フィラメント溶接器は買って大丈夫です
フィラメント溶接を買ってみた
3Dプリンターを使い始めた当初から、フィラメントの接合ができないものかと思っていました。ライフハック的にいくつかの方法はネットにアップされていますが、どうにもやりにくい。問題点としては…
ライターを使うと温度が高すぎて溶けたり燃えたりしてしまう。
接合部分が膨らんでしまうので、削らないといけない。
堅いので削るのがめんどう。接合が弱いと削る過程で切れてしまう。
同じ太さで強度を保ったまま、きちんと接合されていないと、エクストルーダーを通るとき、詰まったり切れたりして、造形は失敗するし、フィラメントの後始末も面倒なので、半ば、接合はあきらめていました。
たぶん「こういうものを作ったら、たぶんできるよね」的なものは誰しも思い浮かぶけど、この手の加熱するものをDIYするのは結構面倒なので、先延ばしにしていました。今回、たまたま検索で引っかかってきたものが、頭の中のイメージと同じだったので買ってみました。
タイマー機能はないけれど…
使い方は簡単です。コツは太字の部分です。タイマー機能はありませんので、スマホのタイマーアプリ等を利用します。
ニッパでフィラメントの接合面を直角にカットする
斜めにカットしたりしない。クリップを開く
フィラメントの端を中央部に合わせて、クリップを閉じる
反対側からフィラメントを挿入する
ここで強くフィラメントを押して、ぴったり密着させる。挿入はできるけどフィラメントの回転はできない。スイッチをONにして、2分半ほど加熱する
スイッチをOFFにして、6分以上冷却してクリップを開く
しっかり冷却しないと、接合部分が曲がって弱くなる
仕上がり
ヤスリがけ等は不要で、ほぼ同じ太さのまま接合できます。ほぼ期待したとおりの仕上がりでした。このフィラメント溶接器は買って大丈夫です。