最終面接落ちた話
4月の末にある会社の正社員求人に応募し、最終面接まで行きましたが落ちました。
面接官が5人居て、順番に質問されましたがいわゆるガクチカとか自分の功績などはほぼ聞かれず、人生においての自分の哲学などを質問されました。
60分と言われていた面接時間が、90分ほどになるくらいには盛り上がった(?)のに、、
印象に残った質問を羅列してみます。
・仕事と人生についてどう思いますか?
・お金は好きですか?
・創作や文章を書く経験をした結果、年老いてもしたいと思いますか?
・あなたの性格は自分でどんなものだと考えていますか?
・あなたの人生においての哲学はなんですか?
など
新卒の就活では一切聞かれなかったような内容。
しかし、私にとっては聞かれたかった質問たちでした。
ガクチカや自分の成してきたことって、いくらでも詐称できると思っていて、でも自分の思考や哲学っていくら偽れたとしても自分の頭の中の範囲内でしか偽れないので。哲学や思考を語るとき、自分の脳を超越することって、難しいと思うんですよね。
新卒就活での集団面接で、バイトについて質問されたとき私以外全員がバイトリーダーだったのが驚きました。
学生時代、バイトリーダーしている友人なんていなかったので。サークルの先輩や同期、後輩、大学生の旧友全員合わせてそれです。
バイトするために大学に来たのか?と思わせるほどの働きマンでも、東大や京大などの桁外れに優秀な大学に進学しバイトをしている子でもいなかった。
私も実際、コロナが始まるまではほぼ週5でアルバイトしていたしお店の重要なイベントの日は必ずシフト入れられるような要員だったけど、バイトリーダーというシステムがそもそも無く社員の方が全部取り締まっていました。
面接の時にはあんなにいたバイトリーダーは何処、、?今でも大きな謎の一つです。
ここで、私は捻くれ者なのでわりとみんな偽って話しているのかなと思ったんです。
その、私以外全員バイトリーダー事件は一度でなく、何度も起こりました。
超有名な大手企業とかならあり得るのかもしれませんが、地域密着型の中小企業でも町の小さな企業でもそれがありました。
そんなに世の中の大学生にバイトリーダーっているの!?と。
そこから、就活での質疑応答が稚拙に感じてきて、ただの茶番劇じゃん、と。
一気に就活のやる気を削がれた私は、とりあえずその時に内定をもらえた企業に承諾し、選考途中だった他の企業を辞退しました。
まあ、これがちょっとした選択ミスでもあったのかなと今になっては思いますが。気にしてはないけど、、
そして、先日の面接の話に戻ります。
自分的にも、面白い質問が飛び交い待ってましたと言わんばかりに次々と言葉が頭に浮かんで、なかなかに楽しい面接でした。
面接官の方に「それ(質問への返答)がすごく面白く興味深いのですが、もう少し話聞かせてもらってもいいですか」なんて聞かれちゃったりして。
好感触かも!と勘違いするほどの質問の連続。
社長の方が、僕の若い頃にそっくりだなあと言っていて、これはいけるのでは、、?という甘い考えとは裏腹に選考は落ちました。落ちたのは仕方ないとして、次への面接に繋げるため自分でも反省しつつも、お願いだから何がダメだったかのフィードバックが欲しい。しかし、落ちてしまえば企業にとっては他人。苦しい!
私は、私の人生や私の頭の中を簡単に晒してしまい、そして落ちてしまい、とんだ馬鹿野郎なのではないだろうか。恥ずかしい奴になったのではないだろうか。
人間不信になりそう、、、