【AZ】【25周年】Joc Perdersonを獲得【あり担②⑥】#ガラガラヘビの喉の奥
mustになっていたto doリスト3つ目をクリア。
選ばれたのはJoc Pedersonでした。
Joc Pederson(DH/OF)(31)
・チームに不足している左打ちのパワーヒッター
このオフに入る前の段階では右打ちのパワーヒッターを欲していましたが、Suarezをトレードで獲得し、GurrielJrを残留させることに成功。
中軸を打つWalker、Morenoも右打ちという事で、右打ちの打者が多くなりました。一方で左打ちにはCarroll、Marte(両打ち)、Thomas、Predomo(両打ち)とコンタクト型の打者が多く、パワー不足に陥りました。
JDMartinesやJustin Turner、Jorge Solerもオフの入った当初からの候補と見られていましたが、最終的には左打ちのPedersonと契約する運びとなりました。
・選球眼、ポストシーズン経験
2023年はHard-Hit率で52.2%を記録。MLBで12番目の好成績。
平均打球速度は92.1マイルを記録。これはMLBで21番目。
この2項目は2022年から高い水準で横ばいとなった一方で、2023年の三振率と四球率は大きく改善。
三振率は23.1%(’22)から20.9%('23)に、四球率は9.7%('22)から13.4%('23)としています。
また、2017、18、20年にはLADで、2021年にはATLでワールドシリーズを経験。2つのリングを20年と21年に手にしています。
ポストシーズン通算では79試合に出場、218打席に立ち、12HR .256 OPS.814を記録しています。とくにワールドシリーズでは17年にOPS1.344、20年にOPS1.200とモンスター級の成績を収めています。
目標をポストシーズン進出からワールドシリーズ制覇に上方修正したチームにとっては貴重な経験となるでしょう。
・左投手に極端に弱い
彼といえばこれ。
2023年は(も)左投手相手に起用されることが少なかったですが、キャリアを通して左投手は極端に苦手。
これだけはっきりした弱点がありながらも獲得に乗り出したのには、明確な根拠があります。
それは同地区に左の先発投手が少ないこと。
LADはこのオフに山本由伸とGlasnowを獲得、Buehlerがトミージョン手術から復帰しますが、全員右投げ。
SDの2枚看板ダルビッシュとMusgroveも右投げ、Sotoのトレードで獲得したKingも右。サイヤング賞2位になったSFのWebbも右投げ。
この表に載ってない投手を見ても、LAD:Sheehan、SD:Thorpe、Avila、SF:Stripling…と右投手ばかり。
2014年にデビューして以来、2021年のCHC→ATLを除きナ・リーグ西地区に所属。通算1140試合のうち1003試合をナ・リーグ西地区でプレー。対戦経験の多い相手、球場がほとんどで苦手の左投手も少ない。
活躍しやすい環境にあるといえるでしょう。
・このチームを選んだ理由
相互オプション付きの1年950万ドル。ほかのチームからもオファーはあったようですが、長期的なものであったようで契約したくなかったようです。
長期契約を結んで自分の望んでいない環境に変わってしまった場合に不満を感じてしまうので、都度都度、身体的・精神的・家族などすべてにフィットする環境を選べる方が好ましいと考え、単年契約を希望していました。
2023年は外野手で37試合、DHとして79試合出場。
HazenGMはPerdersonを指名打者のみで起用するとは決定していません。
本人も守りに就くことに意欲を見せており、とくに、外野コーチのDave McKayのもとでプレーできることはこのチームを選んだ理由の一つとも語りました。
昨季Gurriel Jrの守備力が向上したこと、Carroll、Thomasらハングリーな若い外野手たちが大きな進歩を遂げたことにはDave McKayコーチの貢献がありました。その躍進の手助けをしていたDave McKayコーチのもとで自分自身も成長をしたいと前向きな姿勢を見せました。
Perdersonがたまにでもいいので守備に就くことになれば、指名打者のスポットを内野手の休養用に充てられます。起用法に柔軟性を持たせることもできますし、トッププロスペクトのLawlarの出場機会も確保できます。
・ファンタジーベースボールのILの取り扱いをめぐってPhamからビンタされる
現在の予測スタメン
1 CF Carroll (24) L .285 25HR OPS.868 54SB
2 2B Marte (30) S .276 25HR OPS.843
3 DH Perderson (31) L .235 15HR OPS.764
4 1B Walker (32) R .258 33HR OPS.830
5 C Moreno (24) R .284 7HR OPS.747
6 LF Gurriel Jr (30) R .261 24HR OPS.772
7 CF Thomas (24) L .230 9HR OPS.647
8 3B Suarez (32) R .232 22HR OPS.714
9 SS Perdomo (25) S .246 6HR OPS.712
右打ちと左打ちが、若手と中堅が、バランス良く配置され、ポストシーズンで話題になった機動力と長所の守備力は高いレベルでそのまま保ちつつ、それでいて長打力は格段にアップ。
さらにはCarroll、Marteとはリーズナブルな価格で長期契約を結んでおり、今回獲得したPerdersonも単年契約ということで将来の足枷にもならず、長期的な展望もとても健全なまま、今年一年、一度勝負できる状況にあります。
このオフやるべき事リスト
1☑三塁手
2☑Gallen,Kellyに続くローテ3番手
3☑DH兼3番打者
(4☐ブルペンの頭数を増やす)
(5☐右打ちの外野4番手)
(6☐経験豊富な控え捕手)
三塁手Eugenio Suarezの補強し、Eduardo Rodriguezで先発3番手の獲得にも成功し、DH兼3番打者を獲得できました。
ペイロールは1億3450万ドルになり、すでに球団史上最高額。
それでもHazenGMは「まだオフシーズンは終わっていない」と語り、ロースターの改善し続けるため引き続き取り組んでいくとしました。
具体的には右利きの選手のオプションを検討すること(なんとその候補にPhamも入っているとかいないだとか…)、ブルペンに厚みを持たせることになるでしょう。
ヘッダー画像:球団公式X(旧Twitter)より