ネットで購入する特定原付に注意
電動キックボードの保安基準に不適合の製品が多い、ネット購入に国土交通省が注意を呼びかけている～
｜保安基準適合性調査を実施
国土交通省は、特定小型原動機付自転車（電動キックボードなど）についてインターネットで販売されている車両を中心に保安基準適合性の調査を実施し、その結果を公表した。
81車種のうち10車種（10台）に対し調査を実施し、そのうち6台が保安基準に適合していないことが確認された。
つまり10台のうち6台が不適合ということだ。
｜性能等確認制度
2022年12月、国土交通省は「特定小型原動機付自転車の安全性を確保するために保安基準適合性を確認する制度」を創設した。
これは確認検査の結果、
・保安基準に適合する特定原付の型式を公表
・車体には「性能等確認済」を示すシールが貼付
されることになり2023年12月現在22車種の性能等確認が行われ確認済シールが交付されている。
｜インターネットで購入者は注意
特定原付を購入・使用する消費者に対して
インターネットで特定原付を購入する際は、保安基準不適合品に注意し、商品説明欄に「公道走行不可」等の記載がないか
を確認するよう呼びかけている。
国土交通省は、今後も調査未実施の49車種についても性能等確認や市場調査を行い、特定小型原動機付自転車の安全な利用を促進するための取り組みを続けていくとしている。
｜雑感
16歳以上の人が電動キックボード等を運転免許を必要とせずに運転できるのは、保安基準に適合している製品である。
性能等が保安基準に適合してる製品には｢性能等確認済」シールが貼付されているのでこれを確認して購入することが望ましい。
最近格安で特定原付等が販売されている。特にSNSやWeb上では粗悪な海外製品が「道路交通法に適合商品」などと銘打って販売しているのを見かける。
性能等確認審査を受けていない商品を道交法適合品と表示して販売しているものも結構ある。
一応自社試験をしたものもあれば、それすらせずにこの機に乗して販売しボロ儲けしようとする悪徳業者も多いことを消費者は認識し、しっかり確認して購入して欲しい。
その結果、不適合品を購入してしまうと、無免許運転や整備運転などの違反行為で検挙されるのはユーザーである。
業者には責任がないのだ。
詐欺で告訴したいくらいだという人がいるけど・・・・。
以下これまでの電動キックボード等関連記事です。