あったかかった。
昨日は会いたかった友達に会った。
その子は、「死にたいって言ってもそれを当たり前だよねって受け止めてくれる友達が欲しい」なんて書いた次の日の体育の時間、「この世って死ぬしかなくて笑える」って一緒に笑い転げてくれた人。
人と人が分かり合うなんて幻想だって分かっていても、分かり合えてる気がしてしまうくらい、何だか合っている人。そんな人に今まで出会ったことなかった。
私は学校を休みまくって、その子もたまに休むからタイミングが合わなくて2、3週間ぶりくらいにやっと会えた。
久しぶりって言った後情動のままに抱きついた。
スキンシップなんか全然する方じゃない。たまに込み上げてくる時がある。
私は常に恐れを持ち合わせている。だから相手からも受け入れられた時の安堵といったら、本当に。端的に嬉しい。
人の体っていうのはあったかかった。これは感じてみると本当に。他にはないあったかさ。命以外には。そしてすごくシンプルだったと気づく。
「生きていく」って言ったら色んな意味を含んでいて複雑で仕方ないし、私は恐ろしいと思っているし、嫌いだって放り投げたくなる時もある。
けど、生きてることと死んでることの差はあまりにもシンプルで、あったかいかそうじゃないか、それだけだった。
その子が生きてるってことがじゃなくて、ただその子があったかかったのがたまんなく嬉しかった。
大切な人達には一生あったかいままでいて欲しいと思った。わがまま過ぎるよね。
他人の体温を心地良いと思うのは当たり前であって…みたいな興醒めの思考が飛び出てきては追い払いたい。
そんなことが言いたいんじゃなくて、そうじゃなくてさ、だめだ、言葉には出来ないや。もどかしいけど仕方ない。これはできないやつなんだな。
神秘とかいう人間じゃどうにも手に負えないものはあります。というかそんなものばっか。
あったかかったってことです。大好きな友達が。みんなも。人間も猫も犬も命なら。それがなんとはなしに嬉しいな、心地良いなってことです。
私はまだ朝を恨み続けてるから、そんなことで生きていこうと思ったとか絶対に言わないけどさ。
それは言わないけど私がそれを愛せてしまうことは分かっちゃったんだな。
こんなこと知りたくなかったなー。私はいつだって全部に期待しすぎるんだ。
過度に期待をして当然それは裏切られて突き落とされる。
こんな日々を暮らしていてもまだ全部が幸せになると信じて疑わない心がある。
ならないって分かってるから終わりにしようとしてるのに。
そんな自分を憎らしいとも思うし、愛おしいとも思う。
常時ふらふら不安定人間で、どうしようね。どうしたらいいんだろうね。
まぁ私のことはもうどうだっていいよ。部屋で死んだようになってるしかない。かろうじて今日も冷たくはならない。
でもいつもあったかい人達は、ありがとうね。