見出し画像

Dynamics 365 Business Centralの環境管理

Dynamics 365 Business Centralを契約すると、Business Centralを利用できる環境には2種類あります。1つはProduction環境、もう1つがSandbox環境です。

Production環境
・高可用性: ビジネス運用に必要な高い可用性が保証されています。
・パフォーマンス: 最適化されたパフォーマンスが提供され、ビジネスの連続性を確保します。
・バックアップ: 自動的かつ頻繁にバックアップが行われ、データの保護が強化されています。
Sandbox環境
・柔軟性: テストや開発に適した柔軟な環境が提供されます。
・パフォーマンス: Production環境ほどの最適化はされていませんが、テストや開発には十分な性能です。
・バックアップ: バックアップは手動で行う必要がある場合があります。

Dynamics 365 Business Central admin center
Dynamics 365 Business Central admin center

Production環境は実運用を目的とした環境で、可用性とパフォーマンスがSandbox環境よりも優れています。Sandbox環境の目的は、動作確認や開発、新しいユーザー向けのトレーニング、またバージョンアップ時の機能の確認等です。年2回(4月と10月)のメジャーアップデートとほぼ毎月のマイナーアップデート(不具合修正やRelease Wave途中での機能追加)時の動作確認に利用します。

Sandbox環境は言ってしまえば自分の家にある砂場です。砂場で子どもが山を作ったり、トンネルを掘ったり、ダムを造って水を流して・・・と同じようにBusiness Centralを試してみることができる環境です。実運用している環境で試せない、初めて使う機能や開発して追加した機能を、Sandboxで試して確認してから実運用環境のProductionで使うことができます。

Dynamics 365 Business Centralを試してみるにはマイクロソフトのパートナーに連絡が必要です。

いいなと思ったら応援しよう!