『ピザ!』(2014) インドのデ・シーカ的な
言語はヒンディーでなくタミルのようです。
南インドのチェンナイ(旧マドラス)が舞台なので、チャパティやパラタのような小麦粉で作ったパン的なものではなく、お米を食べてますね。
あらすじを見て、チャパティに適当な具材を乗せたらピザになるんじゃない?と思いましたが、やっぱり同じようなことをやってますね。ただしチャパティではなく、おばあちゃんは南インドで一般的な「ドーサ」という米と豆を生地にしたものでトライしたようです。
ドーサではなく、小麦粉で作るチャパティにチャツネ(ソース/香辛料)塗って、アチャール(漬物)のせたら、チーズフリー・ピザになる気がします(笑)。
というか、南インドにはウッタパムという、いろいろな具材をトッピングするドーサの一種があり、パニール(チーズ)をのせたパニール・ウッタパムは、見た目ほぼピザです。
作品としては、おそらくヴィットリオ・デ・シーカの影響を受けており、ハンバーガーやフライドチキンではなく「ピザ」なのは、『自転車泥棒』のオマージュでしょう。
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