
想像するには遠すぎた
子供の寝癖、口周りについた食べかす、ケチャップ・・・
若い頃、そんな子供を見る度に「その寝癖直してあげたらいいのに…」「口の周りくらい拭いてあげたらいいのに…」と、実は心の中で思っていました。
でも今1歳&4歳の育児をするなか、ふと保育園へ預けるときに我が子をみると、後頭部はボサボサ、朝ごはんに食べたソーセージのケチャップがべったり。。気持ちていどに服の袖で口をゴシゴシして、まぁいいか・・・と先生に預ける。
若い頃の自分に、今の自分を見せてあげたい。
あなたもできていませんよ、と。
でもあの頃の自分には、想像するには遠すぎたんだな、とふと最近思いました。そして、まぁできてなくてもいいじゃんと気持ちが緩んだ気がしました。
そう思えたのは、突然切り替わったのではなく、時間をかけて自分の立場や肩書きが変わるなかで、「自分」という世界の外のひとたちと少しずつ触れ合ってきたからのように感じます。
外国人という立場で、まったく文化のちがうウェールズで触れたひとたち。
帰国して嫁という立場で、広島という生まれ故郷でない土地で触れたひとたち。
私 から 母 という立場になったなかで触れたひとたち。
そしてcymryをスタートし、店主という立場で触れたひとたち。
少しずつ自分が異なる立場になってきて、その立場の目線から初めて知り、感じる世界。ようやく「たやすく他人のことを想像することはできない」ということが理解できて、そしてそれを受け入れられるようになりました。
なんだかすこし自分が柔らかく、すこし生きやすくなった気がしたんです。
何がいいたいというわけではないのですが、最近ふと考えたことがどんどん泡のように頭のなかで消えていってしまうことが悲しく感じて。さぼり気味のnoteにちゃんとアウトプットして残しておこうと思いました。
すいません、最後に告知になります。
今年も、東京世田谷にあるTEA & TREATSさんでウェールズ展「WELSH Tea Room」を一緒に開催させてもらいます。今回も、"ウェールズ推しなひと"という立場からいろんな方々と触れて、また新しい発見や刺激をもらえたらいいなと思います。

「WELSH Tea Room」
期間/ 2月7日(金)〜17日(月)
*期間中、2月12日(水)は休み。
場所/ TEA & TREATS
世田谷区赤堤3-3-11
11:00〜19:00(18:30LO) 火水定休
*2月11日(火)は祝日のため営業。
イギリス北部、ウェールズ地方の伝統菓子やクラフトをご紹介するイベントです。1枚ずつ手焼きしたウェルシュケーキや、ウェールズ伝統のフルーツケーキ、バラブリス等を販売します。期間中はウェールズのクラフトを扱うcymry(カムリ)が出店し、希少なヴィンテージのウェルシュブランケットやウェールズ作家のポタリーなどを届けてくれます。
https://cymry.jp/
また今回のイベントに合わせて、陶芸作家ユニット Satoko Sai + Tomoko Kuraharaにウェールズをモチーフにしたプレートを制作していただきました。こちらも「WELSH Tea Room」イベント初日の2月7日(金)より、店頭にて販売いたします。
http://www.saikurahara.com/
販売アイテムや企画の詳細は順次、インスタグラムにてご案内いたします。
温かいティーと素朴な焼き菓子、手仕事のぬくもりを感じながら、ウェールズのティータイムをお過ごし下さい。
皆さまのお越しをお待ちしています。