大惨事成長期はなぜ先週のnoteを更新しなかったのか
ダイエットをしよう、そう考えたのは先月のことだった。
30歳を超えてから身体が初めての「老い」を迎えている。
20代前半の頃はどれだけ食べても太らず、特に食事に気を使っていなくても運動をしなくても精々年間2kgくらいしか増えなかった。
この食事には二郎系ラーメンも含まれる。
変化が訪れたのは26歳の頃だった。
体重の増え方が段々とエスカレートしてきた。
100kgを超えた辺りから身体は重く、ちょっとした階段を登るだけで息が切れるようになった。
ついには椎間板ヘルニアを発症し、医者から「太り過ぎだから痩せたほうが良い」とも言われてしまった。
もうあの地獄の痛みは味わいたくない。
しかし運動はしたくない。
体重が一定以上になると身体を動かすだけで膝や腰に負担がかかるのだ。
毎日ランニングできる奴とかマジ尊敬する。
そこで私は食事制限を課すことに決めた。
毎食の摂取カロリーは500kcalを目標にし、1日1500kcalに抑える努力をしていた。
当然油ものや炭水化物は避けるようにしている。
しかしそこはデブ、時々アホほど油を欲することがある。
その対策として大袋のポテトチップスを常備し、どうしても食べたくなった時は30gを計量して食べるようにした。
NTRモノの同人誌で女が「せめてコレをつけてください…」と言って買ってきたコンドームを手渡すのと同じ理屈と考えていただければよい。
そんなこんなで一ヶ月で5kgの体重減に成功した。
元がデブなので落ちるスピードもそこそこに早いのだ。
努力が数字に出ると嬉しいもので、食事制限は順調に続いていた。
そんな状態で先週の金曜日もまたシコシコ食事制限に勤しんでいた。
「よーしパパ今日は1200kcalまで挑戦しちゃうぞー」といつもより摂取カロリーを減らして更にダイエットのスピードアップを図ったのだ。
異変が起きたのは17時頃であった。
突然身体に寒気と震えが襲い、脳がまともに働かない。
そう、これは低血糖の症状である。
低血糖とは血糖値が一定以下になると発症する症状であり、およそ70mg/dL以下になると身体の震えや脈拍の速度が上がるなどの「交感神経症状」が見られるようになる。
その状態になるととにかくまともな思考ができない。
「今は低血糖状態だから何か食べないといけない」という当然の思考すらできないのだ。
そんな状態で私が取った選択は「とにかく横になって何もしない」という行動であった。
もちろんそんなことをしても血糖値は上がらない。
ますます下がる一方である。
そのうちに私の意識は無くなり、気付いたときには朝を迎えていた。
その後は常備していた大袋ポテチを2袋平らげ事なきを得た。
そんなわけで先週はnoteに記事を投稿できなかった。
今回のことから「調子に乗ってやり過ぎるとろくなことにならない」という教訓を得ることができた。
あと2kgの体重も得た。
ダイエットが台無しである。
明日からは「豪邸にトイレットペーパーを投げ込んでグチャグチャにするダイエット」いわゆるT・Pダイエットに勤しむことにする。
40kg減するまで頑張るぞ。
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