デザインを作り始める前に!やると良いことをご紹介
こんにちは!
D2C dot 沖縄オフィスでアートディレクターをしている三浦です。
みなさんは、デザインを作る時に何からスタートしますか?
構成の整理?
手書きラフ?
PCで手を動かして作りながら考える?
今回は実際にデザインを作り始める前に、やっておくといいことをご紹介!
案件には目的がある
バナー制作でもLP制作でも、全ての案件には目的があります。
商品を買ってほしい
サービス・ブランドを知ってほしい
フォロワーを獲得したい
など…
その目的を達成したくて、制作依頼が来ています。それを忘れないようにしましょう。
では、実際アサインされたらどうするか。
デザイン依頼の前に
聞ける情報は全て聞きましょう。
概要
案件メンバー
予算
競合
スケジュール
提案資料など
この時点で気になることがあったら遠慮せずに確認。
※状況によっては、あまり聞けないこともあります。
聞けることが聞けたら、情報収集!
クライアントのこと、案件に関わること、参考ページ、イメージなどをあらかじめ調べておくと、デザイン依頼の時に話がスムーズになり、自分の理解度も上がります。
デザイン依頼する人からも「この人、わかってる!」って信頼が上がるかも(笑)
アサインされたものの情報があまりない場合でも、クライアント名や何をするのか(バナー制作なのか、キャンペーンなのかなど)はわかるはず。
できる範囲で情報収集しましょう。
集めた情報はmiroなどで共有、見える状態にしておくと案件メンバーとの擦り合わせに便利です。
デザイン依頼時
事前に確認したことと被る部分もあるかもしれませんが、改めて
案件メンバー
関係者のパワーバランスやキーマン
案件概要
競合
ベンチマーク
競合他社と差別化できること、強み
現状の課題
目的、達成したいこと(複数ある場合その順位)
QCD
ターゲット
SP/PC、どちらで見るユーザーが多いのか
上記を確認できると、方向が見えてきます。
全て聞けない場合ももちろんありますが、依頼する人が説明してくれるのを待つのではなく、自分からも確認していきましょう。
デザイン依頼の前に、「●●が聞きたいです」と投げておくのもいいと思います。
上記にプラスして、
他のページと合わせる部分があるか(コンテンツエリア、サイズなど)
レギュレーションなどがあるか
も、確認できるといいですね。
そのあと、構成を見ながら、
「今回、具体的に入れたい情報として…」
という流れになると思います。
構成の説明を聞いたら、気になること、不明点をその場で潰していきましょう。
この時点でデザイナーから提案できることは、見せ方、演出、方向性など何でも提案しちゃいましょう!
デザイン制作開始…その前に
事前の情報収集もしたし、説明も聞いたし、構成や資料など、もらえるものはもらった。ディレクターとも擦り合わせもした。
よし、どう作ろうか?デザインソフトを立ち上げ…
ちょーっとまった!
今、自分が持っている情報を整理しましょう!
理解している、整理できているようで、意外とできていないというのはよくあります。
トンマナに目がいってしまって、目的が頭から抜けちゃったり…
持っている情報と作るものを紐付け(理由付け)して、言語化をしましょう。
ここで整理がきちんとできていると、作ったものに説得力が生まれ、ディレクター・プロデューサー・クライアントに説明しやすいです。
↓例
整理ができたら、手書きラフでイメージを固めていきましょう!
イメージ・レイアウトを固めたら、ここでやっと実際にPCでのデザイン作業に入ります。
まとめ
書いてみたら、案の定デザイン着手までが長かった(笑)
私は情報収集と整理が苦手で、「こういう方がいいと思う」という感覚で作っている期間が長かったです(恥)
ですが、情報取集と整理を意識してやるようになってからは、メンバーとのコミュニケーションの質が上がったし、主体的に取り組めるし、デザインの説明もしやすくなったと思います。
デザイナーとして感覚や主観は大事ですが、案件はチームでやるのでそれだけじゃダメなんですよね。
まずは情報収集と整理を意識するところから始めてみてください。
デザイン制作が少しでもスムーズになりますように!