風と共に去りぬ (後編)プライム・ヴィデオで視聴

後からレヴューが統合されそうだが、著作権切れパブリックドメイン作品の格安DVDと、おそらく同じもの。
画質はわりとよい。もともと著作権表記不備の為、パブリックドメイン扱いだったので、状態の良いマスター・フィルムを使っているのかもしれない。
注目ポイント
・レット・バトラーはチャールストン(サウス・カロライナ)出身なのに、気取った英語を話すクラーク・ゲーブル
・ヴィヴィアン・リーのダンスはダブルを使っているのだが、まったくわからないほどの見事な撮影と編集
・マミーを演じるハティ・マクダニエルも、南部黒人アクセントか怪しいのだが、それに「〜るだね?」「〜ですだ」などの日本の時代劇みたいな方言をつける字幕のセンス。

ラスト2分驚愕のエンディング(結末に関する記述有)
3時間半以上の長い物語の最後が"Frankly, my dear, I don't give a damn."(正直、どうでもいい)と捨て台詞を残して去っていくレットと、"After all, tomorrow is another day."(なんだかんだいって、明日は来るし)とスカーレット。テーマ曲『タラのテーマ』をかぶせ強引に感動のラストに仕立てている。レットがいようといまいと逞しく生き抜いていく意思の強い女性の姿とか、原点であるタラに帰り誇り高く生きていくスカーレットを予感させる美しいエンディング、といった解釈が日本では一般的かと思うが、現代のアメリカでは、ついに頭がおかしくなったスカーレットが(妄想のなかで)タラの地に立つ姿だとか、バッド・エンディング、悲劇といった解釈する者も少なくない。2019年4月25日に日本でレビュー済み
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