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桃子と向き合うこと、それは自分と向き合うこと

はじめまして。だむすと申します。
11月06日は私の担当、周防桃子の誕生日です。この機会にクソデカ感情を言語化したいと思い記事を書きました。
自分語りの多い記事になりますが、どうか最後までご覧いただけると幸いです。


この記事はミリシタメインコミュ82話のネタバレを含みます。
人によってはネガティブに感じる内容があるかもしれません。


なぜ、桃子Pになったのか

出会い

私がなぜ桃子Pとなったのか、そこには深い理由があります。
ミリシタを始めて数ヶ月経った頃、なんとなくメインコミュを読み進めていたときでした。
メインコミュ82話「おとぎばなしが叶うまで」では、桃子の家庭環境とそれにまつわる悩みが描かれます。おばあさんと二人暮らしをしている桃子のもとに両親から「どちらかと一緒に暮らさないか」という連絡が入りますが、桃子はこう言うのです。

でもね。でも……桃子は、どっちかじゃやなの。
お父さんとお母さんと、3人でいっしょがいい.…..。

ミリシタメインコミュ82話「おとぎばなしが叶うまで」より

この台詞が私の心に突き刺さりました。
衝撃でした。
涙が出ました。

なぜなら、私には桃子の気持ちがよく分かるからです。

デコレーション・ドリ~ミンッ♪ 周防 桃子


共通点

ここからは自分語りになります。
結論から申し上げますと、私は桃子とほぼ同じ境遇にいます。つまり、両親が別居状態ということです。

私が一人暮らしを始めて半年頃のことです。突然、母から「別居することになった」と伝えられました。特に仲が悪いようにも見えなかったので驚きましたが、その時は私も一人暮らしに慣れており、両親の生活について口出しする理由もないと思ったので詳しくは訊きませんでした。

しかし、諸事情で1ヶ月ほど実家に帰省した際に現実を思い知らされます。母はそこにおらず、実家に残された父も仕事で忙しく帰宅が遅いため、帰省中でありながら一人暮らし同然の生活を余儀なくされたのです。
両親共働き家庭ならこのような状況も有り得なくはないのかも知れません。しかし私にとっては、家族3人で同じ空間を共有することはないという事実が辛いものとなりました。それまで憩いの場であった実家が、冷え切った抜け殻のように感じました。
その後も毎年お盆と年末年始には帰省していますが、家族3人が揃ったことは一度もありません。

一方で、私と両親の関係は良好だと思っています。父も母もそう遠くない場所に住んでいるので、それなりの頻度でどちらかと一緒に出かけています。両親が私を第一に考えてくれていることも十分に理解しています。

だからこそ、家族が揃わないことが悲しいのです。
どちらかとでは駄目なんです。
いつか、再び3人いっしょに食卓を囲みたい。

それが私の願いです。

かなり長くなってしまいましたが、このような背景があるので桃子の気持ちが痛いほど分かります。私にとって桃子は、同じ志をもつ仲間でもあるのです。


桃子への思い

改めて、メインコミュを読んで感じたことを書き連ねていきます。

子役として活躍していた桃子は、家族3人で暮らしたいという願いを叶えようとして、大切なものを失ってしまいます。

それは……ワガママを言ってみんなを困らせたら、
ふたりが迎えに来てくれるんじゃないかって……。

ミリシタメインコミュ82話「おとぎばなしが叶うまで」より

我儘な子を演じるという手段をもってしても結局望みは叶わず、桃子は芸能界を干されてしまったのです。しかし、桃子が子どもながらに努力したことは事実。本当によく頑張ったと褒めてあげたいです。私は何もできませんでしたから…。

おばあさんと二人暮らしであるとはいえ、まだ11歳の桃子にとって両親がそばにいないという現実はあまりにも辛いはずです。
桃子には「子ども」でいられる場所が必要なのではないでしょうか。(本人からは「子ども扱いしないで!」なんて言われそうですが)
褒めてくれる人、叱ってくれる人がいて、悩みを打ち明けられる人がいて、ありのままの自分でいられる場所が。

そんな場所こそが、今の765プロです。
メインコミュでも描かれていますが、桃子の周りには変化を感じ取り心配
してくれる仲間がいます。悩みを聞き共に考えてくれる心優しい存在がいま
す。なんて素晴らしい環境でしょうか。

765プロというもうひとつの家族と出会ってから、桃子は自分を演じることなく、本心から楽しいと思えるようになりました。
この場所を守っていくこともプロデューサーに与えられた使命のひとつだと、私は思っています。

桃子、誕生日おめでとう。
「おとぎばなし」一緒に叶えような。

デコレーション・ドリ~ミンッ♪ 周防 桃子

あとがき

ここまでご覧いただきありがとうございました。
いかがだったでしょうか。
正直、ここに公開するべき話題なのか迷いましたし、担当にこんな感情を向けてて良いのだろうかと思ったこともあります。
しかし、このコンテンツと向き合うために考えを言語化して整理したかったことと、桃子と似た境遇のPがいることを知ってほしいという思いから、今回初めてnoteを書かせていただきました。
読んでくださった誰かが、周防桃子というアイドルについて、そして家族や仲間について、考えるきっかけとなれば嬉しいです。




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