ひさびさのフォカッチャと祝いの日のお料理たち
とあるお祝いの日の事。なんでも好きなもん作っていいよ、との詔。はは〜、有難き幸せ、って、あれ?わたしの祝いなんですけど?、とは思いつつ、何作ろうかな、るん!って買い物行ったとお思いくださいませ。
いらっしゃってしまったのですよ。名前を呼ぶのも憚られるあの方が、ってハリポタちゃうってね。むしろ張りぼてだって言う噂もwww。いえ、市価の1/3ぐらいのまだブクブクされてる毛蟹さまが神々しく鎮座ましまして在わしたのでございます。ここで会ったが百年目、うち、もうこれ買うまで動かへんで〜、な、方がいるんで。と言う事で何作ろうかな〜、と膨らんだ夢は置いておいて、調理人の本分に勤しんだ、な、今日のお話しです。フルコース行ったる!と意気込んでたんですが(泣)、蟹さまと格闘?すると時間がないので、ひさびさのフォカッチャなどでお茶濁して。
フォカッチャ
サクッとした感触が強くなって小麦の風味も強くなるデュラムセモリナ粉で。フォカッチャのいいところは、発酵が少なめのどっしりした感じになっても少し多めになってふわふわになっても美味しいところ。ということで、たいてい室温でほったらかし。こんなもんかな〜、でやってます。ほんにルーズな私向け。
アクセントにミニトマト作ったドライトマトとオリーブの実
窪み作ってるのは、ドライトマトやオリーブ入れるためだけでなくて、ここが池になるくらいオリーブオイルたっぷり塗って焼くため。オイルが染み込んでいい感じになります、って北村光世せんせの受け売りです〜。
焼きたては皮が硬めな感じになりますが、冷めるころには丁度いい感じに。焼く前に岩塩ぱらっと降って、塩味のアクセントも。
タリアテッレ
パスタとソースは、常連の方は見あきた新幹線、でびゅ〜んと読み飛ばしてくださいませ。卵黄リッチでふつっと噛み切れる感じにしてます。
毛蟹のトマトクリームソース
わて、喰われるのいやや、と脱走を謀る毛蟹さまの図
美しい薔薇には棘がある。美味しい毛蟹さまにも。慣れてきてもちょっと油断するとぶすっとくるんで。”我泣き濡れて蟹と戯むる”って意味ちゃうってね。啄木さんごめんなさいです。
今日のお品たち
ま、一応お祝いのお料理ということで、ってあんまりいつもと変わらないかも、ですがwww。ご笑覧くださいませ〜。
前菜 枝豆の蒸し焼き
ドライトマトとオリーブのフォカッチャ
毛蟹のトマトクリーム タリアテッレで
牛イチボのソテー バターと醤油のソース
超絶運が良いことにイチボが極安になってて。良いお肉だったので、レアめに仕上げて。
DEMELのモンブラン
一応お祝いの日なんでケーキなども。台のタルトの味わいがしっかりしてるのがDEMELらしくて美味しゅうございました。以前に比べると甘さも控えめで、日本人の嗜好に合わせてるのかもしれません。
という感じでございましたとさ、ち〜〜〜ん。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございます。
明日からも素敵な日が続きますように。