パニック&HSPママは参観が苦手
今日小学生の次男の参観に行った。昨年度は一度も無かったから一年振りだ。
しかし、6年生ともなれば親が来たところで喜ばず、早く帰れと言わんばかりに、無視を決め込む。
こちとら苦手を押して来ているのに、親の心、子知らずとはこのことだ。
参観が苦手なわけ
そもそも、パニック障害は人が多いところが苦手。参観は狭い教室に児童とその保護者が集まる。子どもとはいえ、高学年は大人の体格に近い。よって人口密度も高い。
こんなところでパニック発作起こし、倒れでもしたら、学級は大騒ぎだ。子どもは心配するだろうし、きっとテキパキしたお母さん方が連携とって助けてくれるだろうし、力持ちのお父さんが2人かかりで私を運ぶかもしれない。後日、学校や近所で会うたびに「大丈夫?」と心配され、あのママは体が弱いらしいよ 大病らしいよ となんだか尾ひれが付いて噂が広まるかもしれない
なんだったら「あんな太ってるのに病弱らしいよ」とか言われるかも。
まぁ最後の方は被害妄想に過ぎないのだが、いろんな想像が膨らみ、とにかく大ごとにしたくない気持ちが不安を呼ぶ。
不安障害と思考を深く処理するHSPの特性が相まって、参観はめちゃくちゃ高度なミッションになるのだ。
コロナ禍での少人数の参観ルールに変わったとはいえ、面積に対して人は多い。
気配を消す技術
とはいえ、経験上、小学校はまだ楽だ。
さらっと見たら帰ってもOK 。参観の後の懇談は自由参加なので(そもそも参観も自由)体の調子がいい時にだけ参加する。
今日も10分程度眺めて帰った。6年生でも初めから終わりまできちんと参観する保護者もいるなか、忍者のようにそっとドロンしてきた。
他のママに話しかけられないように気配を消すことで、参観に集中し、帰りたい時に帰れる。
参観中におしゃべりしちゃうママ達が苦手だ。
でも話しかけられても、大門未知子ばりに「私,参観中はしゃべりませんので!」といえる度胸はない。だから気配を消すのだ。居なかったことにする。
気配を消しすぎて、子供に気付かれなかったこともある。
こう言った感じなので、昨今のマスク文化にはものすごく助けられている
はじめての参観のトラウマ
私にとって初めての参観は長男の幼稚園年少さんの時。その当時次男は2歳前。次男を抱っこ紐で抱っこしたまま長男と親子で工作をする。というなかなか高度なカリキュラムだった。
ただでさえ、キョロキョロ、チョロチョロする長男。通常でも工作なんてほぼ成り立たない。そんな子と、これまたイヤイヤ期の次男と一緒に、だなんて。。なんの修行ですか。
小学校とは違い、幼稚園は最初から最後まで居なきゃいけない。いや、もちろん強制じゃないけど、みんな居るし。
30人の園児。それから私みたいに下の赤ちゃんを連れてるママだらけで教室内はごった返す。赤ちゃんが1人泣き、つられて2人泣き、うちの次男も泣き出した時は、私も泣きたくなった。
当時既にパニック持ちだった。吐き気がして来たので、事情を知ってるママ友に長男を託し、園庭でこっそりえずいた。
そしたら、もう次の日には妊娠してると噂が立ったのだ。
そう、これが私のトラウマ。
あれから10年
子ども達のいろんな行事をこなしてきた。
次の参観からは次男は母に預けたり、旦那に有給をとってもらったりした。
匂いに敏感なHSPは、人の匂いが混ざる空間はとても辛いので、鼻の下にメンソールぬったり、ハンカチタオルに落ち着くアロマオイルを垂らして気持ち悪くなったら嗅ぐようにしたり。
子どもが小学生になってからは、新たにママ友を作らないと決めて、おしゃべりタイムを極力無くした。
PTAの役員の時は私の苦手なことをみんなに正直に話した。
みんな常識ある人で他言することなく協力してくれた。
苦労を重ねて。それでも参観に行く
それでも、参観に行くのは学校のことなど全く話さない小学生男子の様子を知るため。
参観は唯一の機会。逃すわけにはいかない。
このコロナ禍において、全ての予定は未定である。6年生の次男、次はもうないかもしれない。
全くやる気のない後ろ姿でも、授業を受ける姿を見るのが最後かも思うと、参観の苦労も忘れてしまう。小学生の今の姿を目に焼き付けてきた。
そう、10分だけ。
疲れた。たぶんちょっと寝込む。
でもよく頑張った、私。明日の夜はビールを飲むつもり。
さて、次のミッションは運動会。参観と違って、時間が長い。コロナでどうなるかわからないけど、とりあえず体調は整えておこう。
最後の弁当作り!がんばらねば!
、、、ところで、中学校って参観ありますか?
(長男(中2)はまだ経験なし。。)