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【ARI】NHKBS-1で放送される開幕試合の先発投手はバムガーナーに決定 #ガラガラヘビの喉の奥【あり担③】

お世話になっております。あり担のあきです。

~起~

26日NPBが開幕し、MLBの開幕も4月2日(日本時間)と迫ってきています。
楽天の涌井投手が開幕戦で勝利投手となり、史上初の3球団での開幕戦勝利投手と話題になりました。


さて、ダイヤモンドバックスの開幕投手ですが……

Madison Bumgarnerに決定しました!!
対戦相手はパドレス。ダルビッシュが登板し、NHKBS-1で生中継されます。

また、開幕戦以降のローテーション投手も以下のように決定しました。
②Merrill Kelly, ③Caleb Smith, ④Taylor Widener ,⑤Luke Weaver

~承~~

それでは、各人の昨年の成績と今年のSpringTrainingをご覧ください。

①Madison Bumgarner (31)
 2020Reg 9先発 1勝4敗 防御率6.48 WHIP1.44
 2021 ST  3先発 2勝1敗 防御率6.35 WHIP0.97
②Merrill Kelly (32) 
 2020Reg 5先発 3勝2敗 防御率2.59 WHIP0.99
 2021 ST 5先発 0勝2敗 防御率5.30 WHIP1.50
③Caleb Smith (29) 
 2020Reg 3先発 0勝0敗 防御率2.45 WHIP1.00
 2021 ST 6先発 1勝3敗 防御率8.57 WHIP1.76
④Taylor Widener (26) 
 2020Reg 先発登板なし 
 2021 ST 1先発 1勝0敗 防御率3.68 WHIP1.02
⑤Luke Weaver (27)
 2020Reg 12先発 1勝9敗 防御率6.58 WHIP1.56
 2021 ST 4先発 1勝2敗 防御率8.59 WHIP1.64

目を覆いたくなるような低レベルの競争を制して開幕戦の座を射止めたのはMadison Bumgarner
 昨季平均88.6マイルどまりだった球速がこのSpringTrainingでは最速91.1マイルを記録するなど、11.1回を投げて16奪三振/3四球と内容も伴ってはいますが、一番直近の登板で5.1回6失点と炎上。 
 SF所属時の2019年から3年連続通算7度目の開幕投手になるその経験に期待するしかなさそうです。(3年連続7度目は2018年の木更津総合と同じ歴)

2番手以降のKelly, Smith, Weaverは去年からの顔ぶれ。
そして、最後の1枠、空いたローテーションのスポットは競争枠となり、Taylor Clarkeとの競争を制したのはTaylor Widenerでした。

Widenerは18年にAAで137.1回を投げ176奪三振/43四球の好成績で球団のマイナー最優秀投手に選出された今年26歳の期待株。
メジャーデビューした昨季は12試合すべてがリリーフ登板で防御率4.50といまいちでしたが、開幕ローテーション入りをきっかけに飛躍の年としたいところ。

~転~~~

さて、ここまで紹介して、何か違和感を感じている方は、鋭い。


そうです。前回ここだけ押さえておけば問題なしと紹介したZack Gallenの名前がここまでありません。

Spring Trainingにて4試合に先発し、12.2IP,4BB/11K,ERA2.13(もちろん勝ち星なしの0勝1敗)と充実の調整ぶりで
監督のTorey Lovullo(トレイ・ロブロ)も「今年の彼はズバ抜けている」と大絶賛。
(そういえば監督の名前初出しだ、名前だけでも覚えて帰ってください)

でしたが…

23日の登板を回避。右前腕の疲労骨折という診断で離脱を余儀なくされました。
肩・肘に異常はなく軽傷とは言われているものの、『あまり前例のない部分の損傷』『復帰時期は未定』『セカンドオピニオンを受けた』と不穏な文字列が並びます。。。

MLB用語集⑥
Torey Lovullo
アリゾナ・ダイヤモンドバックス第9代監督。2017年から指揮を執り、就任初年度に93勝69敗の好成績でワイルドカード進出。最優秀監督賞を受賞した。2000年にヤクルトスワローズに所属していたが、おそらく誰も知らない。

発端となったのは、3月11日にまで遡り、バッティング練習を行っていた時のこと。その後の13日、18日の2度は予定通り登板したものの、23日の登板を回避しました。昨季はナショナルリーグでもDH制が採用されましたが、今年は採用されません。
 もし、今年もDH制があったなら…バッティング練習をする必要なんてなかったのに…

MLB用語集⑦
DH制
アメリカンリーグがDH制を採用。ナショナルリーグはDH制不採用。
2020年シーズンはコロナ禍で疲労、肉体的不安、ケガリスク軽減のため両リーグで採用され、原辰徳がそれに倣った結果日本シリーズでまた惨敗した。
ちなみに過去10年間のワールドシリーズはア・リーグが4度、ナ・リーグが6度とDHなしのナ・リーグが優勢である。

~結~~~~


昨季の先発投手のチーム成績が、
・防御率:5.04 (22位)
・勝ち数:10 (27位タイ)
・負け数:25 (26位タイ)
・収支 :▲15 (28位タイ)
・WAR :1.9(このうちGallen1人で1.5) (26位タイ)

と軒並み下位に低迷し、補強もなかったチームにとってGallenの離脱はあまりにも大きな穴になります。
また、昨季の先発投手のWARはメジャー26位タイの1.9しかありませんでしたが、なんとそのうちの1.5をGallenが稼いでいました

MLB用語集⑧
WAR
Win Above Replacementの略。メジャー最低レベルの選手と比べてどれだけ多くの勝利に貢献したかを示す指標。基準値はMVP級で8.0、オールスター級で5.0、レギュラー級で2.0。マイナスを示す選手も多く存在する。
略語の読み方、私は「わー」。戦争のWarは「うぉー」


この状況、なんか既知感あるな、と思ったら
エースのCorbinが開幕前にトミージョン手術でシーズンアウトになった2014年とほぼ同じだ。。。

2013年14勝8敗3.41の好成績を残したCorbinを全休で欠いた2014年のローテ

英語吹き替え版”開幕投手には格というものがあるだろう” 
Josh Collmenter   28先発 10勝9敗 防御率3.54

2012年ハーパーと新人王争いをした男 
Wade Miley  33先発 8勝12敗 防御率4.34

球界屈指の美男美女夫婦
Chase Anderson  21先発 9勝7敗 防御率4.01

松坂を引き合いに田中将大の大型契約に苦言!
Bronson Arryo  14先発 7勝4敗 防御率 4.08

初代・Youは何しにナ西へ?
Brandon McCarthy  18先発 3勝10敗 防御率5.01

McCarthyと合わせて借金15! 
Trevor Cahill   17先発 2勝10敗 防御率6.31

勝てない布はただの布
Vidal Nuno  14先発 0勝7敗 防御率3.76

LADへ移籍後、生牡蠣にあたって試合中う○こへ 
Mike Bolsinger  9先発 1勝6敗 防御率5.47

上記以外のその他有象無象の先発投手との総計41勝69敗。
チーム成績は64勝98敗。。。
Gallenはシーズンアウトにだけはなりませんように。


では、4月2日金曜AM5:00、NHKBS-1でお会いしましょう。
NHKの偉い人が「貴重なマエケンの打席みられるツインズ戦放送した方が良かったやんけ!」とならない程度には頑張って……
それでは、おやすみなさい。


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