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D1のこと 食の正解探しと行き着いた先
自己紹介を兼ねて、私たちのストーリーを書いています。
よかったら、前の記事もご覧ください。
フォロドレッシングを真似るべく、夫が試行錯誤をはじめ
(ここは、記憶があまりなくて、私が書けることがないので・・・)
あっという間に、美味しいドレッシングが出来上がりました。
でも、その頃我が家が使っていたのは、
油は、スーパーで一番安かったサラダ油だったし、
お酢も、一番安い穀物酢、
お醤油も、脱脂加工大豆を使って数ヶ月だけで醸造されたペットボトルに入った醤油でした。
お野菜も、とにかく値段でしか選んでいませんでした。
それでも、友人のホームパーティー(といっても、この頃は子供が小さかったので友達と遊ぶにしても、おうちにお呼ばれしていくというスタイルだったということです)に持っていくと、とても喜ばれるし、
逆に我が家に遊びにきた友人は、「なにこれ!美味しい!」と喜んで食べてくれました。
そのときの私たちにとっては、それでよかったんです。
でも、「小さい子供がいる」というだけで身の回りの情報が変わっていきました。
我が家の長女は東日本大震災の年に生まれ、放射能と野菜の産地はこだわるのが当たり前のような時期だったし、
次女は肌が弱く、アレルギー反応を起こしそうなものを排除するならば、シンプルで良質(と思われる)食材をチョイスせざるを得なかった。
そして、自然と、こう思うようになったんです。
「ピュアな我が子を汚染せず、良いものだけで育てねばならない」
そして、有機野菜や高価な調味料、を手にするようになりました。
でも、その頃のことを振り返ると、体がギュッとなります。
良いことを学んでいるようでいて、耳に入ってくる情報には危機感ばかりが込められていた気がします。
これを知っていることは優位であり、知らないことは愚かなことなんだと、情報の掴み方を一歩踏み外すと、奈落の底に落ちてしまうかのように感じていました。
ネットワークビジネスにも手を出したし、何が正解かもわからなかった。
今でも、正解はわかりません。
でも、その時「これが正解」と言っていた人たちはどなたも、声が大きく、言葉が強く、こちらの声は聞いてくれなかった。
「世の中は、偽りに溢れていて、真実を知っている人だけが救われる」と話し、そのほとんどが女性で、グルは必ずといっていいほど男性だった。
私にとっては、彼女らの「ロジック」という話を聞いても、その方程式は「=」で繋がるどころか「≒(近似)」でもなかった。
「≈(かもしれない)」でしかなかった。
中に入ってみないとわからないのかもしれないと思い(あと、将来の不安をじ感じて)ネットワークビジネスもやりました。
中にいると、正しいと思える情報に溢れていました。でも、その外に出るとそれは一部の”わかっちゃってる人”にしかわからない情報のようで、人に伝えるのに苦労しました。結局、3ヶ月で辞めました。
余談ですが・・・
うちの夫は、どれだけ私が「離婚じゃ〜!」と泣き叫ぼうと「離婚はしない」と断言し続けた人です。そんな彼が、この時ばかりは「離婚しよう」と本気で考えていたそうです。
辞めるに至ったには、データがきっかけになりました。
そのネットワークビジネスで販売していた浄水器の性能を、その会社が提供する情報ではなく、公開データをかき集め、分析してみたんです。
そのデータを純粋に分析するうちに、わかったんです。
同じ軸で測れるデータがそもそも取れない、どころか、費用対効果と出そうにも、効果は人によって異なる。数値の大小では優劣をつけたり、No.1のものに価値があるわけではないんだ、って。
情報を見抜く術とセンスは磨くことはできる。
しかし、最終的に行き着いたのは、
「見抜く術とセンスを身につけて正解が分かったとしても、結局は好きか嫌いかでしか測れない」
という葛藤してきたところとは、全く違うところでした。
現在は、ごちそうソースは、有機野菜と厳選した高価な調味料で作っていますが、どこでどう変わるかはわかりません。
最上ではなく、サイコー🎵を追い求めて、これからも作っていくのだと思います。