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野良猫や野良犬達 そして野生動物たちが幸せに生きられますように。


#かなえたい夢 #動物愛護

野良猫は自由そうでいい。という人がいる。
でも今の世の中では猫の鳴き声や
無責任な餌やりさんの繁殖のトラブル。
猫の排尿排便等はガーデニング命の人々にはとっては憎き宿敵。
中には猫の生命を脅かす人もいる。
「人間用の痛み止めを、から揚げなんかに入れて猫に食べさせると
来なくなるからおすすめだ。」と言った恐ろしい人もいる。
猫には神経毒になるとか。嘘か本当かは分からないが
正直そんな人間が多くいるのに…。
野良犬や野良猫たちは排除して欲しい対象でしかなくなってきている。
だから自由で気ままに暮らすという事は不可能であり、
それはもはや猫達にとっては苦労でしかないのだ。
毎日の食事、ゆっくり安らげ寝られる場所の確保等も大変だろう。
その上、真冬の寒さでは様々なウィルスに感染し
弱ってしまい亡くなってしまう命や、車での事故でなくなる猫も多い。
せっかく生まれた命も苦労の連続で死んでいく。
犬は犬で狂犬病の事もあり沢山の野良犬が
無責任な人間の手で可哀想な末路をたどった。
今まで何千万匹の犬や猫が命を奪われた事だろう。
日本人は昔から犬好きが多く猫好きが少ない傾向にあった。
最近は猫ブームもあり猫の飼育数が犬の飼育数を超えたとか。
でもやはり早くから犬の保護が進んでいたので
今、都道府県の温度差もあるが私が住んでいるA県では
野良犬はほぼ保護をされ処分もされない状態になっている。
処分も今持ち込みの猫や多頭崩壊のみと聞いた。
もうすでに殺処分ゼロの地域もある。
でもまだまだ殺処分されている地域も多く残されている。
殺処分ゼロの地域でもNPO愛護団体やボランティアさんが
割りを食うことになり必死で頑張っているのが現状。
最近では市の方で野良猫への避妊手術を補助や負担してくれるという
システムが多くなっている。その代わり手術した後の猫の世話も
必ず責任を持ってくださいね。という事だ。
生きている猫を処分して減らすのではなく
野良猫を捕獲して避妊手術をしその時に貰い手があれば
生涯大切にしてくれる里親に委ねる。又貰い手がなくともは外猫として
世話(地域猫)をし続け調子が悪くなったり外では暮らせなくなった場合
家の中で亡くなるまで面倒を見るという様に
努力をされている方々も多くいる。
幸い私が在住のT市も野良猫の避妊手術を市が負担してくれている。
わが家は田舎で敷地が広いので避妊手術をした猫達は敷地から
ほとんど出なくなり近隣での糞尿のトラブルもなく
何十匹もそこそこ長生きをさせて看送ることが出来た。
20才を超えて生きてくれた犬や猫もいる。
その他の犬猫たちもほとんどが19~15才くらいまで生きてくれた。
獣医師の教えの賜物だ。
寒い冬は玄関に入れ暖を取らせ、中に入らない猫には
外に温かい場所を作った。亡くなる時は必ず付き添った。
預からせて頂いた命だから。
イタリアでは野良猫とは呼ばないと聞いた。
自由猫と呼び猫ボラさんが市内に500人ほどいるらしく
猫の為のレストランの管理とワクチン接種・避妊手術を行っているとか。
そして老いたり病気になり自由に暮らせなくなった猫達が家猫になるのだと。それをテレビで見た時に、それに近いことを
やってあげられたらと思った。
子供の頃から犬や猫が大好きだった。犬や猫の居ない時がなかった。
でもやはり、個人での保護には限界がある。
獣医師になるほどの頭にも経済力にも恵まれなかった。
できることは出会った命を守りたい。と。
その数は延べ140匹は越えたと思う。一匹でも多くの命を救いたい。
と、いう願いに呼ばれる様に出会ったり託されたり。
保護しないと殺されるか、弱って死んでしまう命だらけ。
でも若さゆえか決して諦めたくはなかった。
寒い冬は野良猫達を憂う。それは今でもだ。
Sさんという獣医師に恵まれケアを学ばせてもらい
Aさんという獣医師の心の友もいた。
保護しては看送りを何度も繰り返した。
中には長生きさせてあげられない命もあった。保護が間に合わなかったり、
完治できないウィルスを発症したり、遺伝性の病気であったり
様々な悔しいことだらけだ。私でよかったのか?
その十字架は今も背負っている。
今では世話をしているのは野良猫だけになった。
私の周りに保護が必要な野良犬が居ないくなった。
それはただただ動物保護団体やボランティアさん達の犠牲の賜物なのだ。
現状ではもうお任せするしか仕方がない。
犬たちは散歩という名目で私に健康をくれ続けていた。
犬が居なくなり体重が5kg増えた。
私も人生のターニングポイントをとっくに迎え
死を覚悟した大病も患ったから。
幸い私が一匹でも多く助けたい!と、頑張って保護をしてきた
昔とは違い、今では猫のボランティアさんの数も増えてきた。
今保護しなければ殺される。死んでしまう!
という事はなくなり、沢山の委ねる人たちが出来てきてきたのは喜ばしい。
だから今、家に居る猫達の人生を全うさせることを主に
出会う事がなかった命に対しては、もう祈りつづけ、同じ志を
持つ若い方に託そう。そう思ってきた。
自分自身が多頭数崩壊をしてしまっては意味が無い。
無理をせず自愛しながら看送ることに専念しなければ…
今も、20才が2匹に15才が2匹。
10歳以上が殆ど。彼らのケアに後悔の無いようにしたい。
でもこれからも私自身が出会ってしまった命には
やはり手を差し伸べ続けてしまうのだろう
引き取り手がないとか、難病持ちだと又増えていく。
でも、昔ほどの増え方ではない。それは神に委ねよう。
ここしばらく野良猫を見ていないから。
車に乗っていても猫が轢かれているのも3年ほど見ていない。
それもきっと猫ボラさん達の努力の成果だと思う。
皆さんの頑張りが形になりつつあるのだと思う。
どんどん動物愛護が広まってほしいと切に願う。

今私の心が傷むのは犬や猫達だけではない。野生動物の駆除もだ。
欧米では日本ほど簡単に駆除はしない。
日本ではまだまだ人間優位で危険な野生動物は駆除される。
この地球は人間だけのものではない。
例えば熊やイノシシにも生きる権利はあるはず。
せめて野生動物たちが安心して住める森に再生して欲しい。
山に返す努力も惜しまずしてあげて欲しいと思う。
なぜ日本は先進国なのに動物暗国なのだろうか。
いろんな生き物との共生が未来の自分たちの為になると
思えないのだろうか?
何で直ぐに身勝手に駆除をしてしまうのだろう。
外来種とて日本に来たくて自分から来たわけでもなく駆除される。
彼等には何の責任もないのに。
何とか方法はないのだろうか。例えば外来種動物園でも作ってほしい。
捕獲した者はみな避妊手術をうけさせ、後世の人への戒めの為に
安易に生き物を海外から連れてきてはいけないという教訓にしてほしい。

今は元野良猫達の養いで手が一杯。金銭的にも一杯一杯。
でもこの先も野良猫の避妊手術を続けていけばきっと
可哀想な猫達も居なくなる思う。
その時も元気でいられたら森の再生に、野生動物たちが幸せに暮らせる
森に還したい。杉や桧などの建材に使われる針葉樹ではなく、
実りをもたらしてくれる広葉樹をもっと沢山増やしたい。
野生動物がお腹を空かして町に来なくて済むように。
世界中の動物愛護が進み犬や猫などのペットや野生動物が幸せに暮らせる。
人々のやさしさで地球上の様々な生き物との共存が実現できる世の中に。
それが私のかなえたい夢。

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