看護師新卒育成で大事にしている事「怒らない」これは当たり前!等*

今日は私が新卒育成で大事にしていることを紹介したいと思います。

・私の新人時代の話

私の新人時代は、それは悲惨なものでした。
というのも、プリセプター制度のない、新人が毎年入ってくるような病院ではないので、見て覚える、とにかく先輩について行って覚える、というようなスタイルでした。
師長さんと主任さんが一応プリセプターになってくれましたが、特にチェックリストやマニュアル等もない中でのスタートでした。
処置を数か月やってから、他の病院で言うところの多分リーダー(指示受け)をしてから秋くらいから部屋持ちをしていました。
見よう見まねでとにかく、自分から積極的にいかないと誰も教えてくれませんし、先生の介助も積極的にいかないと覚えられないし、とにかく必死でした。
わからない事は今と同様に調べて、手順書みたいなものを自分の中で作って。

自分の経験を活かして
自分の新人時代の経験を通して、新卒のチェックリスト、技術チェックリストみたいなものが必要だなと思い、作成しました。
正しい手順で出来ているかどうか、チェックしたうえで、根拠なども確認してから独り立ちしてもらえるシステムを導入しました。
そしてプリセプターは私でしたが、サポーターにもう一人ナースがついて、さらに病棟全員で進捗状態を共有できるようにホワイトボードでわかるようにしたりしました。

「怒らない」は当たり前のこと

怒って育てるとか、そういう時代は多分終わっていると聞いていますが、そんなこともない場合もあります。まだまだ怒ったりしている所もあるかと思います。感情的には絶対になってはいけないと思いながら指導にあたっていました。特に感情的になるなら、一緒に泣く事はあっても、怒ったりっていう事はほとんどありませんでした。
失敗してしまったら・・・失敗は当たり前のことなので、まず、失敗したことを責めたり怒ったりするのではなくて、なぜそうなったか、そこが一番大事です。そのことを一緒に振り返ります。
何か理由があって失敗したなら、次からどうするか、まず考えてもらって、答えが出ないなら一緒に考えます。

きっと私に失敗を報告するだけでも、ドキドキだし、なんて言われるか緊張しているはず。そんな心境の人を頭から怒るのは違うと思っています。

失敗した事が次回できていたら

失敗した事を振り返って、次回からどうするか、それを考えて、では後日それがちゃんとできていたら、それはすぐにでも褒めます!できたやん~!って。

わからない事はまず考えて、それでもわからなかったら聞いてね

すぐに聞くのは良くないので、まずは、自分で考えて、それでもわからなかったら聞いてねって言います。もしこの間聞いてきた事をまた聞いてきたら、「ごめんだけど、それ、この間も聞いてくれたけど、忘れた?どうした?」ってまずは聞くかなあ。それで、あ、この間も聞いたなって思いだしたとしてもその場でその答えを一応聞いておきます。
もしかしたら、思い出してないのに思い出したふりしてるかもしれないから💦

ほかの人から注意されたら教えてね

自分がいない日に、誰かほかの人から注意されたことがあれば、他の人から聞くのは嫌だから、直接後日でもいいし、教えてね。って伝えていました。
他の人から注意されたのに、そのままにしておくのは良くないし、プリセプターとして、一緒に振り返りたいので。。


自分の娘程の年齢の子たちをプリセプティとして受け入れるので、もう可愛くて毎回仕方がないです。自分が新人時代に、すごく怖い思いをして怒られたばっかりで、泣いていたので、そんな思いは絶対にさせたくないと思っています。
せっかく頑張って看護師の免許とったんですから、大事にして、看護を楽しいと思ってもらえるような看護師さんに育てたいものです♪

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