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想像しなかった今日だけど。
突然ですが、もうすぐ40歳になります。毎年、子供たちの夏休みが終わると誕生日までのカウントダウンに入りますが、今年は特別思うところがあります。
なんと言っても40歳!!
30歳になる時も色々争う気持ちがありましたが、今度はまた次元が違う気がしています。
ダイエットしてもなかなか痩せない。視力は元々悪いけど、肩こりがひどくなってきたからきっと目の疲労も半端ないのでしょう。
白髪は束で生えてくるし、夜眠くてスキンケアを怠ると翌朝酷い顔。老化の波は確実に押し寄せ、流され、そしてその圧で40歳の扉が開こうとしている。そんな気分です。
さて、今年は未曾有の事態で、今まで当たり前だった生活形式が様変わりました。
成人してからの20年の間、いくつもの災害や大事件を、時に遠くに、時に近くに体験し、政治情勢や、カルチャーや、そして年号が変わる所を目の当たりにしてきました。
しかし、この半年のコロナにまつわる出来事は、その20年間の変化に匹敵するくらい大きく、とてつもない存在感で私を脅かしています。世界中がひっくり返るほどのパンデミックなんて、正直言って映画か小説の話かと思っていましたから。
我が家には小学生と中学生の子どもがいます。怒涛のよちよち子育て期を卒業し子ども達だけでおばあちゃん家に泊まりに行くようになった頃から、夫婦で素敵なお店を探しては、お食事に行くのが趣味となりました。
普段は車で出かける為、飲酒はできないけど、こういう時は公共機関を使って、万全の態勢でお食事とお酒をゆっくりいただきます。
私はワイン、夫は日本酒。
それぞれ好きなおばんざいと好きなお酒を楽しむ時間。至福の時でした。
ところが、、、です。
今ではおばあちゃんの家に行く事も、外食も、叶わない。今年のお正月くらいまでは、「普通に」に暮してたのになあ。
いや「普通に」ってなんだっけ?そんな風に思うほど、出口の見えないトンネルの中で右往左往している感じです。
ステイホームが解禁された今も、自由気ままに出かける気になれず、多くの人がそうであるように、ストレスが溜まる毎日を送っています。
またあのような日々が帰ってくるのだろうか。
漠然とした不安は、短い夏休みが終わり、40歳の誕生日を目前にして一層深くなったような気がします。
きっと誰もが通る「不惑の年」のプレッシャーにコロナが乗っかって、不安に拍車がかかっているのだろうと思います。
身に染みて老化を感じていることも、ひとつの要因でしょう。
誰もが不安。
それが今の私の合言葉。こんなメンタルで二度目の成人式を迎えるとは思っていませんでした。
想像しなかった今日だけど、日々の暮らしは続いていきます。暗いトンネルにいるけれど、たまには懐中電灯の灯りでほっとしてもいいかしら。
誰もが不安。誰もが我慢。
だけど誕生日はお祝いさせてください。暗い道をまだまだ歩けるように。