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【メンバー紹介】私が「ライター」を志した理由

サワディーカー
駐妻カフェ ライターチームのうだちゃんです。
2021年4月にシンガポールからタイへスライドし、現在はバンコク在住です。
6期(2022年3月)からメンバーに加わりました。

今回は初投稿ということもあり、自己紹介を兼ねて「ライター」を志すようになった経緯について書いてみたいと思います。

私は夫のシンガポール赴任に同行し、2019年4月から海外生活を始めました。同行するにあたって約10年間勤めていた会社は休職することに。

これからは”専業主婦”として夫が仕事に専念できるように、
子どもが海外生活に慣れて楽しい学校生活を送ることができるように、
しっかり家族をサポートしなくては。

そう考えていました。

私にとって初めての海外生活だったこともあり、最初の頃は毎日があっという間に過ぎていきました。けれど3ヶ月ほど経って生活の立ち上げもひと段落してくると、少し余裕ができて自分自身のことに目が向くように。

夫は海外で仕事し、着実に経験と実績を積み重ねていく。
子どもはあっという間に海外生活に慣れ、色々なことを吸収して成長していく。
私だけが毎日同じ家事をして何の変化もないまま…
一体何をしているんだろう…

「自分の存在価値」について悩み、家族と過ごす時間が楽しめなくなってしまった私は、解決策を求めて個人コーチングを受けることを決意します。

そのコーチングでは毎日自分が感じたことや、考えたことを書いて提出する課題がありました。

ある時、課題を見ていたコーチからこんなコメントが。

「うだちゃんは文章を書くのが上手だね。
 内容が整理されているから読んでいて分かりやすいし、気持ちが伝わってくる。
 こんな風に読む人が分かりやすい文章を書くことができるのって、
 実はすごいことなんだよ。」

その言葉を聞いて驚きました。それまで自分が「文章を書くのが得意」と言う認識は全くなかったからです。むしろ「文章を書くのに他人より時間がかかってしまう」という苦手意識さえ持っていました。

けれどコーチがかけてくれた言葉は大きな喜びを与えてくれました。というのも「自分が書いた文章を褒めてもらえる」というのは、「私」という一個人の良さを認めてもらえたような気がしたからです。会社という所属する場所を失い、仕事という役割を失い、「自分の存在価値」について悩んでいた私にとって、それは何よりも嬉しいことでした。

そしてコーチは更にこんな提案を。

「うだちゃん、ブログを書いてみたらどう?
 自分が思ったことや考えたことを発信してごらんよ。」

他人からどう思われるかが怖くてFacebookの投稿もままならない私が、
ブログを書くなんて絶対に無理…

そう思ってコーチからの提案からは逃げようとしました。
けれど…

夫や子どもはどんどん前に進んでいくのに、
私だけが何の成長もないまま変わることができないのはもう嫌だ!
それに「旅」ではないけれど、「駐在の恥はかき捨て」。
シンガポールでブログを書いて失敗したところで、
日本にいる家族や友人・知人には分からない。
とりあえず何か自分にできることを始めよう!

そんな思いでブログを始めてみることに。

当然最初は誰も私のブログなんて見ていません。アクセスも1桁。ところが定期的に投稿しているうち、継続して読んでくれる方やコメントをくださる方が出てきたのです。

「ブログの内容共感しました!
 自分だけじゃないんだって分かって嬉しく思いました。」
「こういう情報欲しかったので助かりました!」

そんなコメントをいただくこともできました。

「ブログ=炎上」というようなイメージしかなく、恐怖心を抱いていたSNSでの情報発信。思い切って挑戦してみたことで、自分の書いた文章が共感を生み、他人の感情を動かし、感謝されるという喜びを知ることができました。
そして…

ブログだけでなくもっと色々な場で文章を書いてみたい。
もっと文章を上手く書けるようになりたい。

そう考えるようになりました。

そこからボランティアのコミュニティーに参加してインタビュー記事を書いてみたり、ライター養成講座を受講してみたり。こうした行動は私に「書く喜び」を与えてくれるだけでなく、人との繋がりも運んでくれました。

とはいえ実はまだ、私は一から書いた自分の記事で報酬をもらったことはありません。言ってしまえば「自称ライター」です。

いつの日か、自分の書いた文章で収入を得ることができるようになったなら、それは「自分の存在価値」に悩んでいた私にとって大きな自信に繋がるはず。そのためにもまずは「読んでくれる人」がいる場所でなるべく多くの文章を書き、経験を積みながら少しずつ成長していきたいと思います。


生き方はひとつではありません。

海外生活は、新しい経験ができる貴重な機会でもあります。

あなたの不安がひとつでも消え、前向きに生活できるよう、駐妻カフェメンバー一同願っています。

一緒に海外生活を楽しみましょう!

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