音で、生活者は動く。-その6つの理由-
皆さんこんにちは!デジタル系広告代理店D2C Rで音マーケティングを担当しています郡(こおり)です。さて、皆さんは普段の生活の中で”音”に注目したことはありますか?この”音”が、今、最新のマーケティング手法として注目されています!今回は知らなかった音の力についていろんな角度でお話していきます♪
理由1:メロディは記憶を促進するから。
まず最初に音の中でも音楽(メロディ)のチカラについて。日本の音楽研究の権威・岩宮教授の著書ではメロディは記憶を促進するとのことです。
メロディと歌詞が一体になる方が、記憶を定着するということですね。メロディの身近な例としてコマーシャルソングを見てみましょう。
理由2:音は好感を持たれやすいから。
こちらは昨年9月のテレビCMの好感度ランキングです。実はこの中の赤枠で囲ったCMが、音楽や音が主役になっている(または企画とおなじぐらい音楽が重要な)作品でした。
TOP30の中で音楽や音が主役なCMがたくさん!記憶に残っていなければ好感も持たれません。音の記憶と好感は生活者を動かすパワーかもしれません。
<音楽(サウンド)は好感を持つ要素!?>
以下のグラフはCM総研が発表したCM好感度要因グラフです。つまり視聴者がTVCM要素のどんなところに好感を抱くか?を示したものです。
上位3つはいわゆる企画構成要素の部分です。それに次いで音・音楽がランクイン!つまり、企画の次に音楽が好感を持たれているということです。
そして、、、音の力はCM以外でも発揮さているようです・・・
理由3:音は購買へ繋げる力もあるから。
音の力はこんなところにも…!アメリカの調査ではBGMを変えただけで店舗の売り上げが34%もUPした結果が発表されています。
音の力=購買へ促すことができるということかもしれませんね。
理由4:音は届ける力があるから。
続いて4つ目の理由は、音の影響力について。ここで音が主役になっている施策を2つご紹介します。
<音でSNSが盛り上がる!?> こちらはスーパーカーでお馴染みのランボルギーニの施策。ランボルギーニのすべての車種のエンジン音を録音して専用サイトにUPしたところ、SNSでシェアされて話題に。
この施策は広告配信なしでインプレッションが760万に達したほど!まさに音で人が動いた事例でした。
<音でイベントが盛り上がる!?> イベントの音というとライブを想定される方も多いと思いますが…少し趣向が違ったものをご紹介。アルファロメオがF1参戦中のレーサーとリアルタイムで会話ができる施策を実施しました。会話という音をフックにしています。
リアルイベントの臨場感×F1レースの緊迫感をユニークに伝えています。会話→声も音のひとつ!こんなやり方も音施策だったりします。
理由5:”耳”は目より優位なところがあるから。
こちらは『サウンドパワー』という書籍から抜粋させていただきました。視覚にくらべて聴覚が優位な点をまとめました。
わかりやすく言うと・・・耳は、目に比べて生活者に<①早く伝わる><②早くリアクションがある><③正しく伝わる>ということです。このように耳の優位点を上手く活用すると、生活者を動かす大きな原動力になりそうですね。
理由6:音は映像の印象も変える力があるから。
実は映像にとっても音は重要な要素となっているのです。ここで2つの動画をお流しします。同じ映像のAとBにBGMだけを変えました。ぜひ聞き比べてください。
皆さんはどう印象を持たれましたか?男性の表情やシチュエーションすら変わって見えたかもしれません。これがまさに音の力です。動画のストーリーさえも変わって見えてしまう…視聴者を映像に引き込む世界観構築力が音にはあるのです。
以上、音で生活者が動く理由をお届けしましたが、いかがだったでしょう?
今回は音や耳の仕組みや科学的な点にフォーカスしてお話しました。ただ、最近、音が注目されるようになったのは、それだけではありません。生活者の態度や環境が変わり、「視聴」から「聴取」にシフトしていったことが大きいかもしれません。そのお話は<市場編>としておまとめしています↓↓↓
今、注目の音を取り入れた最新マーケティング手法を、ぜひ人を動かす手法のひとつとしてご検討してみては?D2C Rでは音マーケティング情報を今後も発信していきますのでお楽しみに!
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【音ウェビナーレポート】 過去2回弊社で実施した”音ウェビナー”の様子をご覧いただけます↓↓↓
投稿者:株式会社D2C R 音マーケティング 郡 茜