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寿司ネイルの作り方

前回のブログでご紹介した寿司ネイル
どんな作り方をしたのか簡単に説明したいと思います。
大まかな工程は

①ネイルケアしてベースカラーまで作り込む
②寿司パーツ(ネタのみ)をパレット上で作る
③寿司パーツとシャリに見立てた白粘土ジェルでネイルプレートにくっ付けてトップジェル


②の寿司ネタの作り方ですが
パレットシートに3D用の白の粘土ジェルを適量取り、好きな寿司ネタの形に形成します。
イメージでは紙粘土の造形。
あまり厚みがあると最終段階で高さが出過ぎてしまい、生活しにくくなるので、どのパーツも少し物足りない厚みでベース造形をしています。

下段が初めて作った寿司 上段は2回目の仕上がり

この寿司ネタの中で
一番難度が低いと思われるのは中トロ。

ネイルとしての表現にしたかったので表面にわさびが乗っているのがポイントです。
大トロから赤身への色のグラデーションと、細い白いライン、そしてそのラインをぼかすことなどが出来れば、それらしい雰囲気になりますし、グラデーションなどが苦手な場合には「お前は赤身なんだ」とネタに思い込ませて、単色塗りも可能です。

ベース造形も難しいとは思いますが、色塗り(これも全てジェルです)の際の色選びや混色などがかなり重要なので、下段のエビと上段のエビを比べると
下段のエビはイマジナリーだけで作ってしまったせいなのか、なんとも単純な色をしています。

エビとしての形も色気も何もない、小学生でも描けそうな解像度の低いイマジナリーエビよ…

高級なお寿司屋さんのエビって尻尾が無いんですよね


中トロ、サーモン、イカなどはほぼ同じサイズ感で作る方が統一感があるので、同量のジェルを使用して、近い大きさで作れると良いと思います。

今回作った寿司ネイルのポイントは
「実際にはない世界だけど、ネイルパーツとして美味しそう、楽しそうに見える」ことを考えてデザインしました。
本物のきゅうりの輪切りはこんなマイクロサイズでは無いし、いくらのサイズも卵黄ばりの大型感。ワサビだって、ネタの上には乗せて無いですよね。

でも、ネイルだからこそのイメージを膨らませたアレンジの方が、楽しめる部分もあると思うのでこのような物にしました。


寿司ネイルを作って良かったこと
・楽しい気分になる
・盛り上がる
・お寿司への解像度が上がる
・(女性やお子様に)モテる

寿司ネイルを作って残念だったこと
・「お寿司の爪の人」と即認識される
・いつもお寿司食べたい
・落とす事が勿体無くて今から切ない


今回は海外旅行用の実験的ネイルだったのですが、盲点があるとすると
「日本以外の人は本格的なお寿司知ってる人あんまり存在しない」
だったので、海外(ヨーロッパ圏)では皆さん寿司というと巻き寿司を想像することが多いみたいです。
日本らしいモチーフで派手なものを。と思ったのですが観光客の方たちに人気のラーメンやカツカレー、天ぷらなどはネイルデザインに落とし込むのが厳しそう。
やはり寿司が最高でした!


お寿司ネイルのネタ作りは本当に楽しいので、チャンスを作ってワークショップをやってみたいと思っています。(需要は謎ですが)

最後までお読みいただきありがとうございました😊

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