赤い雄牛(レッドブル)

意外なほどにあっさりと決まってしまったルノーのワークスとしての活動が2011年からいよいよ実質的にカスタマー扱いになってしまった。チームとしての便宜上(ワークス)としてエントリーしていたものの、組織としてはもはや維持出来ないくらい破綻していた。

それに加えワークスエンジンがレッドブルに供給される自体に陥り、カスタマーエンジン(実際は1年落ち型落ちエンジン)の問題でルノーと契約しているチームは困り果てていた。

そして、ルノーは2012年シーズンから「ロータス」として活動していく事になったこれでいよいよワークスから離れただがこの当時から「必ずF1にワークス復帰する」と捨て台詞を吐くほどにはルノー的には未練があったのだろう。

ワークスエンジンと言う武器を手に入れたレッドブルは、そこから破竹の勢いで選手権を制していく。実際、他のチームにもルノーエンジンは供給されていたものの性能自体を引き出せていたチームはほぼ皆無に等しかった。

フェラーリにも負けいない優秀なエンジンを皮肉なことにカスタマー(企業チームじゃない)であるレッドブルに証明されたことによってルノーの鼻は折られたのである。

ルノーのワークス復帰までレッドブルはその時代栄華を極める事になるのでしたが・・・これが原因でまさかあんな事になるとは。


注意(覚えてお来ましょう)
ワークス(企業が参加しているチーム)
カスタマー(車体は自分で作るけど、エンジンを他から購入するチーム)

ワークスの例として、フェラーリとメルセデスルノーなどが該当します。
逆に、カスタマーはウィリアムズやレッドブル(実際はセミワークス)などがそうなります。

企業が参戦している場合その企業の基本的な売上や開発力、年間の利益等ははっきり言って0に等しいです。ですがF1という大きな成長市場に参加することで発展途上国等に自分のブランドを認知してもらえると言う可能性がある為自動車メーカーはこぞって参戦している場合が多いのです。


今日はここまで


では(´・ω:;.:...

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