ENTA DA STAGE 2024 FINAL雑感
【ENTA DA STAGE 2024 FINAL】遅くなりましたがありがとうございました!参加してくれたMC’S/LIVE&ダンス出演者/凄腕DJ‘S/単独硬派DRUMエイジ/フードスタッフ/裏方スタッフ/協賛の方々/毎年無茶苦茶な事を受け入れてくれるBAY HALLの皆様&そして集まってくれたお客さんに感謝!
元町・中華街駅からもめちゃ遠い場所まで本当にありがとうございます。なんであそこかというと俺達世代の憧れなんだよね。ステージに立てる事が横浜でのステータス。絶対立てない。でも何故か俺は高3の夏のコンテストから呼ばれるようになり、速攻出禁を喰らった場所。海外のアーティストもたくさん来ててLL.COOL.Jの楽屋にも突っ込んでた(笑)もちろんOZROのワンマンもLafayetteの周年もやってた。元々、元町・中華街駅はなかったから更に遠い石川町駅から向かってたんだけど今みたいにスマホもないしやる事ないからタグを描いたステッカーを貼ったり、柱や壁にスローアップをぶっかまして時間潰しながら歩いてた。なのであの当時のベイホールまでの道のりは壮絶な感じ(つか桜木町はじめ神奈川全体)だったと思う。
そして本題。全編に渡り凄まじい空間を一番近い場所で見れて感動しっぱなしでした。毎度言ってるんだけど“エンタダ”は<MCバトル>の大会では無く、<パーティー>として開催してその一部が<MCバトル>。もちろん「KING OF KINGS」のチャンピオン大会に横浜代表として送り出す以上、予選から本戦まで抜かりは無いメンツに集まってもらうし皆んなで決めた優勝者を送り出させてもらう。若い子達には「ダンジョンもバトルもしょっちゅう負けてたやつだろ!偉そうに言うな!」ってなるだろうけど一応、KOK決勝大会の第一回&第二回に出てるんだよ(笑)ただ、この“エンタダ”は甲子園のように勝った者を送り出す地方大会ではなくあくまで<パーティー>の勝者を生み出すだけ。それで東京でやってくんね〜?ってノリです。絶対勝ってこいよ!って感じじゃなく。
余談ですが横浜の地にはMighty Crownというレゲエのサウンドクラッシュ世界最強王者がいらっしゃいまして、UMBでもFORK君はじめ神奈川勢は全国に名を知れ渡させています。そんな中、俺はいつかの<女性口説きMCバトル>という今ではコンプラ的になかなか危なそうなバトルにブサイク枠で呼ばれまくり新木場agehaでスペシャルが行われました。当然エントリーをさせてもらい準備をしているとMighty CrownのSUPER-Gさん(当時のメンバー)がゲストライブのオジロの付き添いで来ていて…
SUPER-Gさん(以下、G)「お前何、今日バトルやんの?」
俺「いや〜、今日のバトルはちょっと余興みたいな感じです!」
G「は?舐めてんのかよ?バトルはバトルだろ!敬意を示せよ!!」
俺「マジですみません…。舐めてました。」
G「横浜の看板背負ってて負けたら許さねえからな!怒」
俺「押忍!ぶっかまします!!(ああ…そういう大会じゃないんですよ泣)」
横浜に負けは無し。
と、非常に不安定な精神状態に陥り、客演ライブもあったのかな?そんな感じでしたが結果的にはNONKEY君とのデブ対決を制し優勝。その結果色々あったのはまた別の機会に。賞金でみんなと乾杯し口説いた女の子を探すも帰宅&ナンパされてました。で、賞金の余りで初めて新木場からDRMにタクシーで帰るという荒業を敢行。メチャクチャ金かかって家賃代にもならず「俺は何なんだ…」と思ったのが懐かしく思えます。
そんな俺が地元横浜でやっている“エンタダ”はパーティーの流れを細かく書くのは野暮(会場来てね!スタイル)なのですが、よくあるMCバトルの会場からの速報が全然無くマジで秘密パーティーなんじゃねーかな?ってちょっと思いました…SNSによくいるバトルマニアすら居ないのか。まあいいや。むしろ遊んで欲しいから書かれたくないし。とにかくオープンから最後まで金太郎飴の様にどこ切っても間違いない名場面の連続で朝5時起きの疲れも吹き飛んだ。
エンタダMCバトルに関して俺はよく「TVに頼らねーよ!ノーTVだ!ノーTV!!」と往年の蝶野選手の様に叫んでますが勘の良い人はわかるだろうけど、そのテレビとはどのバトルMCよりずっと仕事してたし頂点の人も応援してくれている。部門最高責任者とはClub Familyで出会って20年以来の付き合いだしい未だに呼んで頂けるMCバトルの大会でもお世話になっている。別に距離を置きたいわけでなくやれるならやってもらいたいよ、正直(笑)ただ最近いろんな人が参加してるし書いていいのかわからないけどMCバトラーもギャラが高騰してる。そりゃ理由もわかるし俺も当然もらってます。ただこの“エンタダ”は野良バトルとして始めて俺自身も各地のバトルを回らせてもらい、時には無茶苦茶し、迷惑を掛けても仲良くしてくれて意図を汲んで賛同してくれましたメンバーです。YouTuberの人とか呼ぶツテ無いし。
そんな甲子園常連級のメンツが二つ返事で参加してくれるパーティー。バーカンも大騒ぎ。ライブも横浜では滅多に見られない地方からのメンツや神奈川のOG達にヤングガンズ。全ての世代を超えて“一緒に遊びて〜“って気持ちだけやってます。
でも遊びたい気持ちだけではお金は稼げる訳もなく、当然資金繰りでは上手くいかず1年間憂鬱な日々でした。楽しいパーティー準備と迫り来る恐怖。当日どうなんだろ?その前に最近の<サ上とロ吉>のライブちょっとダメじゃね?って周りからも言われ、吉野と話し合いもう一旦辞めようかってなりました。
言い訳になりますが俺が昔からパニック症候群を患いつつ、兄の急死というショックな事があり眠剤と安定剤処方して頂き常用し、更には大好きな酒を飲む事により昔から知る友人達から異常な動きをする俺へ多数の心配の掛け声を頂きました。それでも俺は「立川談志師匠もやってたな〜」と伝説の芸人気取りで続けて破滅への道を歩もうと思っていました。
当たり前に全然出来てないし、曲も作れない。トラックメーカーの皆んなにはお待たせするだけ。その状態を描いても絶対つまらないし。何とかしようと友人達のいる喜界島に2週間合宿に行きましたが出来たのはテーマのある客演のリリックのみ。友人と遊んでる時間は最高に楽しいし、イベントも開いて頂き1人で3時間セット(しかも二日間)やったり物販もたくさん買ってもらえたり。それでも自分自身に向き合う事が出来ず悶々と過ごしていました。
それでも人生は回ります。着々とエンタダの開催が迫り毎朝起きるたびに<あと何日か..>と考え、スポンサーの方々に挨拶やみんなとフライヤーの配布、自分で前売りチケット持って辻斬りスタイル手売りを色々なお店でやらせて頂いたりもして目の前の不安を掻き消します。力を貸してくれた皆様本当にありがとうございました!!
前売りの販売状況も乏しくないまま所属事務所で話し合いになりました。もともと俺が勝手にやっているイベントですので当然事務所は関係ありません。悩んでたらそれでも社長が「やれ!」と言ってくれて、今回の仕切りを担当してくれた“HOTCHI“ってか谷保が「MCバトルも良いけどお前らの最高のライブ見せろよ。それが裏側やる条件」と。やつは前まではライムスターのマネージャーを長年勤めた敏腕ですが、それ以前に俺たち全員でLOCK STOCKというレーベルをやってて、さらにその前はただの中高の同級生。中3の頃、あいつがDJ FRESHさんのレコ持ちでベイホールに入り浸っていて羨ましかった。それでも年取ってもオレ達は一緒にベイホールやるんだ。その気合いのみで話し合い、他のスタッフも気合を入れてくれました。
まあメチャクチャ色々あったそんなエンタダですが、来年ももちろんやります!野良スタイル!だって打ち上げでみんなが最高!って言ってくれてマジで救われたし<サ上とロ吉>の活動休止もやっぱやめ!やる!!だってZZも揃って楽しかったし。楽しい事はやめられない。でも大変だから家族や周りに気を使いつつで。
俺が眠剤と安定剤と酒でよれてた時、迷惑かけた皆様本当にすみません。優良健康不良中年として数値はじめなおします。
そして一番気にかけてくれてたNONKEYくんと何回も喧嘩して今回出来なかったのは完全に俺のせいです。もっと先に話せれば良かった。既に仲直りしてたけど12月頭の横浜忘年会で後輩達が俺に「ちゃんと話しましょう!上野君!」と言ってくれて本人に謝る事が出来て感謝です。後はお互い身体に気をつけようね!
最後に…T-TANGG、エンタダに負けはねーからな!ぶっかませ!!
p.s.予選から大躍進のST-Cが「BAY HALLって送迎バスとかないんすかね?」と半端ないパンチラインぶっかましていた情報は耳に入っています!
サ上