掲示物 by M5Paper
私はM5Paperを”番組視聴リスト”で使用しています。M5Paperは手に入れたけど、結局、使っていないという方の参考になれば幸いです。
M5Paperの使い道
発売時は、ちょっとしたお祭り騒ぎでしたが、その後、パタッと話題にならなくなりました。その理由は、「電源を切っても表示が消えないので、バッテリー駆動で、なにか面白そうなことができると思ったけど、結局、使い道が思いつかなかった」ということではないかと思います。
私はM5Paperの発表があった時点で、すでに購入を決めていました。それは、以前からやりたいと思っていた”掲示物の電子ペーパー化”(以下、”電子掲示”と称します)を実現できる端末だったからです。
番組視聴リストとは
テレビやネット配信では、毎季、新番組が始まります。私の場合、視聴番組を曜日ごとにリストにしています。だた途中で視聴をやめたり、追加したりするので、何度も作り直さなければなりません。これを「電子掲示にできないか?」と思っていたわけです。
更新の流れ
1)視聴リストをエクセルで作成し、pdfファイルに書き出し
用紙いっぱいになるように、印刷拡大率を調整
2)Pythonで画像ファイルに変換し、FTPでWebサイト※に送信するまでを行う。※自宅NASのWebサーバー
3)M5Paperを起動し、Webサイトから画像ファイルをダウンロードして表示し、すぐに電源OFF
リストを画像ファイルで表示しているのは、罫線と1画面に収まるようにしたかったからです(漢字フォントも使わなくてすむ)。
この仕様だと、M5Paperは、起動して更新し、すぐにシャットダウンするので、ほとんどバッテリーを使いません。更新操作も、結局、起動ボタン長押しだけなので簡単です(タッチパネルも出番なし)。
pythonとスケッチのソースコードが欲しい方は、リクエストください。追加掲載したいと思います。
あとがき
M5Paperは画面も大きいしタッチパネルも使えるので、多くの方が、これらをよく活用(=頻繁に使用)しようとして、迷宮に入り込んでいるように思います。
電子ブックにE-inkが使われているのは、"見やすさ"と"省電力"です。M5Paperは、ほぼ"表示時の省電力"しか適性がないので、駆動時間が極めて短い(ほとんど使わない)アプリにしかメリットがないように思います。
さて、そもそも、ほとんど使わない(=操作しない)アプリって作る意味があるでしょうか?。おっと、私も、また迷宮に入りかけてしまいました...。