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【AZ】【25周年】Lourdes Gurriel Jrとの再契約に成功【あり担②⑤】#ガラガラヘビの喉の奥

Morenoが携帯電話を開いたところ、シンプルな一通のメッセージが。 「You’re not getting rid of me that easily.

FAになっていたLourdes Gurriel Jrと再契約。



Lourdes Gurriel Jr(OF)(30)


・キャリアハイ、オールスターイヤー

Gurriel jrは22年オフにVarshoとのトレードで移籍してきました。
トレード時の評価としては、正直に言ってメインパッケージMorenoのおまけ的存在の位置づけでした。

ところが5月にOPS1.130を記録するなど打撃で大きく貢献。その後は、初のオールスター選出、2度目の規定打席到達キャリアハイの24HRチーム2位タイ82RBI、初めてのワールドシリーズ進出、シーズンを通して守備力の向上 (OAA-2(22')→+1(23'), DRS+14でMLB2位)など多くの点でキャリアイヤーを過ごしました。

最終成績は .261 24HR 82RBI OPS.772。主に5番を担いポイントゲッターとなりました。

このオフはTommy PhamEvan Longria とともにFAに。Gurriel jrを含めると3人もの右打者がFAになりました。
3BにはSuarezを獲得しましたが、外野は CarrollThomasMcCarthyFletcherSmithと左打者がズラリ。右打ちの外野手の補強をし続ける必要のあったチームにとって完璧にフィットする存在でした。


・契約内容

3年4200万ドル。
現在30歳。キャリアとして最盛期を迎えるであろう3年間を共有します。
新天地選びで優先したことは、まず家族が快適に過ごせる街、組織であるかどうか。つぎに自分自身が組織とチームメイトに満足しているかどうか。以上のことを念頭に置き、どちらも満たしているこのチームに残留することとなりました。

チームに残留するというニュースが広まると多くのチームメイトがGurriel jr に連絡をしたそうです。そのような関係と絆がこのチームに復帰する事に大きな影響を与えてくれたとGurriel jrは語りました。

周りがGurriel jrに影響を及ぼしただけでなく、Gurriel jr自身も周りに好影響を波及させました。

HazenGMは呼び戻した要因として単にチームにフィットする右打ちの外野手という以上に「彼の準備と試合に勝つための強い倫理こそが大きな要因だった」と語っています。

エースのGallenは「投手の観点からみるととても過小評価されている」 「とくに守備面においては、Dave McKayコーチと二人三脚で向上させたのは素晴らしいことだった」と語っています。


・兄貴のような存在
名前は Jr だけど存在はアニキ。

このオフ、Morenoが髪を緑色に染めたとき、「‘Hey, what are you copying me?(何を真似しているんだ?)」とからかいました。


Morenoは「Hey, you’re purple, I’m green.(あなたは紫、私は緑だよ)」と返信をするやり取りがあったようです。


その後MorenoGurriel jrに倣って髪を紫色に。仲の良さが垣間見えるやりとりをみせてくれました。

この二人は22年のオフにTORから一緒ににトレードで移籍してきた間柄。

移籍初年度で23歳という年齢ながら正捕手を担い、たくさんの仕事を任されたMorenoにとって、旧知の仲だったGurriel jrの存在は大きな助けになったようです。

ポストシーズン中には、Gurriel jrを通して、父であるキューバ界のレジェンドGourriel、 兄のチャンピオンリング保持者でもあるYuli Gurrielからアドバイスをもらい、リーグ優勝を勝ち取りました。
ポストシーズン中のMoreno存在感や最も不可欠な戦力であると感じた背景にはGurriel jrの貢献がありました。
残留に関してMorenoはもちろん、同じ外野手のCarrollThomasの若い衆も自身のInstagramでリアクション。頼れる兄貴分の残留に喜びを表しました。


左:Corbin Carroll instagramより 右:Alek Thomas instagramより


今後の補強展望

1 CF Carroll  L 
2 2B Marte  S 
3 DH ________
4 1B Walker  R 
5 C Moreno  R 
6 LF Gurriel Jr  R 
7 CF Thomas  L 
8 3B Suarez  R 
9 SS Perdomo S 

SuarezGurriel jrと右打ちの打者2人を獲得。

左右のバランスを保てているため、DHスポットには必ずしも右打者にいく必要性はなく、より多くの可能性・選択肢が生まれました。
また、Gurriel jrは外野守備でもプラスを生み出せる存在であるため、DHスポットに打撃専門の選手を獲りに行く動きにシフトしつつあります。

候補に挙がっている選手たちは以下です。

Carlos Santana 1B/DH
  +リーダーシップとポストシーズン経験
  -38歳の高齢
Rhys Hoskins 1B/DH

  +キャリア通算OPS.845
  -前十字靭帯断裂の大怪我明け
Tommy Pham OF
  +クラブハウスの熱血リーダー
  -熱血過ぎるが故のトラブルもあり
Jorge Soler OF/DH
  +23年キャリアハイ36HR、四球率↑三振率↓
  -複数年契約希望
Justin Turner 1B/2B/3B/DH
  +1B,3Bのほかに2Bも守れる
  -ただし守れるとは言ってない
J.D. Martinez DH
  +17年夏にAZ移籍後62試合で29HR 65RBI OPS1.107の実績
  -高い
Joc Pederson OF/DH
  +ナ西経験豊富
  -左投手に弱い


このオフやるべき事リスト


1☑三塁手
2☑Gallen,Kellyに続くローテ3番手
3☑DH兼3番打者
(4☐ブルペンの頭数を増やす)
(5☐右打ちの外野4番手)
(6☐経験豊富な控え捕手)

Gurriel jrはDHでもないですし、明確な3番打者でもありません。
3つ目の項目をこれでクリアしたわけではないですが、この先獲得するであろう3番打者にDH専門の打撃型選手を獲りに行けるという礎を築きました
次の一手との合わせ技でやるべき事をクリアしていく算段です。


ヘッダー画像:球団公式X(旧Twitter)より

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