10.17vs福岡 GAME1

昨日のGAME1、
FE名古屋は福岡を96-74で下しました。
終わってみれば大差を付けての圧勝でしたが、
前半終了時は41-35とさほど差はついてはいませんでした。
後半の大量リードはいかにして生まれたか。
自分は、スローインの修正にあると考えました。


福岡のオールコートプレス
Nackyさんやカブレラさんのnoteでも詳しく紹介されていましたが、
福岡のディフェンススタイルはとても激しいものです。
そのひとつがオールコートプレス。
福岡は得点をするとすぐにディフェンスに意識を切り替え、
FE名古屋のスローインを簡単には許しません。
イーグルスは前からプレッシャーを掛けられた場合、ボールの近くにいる2人がスクリーンを掛け合うことで対応します。
①うまくスクリーンがかかった場合、そのフリーになった選手にボールをパスしてプレッシャーを回避する。
②スクリーンが掛からなかったとしても、その2人が動いて開くことで出来た空いたスペースに別の選手が飛び込み、そこにパスを出す。


しかし昨日の福岡戦では、この回避方法が上手くいかない場面がありました。
例えば2Q残り9:13の場面、
福岡の「誰にもボールを入れさせない」とばかりに相手選手の前に立ち塞がる激しいディフェンス(=フルディナイ)によってスクリーンを掛け合うことも叶わず、
5秒以内にスローインすることができませんでした(5秒オーバータイムで相手ボール)。

画像1

↑選手1,2が前に立ちはだかりパスを許さない


また、同じく2Q残り7:43の場面では、
②の方法でフィッツジェラルドが飛び込んできましたが、
そのスペースを予め埋めていた林のマークマンやフィッツのマークマンに対応されてしまい、
林はパスの出しどころを無くしてしまいました。

画像2

↑選手3がスペースを埋め、フィッツジェラルドにパスを出させない


こうして、前半、FE名古屋はこの自陣エンドランからのスローインに苦労しました。
そこでなされた修正が、「最初の受け手をビッグマンにすること」でした。


受け手をビッグマンにした結果
受け手をビッグマンにした結果、ボールをコート内に入れることが容易くなりました。
その理由は、
①ビッグマンの方が体の幅を活かしてボールを受け取れる
②ビッグマンのマークマンの方が俊敏性に欠け、スクリーンの掛け合いに対する対応が悪い
ことにあると思われます。
もともとビッグマンの方が体を張ってスペースを確保しボールを受けるプレーに慣れているので、ボールの受け手に適しているでしょう。


ビッグマンを受け手に使う際の懸念事項
ただ、あまりビッグマンを受け手にしたくはありません。
それは、ビッグマンをより早くゴール下に向かわせたいというのもありますが、それ以外の理由もあります。
①ビッグマンのマークマンに、ダブルチームを仕掛けられたらより厳しい
②ダブルチームを仕掛けられてドリブルを止めてしまった場合ガードはビッグマンにパスを出すが、ビッグマンはドリブルがあまり得意ではない
ティルマンの様な選手なら難なくボールを運ぶ事は出来ると思いますが、
フィッツやウォルドーでは、若干の心もとなさがあります。
今日の試合は、その辺りの対応も求められることになるのでは無いでしょうか。

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