Adventurer3 ビルドシートの張り替え方
先日、3回目のビルドシートを交換を行いました。そろそろ、ビルドシートを交換が必要かと思っている方は参考にしてみてください。
ビルドシートの交換時期
下記のいずれかの状態になったときはビルドシートの交換をしたほうが良いと思います。
・ラフトや造形物の定着が悪くなった(造形中に剥がれやすくなった)場合
・ビルドシートが凸凹してきた場合(写真の丸部分が凸になっています)
ビルドシートの種類
基本はFlashforgeのビルドシートを使うことです。それとは別に、サードパーティーのビルドシートを使う選択肢もあります。今回は3M 3Dプリンタープラットフォームシートに張り替えてみました。どちらがお薦めかは、別な記事にしたいと思います。
張り替え準備
まずはネジ留めされている、固定具をはずします。これだけでずいぶん作業がしやすくなります。防汚用に新聞紙を敷きます(これをやっとかないと、後から、接着材が机にこびりついて、それの除去にまた時間がとられます)。エタノール・スプレー(100均などのスプレー容器に、ドラッグストアーで売っている無水エタノールを入れたもの)を準備します。
ビルドシートの剥がし方
どのビルドシートを使うにしても、1回はビルドシートを剥がす必要があります。ビルドシートは、プラットフォームに両面テープで接着されています。
ビルドシートはガッチリくっついているように見えますが剥がすのは意外と簡単です。角から剥がして、シートを引っ張れば剥がれます。ビルドシートは強度があるので破れることはありません。
両面テープ基材の剥がし方
たいていの場合、基材はプラットフォーム側にくっついてしまっているので、これも剥がす必要があります。この基材は薄いので強く引っ張ると破れてしまい、さらに剥がすのが大変になります。
このため四隅から徐々に剥がします。剥がすときに、基材とプラットフォームの境に、エタノールをスプレーをしながら、スクレーバーを差し込むように剥がしていくと破れにくいです。
残った接着剤の除去がやっかい
この接着剤に、エタノールをスプレーしてラップをかぶせて20分くらい放置しておくと、ドロドロに溶けるので、簡単に除去でき...あれ?。いや、できたはず!。オイ、できないじゃん!!。
すみません、前回はうまくいったのですが、今回はどういうわけか接着材が溶けてくれませんでした。たまたまシール剥がしスプレーがあったので、これとエタノールを併用し、キムワイプで擦りながら、なんとか除去に成功しました。
ビルドシートの貼り付け
3M 3Dプリンタープラットフォームシートは、少し大きいのでビルドシートサイズに合わせてカットします。シートの説明書にもありますが、スクレーバーで空気を抜きながら、端から貼り付けていきます。
下記の写真でも、右下に気泡が残ってしまっています。極端に大きくなければ造形に影響はありません。
以上で張り替えは終了です。あとは、校正をやり直せば、作業は完了です。