好きな曲と歌詞/救い
辛くてどうしようもない今みたいな時に聴きたい曲たち。紹介したい。させてください。全部ボカロ。もうあんまり悲しい気持ちをここに書きたくないのに、今は悲しいことしか考えられない脳みそだからひたすら音楽を聴いてる。
ずっと痛いし。痛いけれど。仕方ない。もうもはや理由も何もないけど悲しいだけ。そういう時だから。耐えるしかないから。耐えるのも辛く厳しい時を一緒に乗り越える曲たち。励ましてくれる感じではなく、寄り添ってくれる感じ。
「動物が好きなのね」
「人が嫌いなんだ」
大人になりたい訳じゃない 自由が欲しいだけ
みだりに触ったら 少しだけ血が流れる
それがきっと君の心の形だった
脆くて儚い心情の描き方や空気感が好き。傷つきやすさ。その柔らかさと鋭さ。旅立つ夢を見ているだけで未だ閉じこもったままなのかそれともこの子が外に出たのかは分からないけど、外へ出て世界を知る不安感を優しく包んでくれる感じがする。閉じこもることにも不安感は付き纏っていて、それも一緒に。
大事な大事な宝箱に
かわいいかわいいゴミが詰まった
大好きとは言えないわ
そうでしょう
かわいいかわいいゴミも増えていくことが人生なんだろうけど。受け入れられないよね、大人になることは。分かる。「逃げましょう」って言ってるけど、この子はこの後どうするんだろうね。私はどうしたら良いのか分からないよ。
アメと無知 温室の中
独り 鬱を育てた
御蔭様 それがこのざま
恵まれた生命だなあ、
無価値だけどさ
本当にこれだよね。ただ温室の中で生きてきたのに、自分が勝手に育てた感情。なんだかもうどうしたらいいのか分かんない。欲しがりも治んないの。痛いくらい共感。「思想に憧れたあの人が自らこの世を去りまして」ああ。ほんとに。
自分が本当に共感できるような人はね、本当にいつか死んじゃうんだよ。儚くも。
愛は終わつた 定員超過
煙毒混ぢりの狭い箱で
愛は何処へ!
イつたら最期の
彼処へと参りませうか
是さんの世界観に引き込まれてるこの頃。このお洒落な絶望感が大好き。"ぢ"大好き。じよりも鋭い痛みを感じるから。
僕と君は獣だ
僕と君はけものだ
ぼくときみわけものだ
あーーー僕はだいっっきらいだ!!
虻瀬犬さんは救い。本能で生きる動物だと叫びたかったから。ずっとこんな誰かの叫びを聞きたかったから。
おはよう 泣いていても 叫んでいても 笑っていても大丈夫
でも朝食だけは一緒に食べて 一緒にラジオを聴かないかい
征けよ お前は『歩く』生命だそうだよ
征けよ お前は『嘆く』生命だそうだ
征けよ お前は『決める』生命だそうだよ
征けよ お前は生きる
裏切っていけ
なあ
宗教よ 性別よ 皮膚の色よ 血統よ
性指向よ 職業よ 年齢よ 生命よ
ああ
貞操よ 厭世よ 死の涙よ 葛藤よ
性嗜好よ 平成よ 幸福よ 生命よ
全歌詞が大好きだから本当は全部載せたかった。理性と本能。人間の葛藤の全てな気すらする歌詞。でもすごく苦しんでるのに泣いてても叫んでても大丈夫って最初に言ってくれるのが安心する。ご飯、食べようね。とても大事なこと。
くらがりシティライフ
もうどんな夢もきっと叶わない!
折れたタクトでただ夜を引っ掻いて暮らすよ。
そして苦しくなった、息が、街を、満たせばいいよ。
誰もがなんだか、不器用に泣いて!
ずっとすごく苦しそう。叶わない夢ばっか叫んでるから共感。もう踊るしかないね。眠れないなら夜中踊ってよう。
ゆめはいつもベランダから
すべてきみのせいだよ そうだ
ゆめはいつもベランダから
明け方の陽に飛び込んで
飛び込んじゃう歌。でもこの子が幸せならいいよ。誰にとって何が幸せかなんて分からないじゃん。ベランダからみるゆめだってすごく綺麗。
漂って 君と歌って
夜に向かって 悲しくなって
その先の道 駆け抜ける街
夢の世界でいつまでも抜け出せないよ
悲しいけど優しい。ゆりかごの中みたい。でもどこか疾走感もある。安心する。「君」の喪失の歌なのかなと思う。いつまでも幸せな夢の中にいたいよね。
泣きながら 笑え 笑え
僕らが目指す水平線
今さら言えない
夢があったなんて
恥ずかしくて
この曲は励ましてくれるような曲だ。みんな希望をもらってるだろうと思う。現実的な歌詞が痛く刺さるけれど元気をもらえる。地の底から這い上がろう!ではなくて、地の底なりに生きてこうみたいな。
「ひまわり畑でも行ってそんでずっと暇してたいな」
君は怒ったね それはもうカンカンに
その時の僕ときたら涙が止まらなくなって
「行けないくせに」君はそれを知ってるんだな
どうしようもない感じ。やるせない感じ。もう全部捨ててどこかに行ってしまおう。ギターの雰囲気が好き。この曲を知ってライ麦畑でつかまえてを読んだけれど14歳の私にはまだ、まだまだまだという感じだった。今の方がずっと分かるだろう。やっぱりもう一回読みたいな。
丈夫なロープがあったら 古いジャンプは十字に縛って
楽しかった過去も捨てちゃって 未来に生きようかな
「丈夫なロープ」の一単語だけでこんなにも色んな種類の絶望が見えてくる。でもかわいくてポップな曲調でそれを歌ってくれていて嬉しい。可愛こぶってしくしくしながら聞きたい。
他にもあるけどこんなところで。
あとは、オモコロを見ると強制的に笑えるので見ている。いつ何時でも笑えるオモコロは偉大。中二くらいからお世話になっているので病んだ時のお供と化していてその事実がちょっと怖い。いやいや、大丈夫なはず。人に笑顔を届けられる人はすごい。ヨネダ2000もおすすめに出てきては笑わせてくれてすごい。
最近こんなに落ちてるのは「勉強をしなければいけない」状況がくそすぎるせいだけど、義務でなければ本来なら面白いものなはず。そう、大隈重信は片足が無くなってもずっと政治家やってるの強メンタルすぎてやばいし。平沼騏一郎は「複雑怪奇」とか言って全部投げ出すし。おもろい。とはいえ恐慌とか戦争とか碌でもない時代ではある。まぁ、人類の歴史なんていつだって碌でもないもんだけど。人間なんて。笑い飛ばそう。
頑張る。もう少し、もう少しでこの地獄みたいな日々も終わると自分に言い聞かせる。