恋愛と料理
心を奪われるとか、恋に落ちるとか。
下呂温泉の温泉街の中にある居酒屋『金扇』さんの「出汁巻」にハマっちゃって。
きっかけは忘年会の二次会。
心奪われた☆
西野カナじゃないけど、超震えてた。
西野カナ全然知らないけど。
『また食べたい!』
『てか今度は独り占めしたい!』
『みんなで分け分けとか嫌だ!』
『美味すぎる!』
自問自答。
『ひとり飲み行くか!』
結論、昨夜実行。
『もう食べたい!』
今朝。
この感覚って、「恋に落ちる。」ってのに似てるよな。
って時間が経つにつれ感じるようになって。
川崎で店やってたとき、アホみたい(超褒め言葉)に週3日以上通ってくれるお客さんとか。
首都圏外から月1で通ってくれるお客さんとか。
1ヶ月、だいたい25日くらい営業してたんだけど、23日通ってくれたスーパー常連さんとか。
週1ペース、2次会で〆カレーだけ食べに来るお客さんとか。
『どんだけ好きやねん!(超褒め言葉)』
嫁さんと過ごす時間より遥かに長い時を過ごすお客さん。
今考えたらだけど、おもしろいよね。
仕事のパートナーとかじゃないんだもん。
「宙さんのカレー、マジでハマったんだよ。」
「毎回カミさんに怒られる。また行ったの?って。においでバレる。」
「ひとつのお店にこんなに通ったの初めてだ。」
「この前休んでたでしょ?すげーショックだったんだよ。宙中毒、宙毒!治してくれよ、この病気!宙さんが原因なんだよ!」
「宙さんがつくった料理が私は好き。」
「子供産まれたから行けないんですけど?ランチやってよ!テイクアウトやってよ!」
そーいうことだったのかもしれないね。
今思えばの話だけど。
料理で何人か、無意識に落としてたんだろう。
恋愛と料理。
似てるなぁ。
40歳にして初めて気付いた◎
金扇さんの出汁巻、たまたまツボったけど「全然好きじゃない!」って人もいっぱいいると思う。
でもそれでいいんだよ。
みんながみんな好き!なんて料理、異性。
あるはず、いるはずないんだから。
この感覚も似てるよね。
恋愛と料理。
って考えたら、
「毎日この人の料理食べたい!」
って思わせるのは案外大切なことなのかも?
なんて思ったり。
「彼を彼女をものにするために、私のオレの料理で胃袋を掴むのだ!」
じゃないんだけど。
安けりゃなんでもいい、ボリュームさえあればなんでもいい。
高級食材が好き、高けりゃなんでもいい。
野菜が好き、肉が好き、魚が好き。
やらせてくれたら誰でもいい、おっぱいでかけりゃ誰でもいい。
年収1000万以上、身長180cm以上。
医者が好き、公務員が好き、バンドマンが好き。
改めて、恋愛も料理もおもしろいなぁって。
その先のペアリング。
ワインとか日本酒とかクラフトビールとか。
共通の趣味とか子育てとか老後の楽しみとか。
チーズとか漬物とか生ハムとか。
熟成、成熟。
夫婦だからこそ長年掛けて築いていく信頼関係みたいな?
終わりのない世界って美しいよね。
なにが美しいの?って言われたら、
『こだわりに正解なんてないんだから。』
としか答えれないんだけど。