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SlimeVR-Serverのリリース前の機能を試したい

リリース版と違ってソースしか公開されてないのでビルドする必要があるけど大体のことはCONTRIBUTING.mdに書いてる。おおざっぱに3つ分ける

1.必要なものを揃える
2.コードのクローン
3.ビルド

1.必要なものを揃える

git java node webview2 rust が必要でコマンドプロンプトで作業してもいいけどvscodeとか使うほうがやりやすいかも。それぞれ、ダウンロードして実行すればインストールできるので簡単。
※javaはJava(server)のビルドのところに書いてるようにするならまだインストールしなくてもいい。

c: に作ったtmpフォルダで作業してます。

2.コードのクローン

コマンドプロンプトかターミナルでgitつかいます。

git clone --recursive https://github.com/SlimeVR/SlimeVR-Server.git

クローン先を変えたいときは一番最後の引数を追加すればいい

git clone --recursive https://github.com/SlimeVR/SlimeVR-Server.git SlimeVR-Server-8238f56

clone後は作成されたディレクトリ(SlimeVR-Server)のなかで行います。

3.ビルド

javaの部分とTauriの部分があるのでそれぞれビルドする必要がありますが試すだけならターミナルを2つ開いてそれぞれにコマンドを入れると事足りるかも。

Java(server)のビルド

./gradlew.bat run

ビルドがうまくいかないときはインストールしたjava以外のjavaを参照してるかもしれないのでめんどくさいけれど 17.0.13+11 のJDKの.zipを再度ダウンロードしてきてc:\tmpの展開して

JDK-191MBのzipのところをクリック

今どきのナウでヤングならPowerShellを使ってると思うので

$Env:JAVA_HOME = "..\jdk-17.0.13+11"
./gradlew.bat run

うまく動いてるなら下のような表示で止まります。

<============-> 94% EXECUTING [1m 49s]
> :server:desktop:run

このターミナルもしくPowerShellはこのままにして別のターミナルからGUIのビルドをすすめます

Tauri(gui)のビルド

Java(server)と同じフォルダで作業します。

依存関係を解決してくれるので(ライブラリのダウンロードなど)1回目は絶対にこのコマンドを忘れないように。

pnpm i

開発モードでビルドがうまくいくかためします。

pnpm gui

ビルドとかコンパイルが実行されるので待ちます。

数分で見慣れた画面が出てきますが左上のバージョン表記の部分がいつもと違うはずです。あと今回使ってみたかった指関係の追加機能で右下のSkeletonに指が生えてます。

これが最新版です(ビルド当時)


とりあいず動かすのならばここまでで動作確認はできます。
実行ファイルを作りたい場合はContributingに書いてるように

./gradlew shadowJar
./pnpm run tauri build

としてやれば<server/build/libs/slimevr.jar> と <target/release/slimevr.exe>がビルドされます✌

おまけ

指トラッカーが認識されるとこんな感じだよ。実験的に右手だけ作ってみたの。

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