孤狼の血2を観た

今日、アマプラで孤狼の血2を観た。もちろんその前に1も観ている。
感想としてはすごく良い。1より良い。もちろんそれは1あってこそだ。

1は主人公は大上で、2は日岡なのだが、狼で例えるなら大上は立派な狼なのだが、日岡は最初はまだ完全には狼に成りきれていなかった。

ただ、彼は結論から言うと、無事狼に成った。
それは、狼に育てられたからだろうか、それはわからない。

上林という敵キャラもすごく良い。さすが鈴木亮平。目力も強い。


さて、クライマックスに上林と日岡の死闘があるのだが、お互い結局流れる血は武闘派で、いくらでももっと優位に立ち回れる選択肢や駒はあったろうに、結局それらを使わずあえて捨て、まるでお互い待っていたかのように惹かれ合い、そして戦いを楽しんでいる。
龍が如く(2とか)の、桐生一馬と関西の龍との激突みたいな、究極の男の形の友情すら彷彿とさせる。世界が二人だけになり、他のすべてがぼやけて見える。
2の日岡は龍が如くで例えると龍が如く0の桐生一馬か。
龍と龍の激突ならぬ狼と狼の激突である。
狼と言えば大上だが、彼はもう退場している。







そして本当に最後、山で狼を探している場面、日岡は狼の幻影を見る。
そこであえて皆に報せることはせず、独り追い求めるように斜面を登っていく。

その狼は、日岡からしたら今は亡き大上でもあり、まだ見ぬ狼でもあるわけだ。
彼は飢えている、血を。

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