BMうずまきカップ3位(ぎんいろのはね11枚獲得)オフレポ
1.はじめに
2022年11月12日に大阪府 BIGMAGICなんば店にて開催されたBMうずまきカップ Ver.旧裏 -ぎんいろのはね争奪戦-のオフレポになります。使用デッキ→当日の結果の順に紹介させて頂きます。
2.使用デッキ 「わるクロコダック」
最初にルールが発表されたとき、わるクロコダックが最適のデッキだと考えました。理由は以下の通りです。
・ガンスリンガー形式である
わるクロコダックは、ロックが綺麗に決まれば相手に手札からカードをプレイさせることなくゲームを終わらせる凶悪さがあります。デッキシャッフル、先行後攻ジャンケン含めて10分程度でゲームを終わらせることもあるこのデッキは、ガンスリンガー形式に非常に適しています。そして負ける時はあっさり負けるのも良いところです。サレンダー有か無しかなんて関係ないのです、回らなかったら即死します。短期決戦デッキとしては、カスミウィニー系も考えられますが、ワンキルが成立しない、つまりは先行を取られたり、初手でベンチにポケモンを展開されていると厳しい試合が多いこと、コンボパーツが多いこと(こちらは最低コダック+エネ1枚でワンサイドゲームを展開できる)から、わるクロコダックほどはこのルールに適していないと考えました。
・デッキが3デッキ持ち込み可である
まさかの合法バンデッドキースルール。これがわるクロコダックに有利な点は、当日参加者は23人なので、理論上は23×3=69種類のデッキが当日会場に存在する可能性があり、旧裏勢って本当にいろんな人がいるので環境が予測不可能で少しでも多くの範囲を見れるデッキが必要でした。その点わるクロコダックはHPが低いたねポケモンを狩り尽くす性質上「進化ポケモンが入っているデッキ全般に強い」というデタラメな攻撃範囲を持っているため適任と考えました。エレブー、ロケット団のサンダーあたりの規制がもう少し緩ければ、ここまで強くはなかったかもしれませんが・・・苦手なデッキは、耐久ポケモンで固められたデッキや、トレーナーロックがあまり刺さらないエンテイファイヤーが考えられますが、それらには、こちらは残りのデッキでガンメタを張れば問題ありません。そもそも、初手の嚙み合わせ次第では上記2デッキにも普通に勝てるポテンシャルがこのデッキにはあります。トレーナーロック及び1キル対策のベイビィ多投に、クロバットで対処できるのはやっぱりおかしいよ・・・
・先行トレーナーロックに強い
トレーナーロックに強いも何も、お前がトレーナーロック仕掛ける側じゃん?違うんです。先行トレーナーロックって、後攻トレーナーロックに弱いんですよ。もちろん、先行側のロックの方が強力ですが、それに対する後攻プレイヤー側からの精一杯の反撃は、耐えるでも、状態異常を撒くでもなく、こちらもロックを仕掛けるという発想に行き着きました。領域展開に領域展開をぶつけるイメージ?こちらはサーチカード、ドロソ無しでロックを仕掛ける必要があるため、4枚投入できるコダックが必須であることも、このデッキを選択した理由の一つです。
上記の理由からわるクロコダックを使うことを決め、SMB2020でわるクロコダックを使って皆を苦しめた・・・じゃなかった優勝したジャストさんに聞くのが一番と考え早速指導をお願いしました。快く引き受けて頂き相談したところ、今回用に自分なりにチューンアップしたわるクロコダックが、ジャストさんの最新版わるクロコダックと55枚くらい一致したので方向性もそこまでズレていないことを確認し、使用感をいくつか参考にさせて頂きました。最終的には、耐久デッキはそもそもこのルールに適していないため、使い手がいても優勝を競うライバルになりにくいと判断し、エンテイファイヤーのみを障害と考え、タイプ相性も有利で、ドわすれで動きを止められるヌオー+カメックスを二つ目のデッキにしました。これは、自分が過去に東北旧裏オフで優勝したことがあるデッキがベースになっているので、練習する時間が短縮できるという理由もあります。以下、デッキレシピ。
3つ目のデッキ?3つ目のデッキは、ぶっちゃけ現物のファンクラブポリゴンを自慢できる以外に意義を見出せなくて当日使わなかったので、代わりにポリゴンの画像貼っときますわ・・・
3.対戦したデッキ分布
かなたは当日14戦(再戦1回)したので、自分を含めた14人の傾向を表にしてみました。
ざっと見てみると、半分以上の対戦相手がミニスカもしくはトレーナーロックを採用しているのが分かります。エンテイファイヤーにもミニスカートは入ってくるため、実際はミニスカートデッキが多かったことになるのですが、極端にトレーナーカードの枚数を減らしてエンテイのおたけびで加速するエンテイファイヤーと、こちらだけ展開しきった後にミニスカートで蓋をするようなデッキは性質が違うため別枠にしました。まぁ、それを言うとひかライハンデスとオーソドックスなデッキにミニスカが入ったものも同じ「ミニスカート」というくくりにしているので、粗を探すとキリがないですが・・・他にも、「あまり待ち時間が長くても申し訳ないので、対戦スピードが同じ人同士が当たりやすくはなってしまう」ということで、ある程度ガンスリンガー形式を意識していた相手にマッチングが偏っていたこと(1戦目1キルされる、2戦目相手2ターン目降参、3戦目1キルされる、で序盤は30~40分で3戦しました)、デッキ選択性であるため、かなた戦のデッキがメインデッキとは限らないこと(おすしさんは、ツイッターに載せているデッキはわるクロランターンでした)等の理由で、運営アカウント様が出していたデータとは、少し違った集計結果となりました。
今回のイベントで一番認識が変わったのは、ミニスカートです。相手と自分のトレーナーをデッキに戻す、殿堂ランクも緩めの2点、とどう考えても凶悪なカードですが、そもそもスタン系の普通のデッキを使って、1キル特化デッキとかトレーナーロックデッキとやり合うにはミニスカを数枚差して妨害するしかないのでは、と思うようになりました。あっちもこっちもミニスカハンデス、と聞くといかにも世紀末な環境ですが、逆にミニスカさえあればどんなデッキも環境にある程度通用する、とも言えると思います。うずまきカップは、ヒトデ投げ祭りではなく、大ミニスカ時代だったのだ、、、探せ!この世の膝上5cmをそこに置いてきた!!!
4.対戦結果
結果としては、10勝4敗、獲得枚数11枚の3位でした。終了2時間前の、9勝2敗12枚の時が最高勝率でしたが、そこから13枚目に辿り着けなかった結果となります。優勝こそ逃しましたが、試合数は多いほう、、、というかたぶん全参加者中1番であり(最終集計は分かりませんが、シート2枚目に最初にいったのが自分だったため)、同着のスイカさんはポケモンgoで中休みしており実際はもっと対戦数を稼げた可能性があることを考えると、トレーナーロック戦術を選んだことは正解だったと思います。そして、それを上回った優勝者お二人には凄いとしか言いようがありません。(少なくとも、白音紅さんのエンテイファイヤーは試合ペースが速いデッキではなかった)実は、終了まで1時間を切った段階で、かなた12枚、白音紅さん11枚、おすしさん10枚で並んでおり(スイカさんの枚数は分かりませんが、10枚前後だったと予想しています)そこで私は新殿堂ランクの創造主である白音紅さんを直接倒して優勝を決めたいと欲が出てしまいこちらから挑んで負けた形になります。白音紅さんのエンテイファイヤーは、わるクロコダックの唯一と言っていい弱点でしたが、当然それは織り込み済みでこちらはカメックスデッキを選択し序盤は有利を取りましたが、
・カメックスはタイプ相性は有利だが、エネも含めて要求パーツが多くハンデスを受けると動きが止まること。
・そもそも、メインアタッカーのファイヤーに水が等倍であること。ドライアップがハンデスと組み合わさると思ったより強力なこと。
・その時のための特訓ジム+ウパーのドわすれだったが、ミニスカ軸かと思っていたら試合終盤でまさかのトゥーン・錯乱ジムが出てきてドわすれロックは突破されるわドローは止まるはでもうおしまいデース。
これらの要因とおたけびの成功が重なり逆転負けとなりました。カメックスデッキがエンテイファイヤーにそこまで強くないのは明らかに考察不足でしたが、そうなると自分が握ったのは恐らくバリヤードであり、当日のエンテイファイヤー使い2名はどちらもバリヤード対策がしっかりしていた(白音紅さんはまさかのピチュー採用)のを考えると、優勝は近いようで遠かったと思います。当日大会をやり直せるなら、わるクロコダックが想像以上に強力で、もう一つのデッキはエンテイファイヤーだけ見ればよかったので、リムーブ、突風を抜いて、ププリン(おやすみのうた)とかで状態異常耐性の低さを突くのもアリかな・・・なんて考えたりもしました。あと、盤外戦術(同じスリーブを使って攪乱するなど)については、やったら有効かもしれないけど、23人が入れ替わりながら対戦し続ける中でやってる余裕が無かったのが正直な感想です。同様の理由で、3デッキ持ち込み可のルールではありましたが、結局、一番自信があるデッキ以外はあまり使わなかった人が多いように感じました。
5.最後に
主催してくれたソラさん、当日親切に対応していただた運営の皆さんありがとうございました。また、福岡から遠征されていたつくつくさんと最後にお話したところ、東北旧裏オフに興味を持ってくれていたとのことでとても嬉しかったです。
最後に、クロさんとお互いにずつうを撃ち合ってLOまでもつれ込んだ地獄のミラーマッチと、集めたぎんいろのはねで〆たいと思います。それではまた!