリリーフの4枚だけをセットし、QSは欲しいが、先発予定のAlek Manoah を下げることとした。
左:敵軍 右:自軍のシミュレーション
セットしたリリーフ4枚
Jordan RomanoTOR
Craig KimbrelCWS
Emmanuel ClaseCLE
Aroldis ChapmanNYY
野手項目。変動項目のAVGとOBPが厘の差でリードだったものの、単純にヒット数が2本差しか上回っていなかった為、野手に穴を空けて変動項目保存療法は考えられない。
問題は『誰を使うか?』で選択肢としては、
2B、3B 、SS、UTの4枠を
Ozzie Albies 2B @SD
Manny Machado3B/SS vsATL
Brendan Rodgers2B/SS vsSF
Wander Franco3B/SS @MIA
大谷翔平UT vsSEA(先発登板)
5人の中から選ぶかたち。(=1人を外すかたち)
欲しい項目はH(2本差でリード)、AVG・OBP(厘の差でリード)
まずはWander Francoをセット。ケガから復帰の前日にもヒットを打っており、ヒットを打つことに関してはルーキーながらすでに右に出る者はいないレベルにある。vsJesus Luzardoということもあり、ヒットの1本打つことは容易いだろう。
次に大谷翔平をセット。確かに、先発登板日の打撃成績は悪い。それは1年使ってきたから十分承知している。
でも、彼は今まで誰もしたことのないことをやってきた男だ。10勝を達成した日にホームランも打つ。そんな気がしないかい?
残る3枠を2人から。もう選びきれなかったので消去法で選ぶこととした。
Ozzie Albies か?
いいや、彼は1番か2番を打つ。ヒットを打つ機会が増える。
vsKevin GausmanのBrendan Rodgersか?
いいや、ここはクアーズフィールドだ。
じゃあ、Manny Machadoか??
前日の試合でSDはポストシーズン進出の可能性がなくなった。
モチベーションが低下しているかもしれないし、そもそも試合に出ないかもしれない。
よし、Manny Machadoを外そう。
そんな決断を下したころにはTBの試合は始まっており、やっぱりWander Francoは簡単に第1打席にヒットを打っていた。いや、Jesus Luzardoは簡単にヒットを打たれていたと言った方が正しいのか。
ーーーーーーーSun②
月曜(日本時間)の朝である。幻想脳にとって、最も歓喜であり、緊張であり、憂鬱であり、不安であり、絶望の瞬間である。私の経験上、一番初めに挙げた感情になるのは稀である。
今日の朝も、例外なく絶望から始まった。
8時に起き、スマホを見る。大谷の二桁勝利&二桁ホームランの歴史的瞬間に立ち会うため、5時に目覚ましをセットしていたはずだが、どうやら気付かず寝こけてたようだ。
幻想アプリよりも先にMLBアプリから試合の結果と選手の成績を見るのがルーティン。
まずは外したAlek Manoah を見るためにTORをチェック。5.2回2失点で降板する所謂ヘイト降板をキメていた。
しかし、Jordan Romanoが無失点でセーブを挙げていた。
野手に目を向けると軍曹軍のBo Bichetteが2安打していたが、こちらのTeoscar Hernandezも1本打っていたので悪くはない。
次に目に入ったのは3点差で勝ち、Liam Hendricksにセーブが付いているCWS。
開いてみると、Craig Kimbrelは登板はしているが、1イニング1失点でホールドが付いていない。スコアボードには8回表に無駄な『1』の追加点。これで4点差となりホールド圏外へなっていた。
んんん?となるとこの1点を生み出したのは軍曹軍のYoan Moncadaか??
恐る恐る野手成績を見てみると4打数2安打となっていた。
ここで心臓が締め付けられるような感覚がした。もう我慢できず、幻想アプリを開いた。
『13-8で勝っていた』『13-8で勝っていた』『13-8で勝っていた』『13-8で勝っていた』『13-8で勝っていた』『13-8で勝っていた』
ブツブツと唱えながら、眼鏡もかけず、一番上のCマークすら見えない裸眼で慌てて確認する。
そこに飛び込んできたのは『9-11』の数字。他のリーグではないかと確認したが、紛れもなくおはDリーグである。
内容を精査していく。
『13-8』からHで並ばれ『12-8』、AVGで抜かれ『11-9』、OBPも抜かれ『10-10』、ERAも抜かれていた『9-11』
他に競っているの項目としてはSV+Hがあり、5-5の同点だった。
想定していた最悪の展開。互いの残り試合を確認する。
試合途中 腹だけ江夏軍
Ozzie Albies vsSD
Aroldis Chapman vsBOS(試合前)
試合途中 軍曹軍
Matt Olson vsHOU
Ty France vsSEA
Adam Frazier vsATL
Gavin Lux vsARI
Ryne Stanek vsOAK
Blake Treinen vsARI
軍曹軍の2人のリリーバーのSV+Hも気になるが、まず望むべくは軍曹軍野手の凡退。
最初に打席に立ったのはMatt Olson vsHOU。
地区優勝・ポストシーズンを争う者同士の戦い、大谷相手に四球攻めしたよう、Matt Olsonに対しても徹底していた。
この日3つ目の四球で歩く。OBPは苦しくなるが、ヒット打たれてHとAVGとOBPの3つ連動されるよりは遥かにマシ。
次に打席に立ったのはGavin Lux vsARI。
よりによって、対戦相手が軟弱すぎる。LAD3-0とリードの8回表。無死12塁での打席。
このウラにBlake Treinenが登板してHを記録されるのも辛い。かと言って打たれるのも辛い。。。
がんじがらめ状態の中このピンチを0で切り抜けたARI投手陣。「いやいやそこは…点取られてもええやん…なのか?んあ?」と贔屓が失点を抑えたことに気が動転していると8回ウラのホールド機会にBlake Treinen、、、ではなくCorey Knebelが登板!!
「中途半端にチャンスだけ作ってBlake Treinen登板さす展開にだけはするなよ」と念じて別の試合へ。
大谷の10勝目はどうなったんだろうなどとのんきな気持ちではチェックできないSEAvsLAAの試合ではTy Franceが打席へ。
9回表1死1塁。もう血迷ってこの際送りバントでもしてくれと脳裏をよぎりながら観ていると、結果はこれまた四球。ヒットよりは随分マシ。ヒット寄りは随分マシ。よくやったエンゼルスの中継ぎ。
ここまで軍曹軍1-0、2四球。これでは多分、OBP負け、AVGも恐らくまだ向こうに分があるだろうとアプリで確認をしてみると…
我軍 58/211 AVG.275 OBP.359
敵軍 58/211 AVG.275 OBP.364
これでトータルは『9-10』でまだ負けている。OBPはもう勝てないだろう。
残る選手はこちらが
Ozzie Albies vsSD 9回表に打席あり
Aroldis ChapmanvsBOS(試合前)
むこうが
Matt Olson vsHOU 7回ウラ1死で打席(四球)
Adam FraziervsATL 8回ウラ3アウト目凡退
Gavin Lux vsARI 8回表1アウト目凡退
Ryne StanekvsOAK 8回1-1
Blake TreinenvsARI 8回3-0
投手項目で分かりやすく競っているのはSV+Hの5-5と|RW《リリーフウィン》の1-1。変動項目は計算する余裕がない。ただ、ERA,WHIP,K/BBとすべて負けていたので相手の投手が燃えてくれれば勝機はある。
Blake Treinenはそのまま登板なくLADは3-0で勝利。
どうやらCorey Knebel相手には2三振、三者凡退だったらしい。よくやったARI攻撃陣!ARIのファンでいてよかった。
Ryne Stanekは同点の8回裏から登板した。ひとまず、SVもHも付かないシチュエーションに安心。あるとすればRW。9回表にHOUが勝ち越し点を取らないことを祈るばかりである。
8回を三者凡退に抑えた後の9回表HOUの攻撃、8番から始まり、強力上位打線を巡る怖い打順。
2死1塁、Alex Bregmanの詰まった当たりがライトの前にポトリ。1走は3塁まで達する。。。。
中継への返球が緩いとみるや、一気に本塁へ!
まずいこの走者が生還してしまうと、Ryne StanekにRWが…
返球されたボールを走者へタッチし、判定は、、、アウト。3アウトチェンジ。
ふうこれで一安心。。と思いきや、ここでHOUがチャレンジを敢行。ホームベースでのコリジョンを巡ってのチャレンジだ。
これが覆ると、とてもまずいのだが、実はこの瞬間をリアルタイムでは見ていない。
私の意識はOzzie Albies の最終打席。この1点。
最後に今の状況を確認しようと改めてアプリを開くと…
!!気付かないところでAdam Frazierが凡退しており、AVGでほんの少し、リード!これで『10-10』になっていた!
残り野手はOzzie Albies vsMatt Olson。向こうには試合前のDJLeMahieuがいるがベンチになっており、もう入れ替えはできない。
ベンチで1安打3四球のManny Machadoは悲しげな表情でこちらを見ている。
レギュラーシーズンでの順位は私の方が上なので、同点でも優勝である。
つまりは、ここでOzzie Albies がヒットを打てば(59/212 .278)となり 、仮にMatt Olsonがヒットを打ったとしても(59/213 .276)で打率が上回るので『10-10』で同点、RWとSVHの絡む投手項目は一旦無視するとして)優勝である。
ーーーーーーーSun③
atbatを立ち上げて運命の瞬間を見届けるか、私には関与できないことと割り切り陰から見守るか。
わたしは後者を選ぶこととした。なぜなら、リアルタイムで保有野手が打ったシーンはほとんど観たことが無いからだ。午後出勤の日の午前中は4画面にしてatbatでMLB観戦がルーティンだった。それなのに、シーズン開始時から保有していた大谷のホームランをリアルタイムで見た記憶がない。
まだ日雇いで雇えた頃、打たれた記憶なら鮮明に残っているが。
そろそろ打席かなと対象のチームの試合にチャンネルを回すとだいたい凡退する。打つときは、別の試合を観ていて気付いたらスマホにアプリからHR通知が来ている、牛乳をコップに注いでるときにスマホが揺れる、このパターンばかりだった。
リアルタイムで打ってくれた記憶があるのはTeoscar Hernandezと Manny Machado。この2人くらいか。
ゲン担ぎには異様にこだわるタイプなので、映像は見ないこととした。気を落ち着かす、紛らわすため、とりあえずLINEを開く。『出前館』『UNIQLO』『テレビ朝日』…いつものメンツからだ。女の子からのLINEなんて来やしない。
数分経ち、そろそろOzzie Albies の結果が出ただろうか。深呼吸をし、枕の上に正座をして、震える指先がATLに触れる。。。
ヒット打てば優勝ヒット打てば優勝ヒット打てば優勝ヒット打てば優勝ヒット打てば優勝ヒット打てば優勝ヒット打てば優勝ヒット打てば優勝ヒット
大谷翔平の10勝など、この際もはやどうでもよかった。早起きは三文の得って誰の言葉だ?
打球の強さも、速さも、何も知らない。どのコースを、どんなスイングで?知らなくていい。知れるのはスイッチヒッターのOzzie Albies が右打席に立っていたという事だけ。
去年まで信じきれなくてごめん。大好きだ。
ただ一つ、右打席に専念してくれないか。もしそうしてくれるなら、来年の1位指名を約束する。
Ozzie Albies Platoon Splits
vsRP as LHB 441-103 .234.440 .734
vsLP as RHB 162-052 .321 .586 .939
※vsRP as RHB 5-2 .400 1.600 2.100
最後はAroldis Chapmanが、1イニング無失点でセーブを挙げ、『11-10』の状態からERA逆転で『12-9』SVH勝ち越しで『13-9』。
熱戦のアツさを少し冷まして、決勝戦は幕を閉じた。
おまけ いくつかのif
もしも…Aroldis Chapmanが登板していなかったら『11-10』
その上で…DJLeMahieuを起用していたら『10-11』で軍曹軍の勝ち。
他にも
もしも…CWSのPPDがなく軍曹軍のYoan MoncadaとLuis Robertにもう4打席ずつあったら
もしも…Ozzie Albies 相手に右投手が投げていたら
あったかは分からないが
もしも…あの判定がファールではなくヒットだったら
もしも…あの判定がストライクではなくボールだったら
もしも…もう10㎝左に寄りにシフトを敷いていたら
たらればは禁物だけども、こんな想像をしないではいられないのである。。
だから幻想は面白い。
途中全くうまくいかず、負けに負けを重ねて気付けば-53。
それでも、Discordでの反省会でワイワイしたり、Twitterでも盛り上がり、誰も放置せずみんな真剣に取り組むこのリーグで、何としても勝ちたかった。
複数のリーグに参加していて、このリーグを重視し他を疎かにするつもりはもちろんない。それでも、12人リーグ、思い切りのありすぎる入れ替えを頻発する参加者、レンタルトレードのスピード感、やや特殊な項目設定。勝つためにはかなり頭を使う、高度な戦略も求められる、そんなリーグで、レギュラーシーズンは5位ながら、後半怒涛の盛り返しで借金を完済し、プレイオフも走り抜けたことはとても誇りに思う。
おまけ2 トイレの壁に貼っておくべき1枚
それでは、また。