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ここだけ30年前のヒットチャート(1994.10.04)

今から30年前のオリコンシングルチャート。父親がレンタルCD屋で借りてきたシングルをカセットテープにダビングして、それをラジカセ、カーステレオで繰り返し聴いていた当時9歳。
では今週もさっそく見ていきましょう。

1 TRUE BLUE  LUNA SEA
2 恋しさとせつなさと心強さと  篠原涼子 with t.komuro
3 LOVE YOU ONLY  TOKIO
4 俺色にそまれ  米米CLUB
5 マリア  T-BOLAN
6 SPY  槇原敬之
7 がんばりましょう  SMAP
8 VIRGIN BEAT  氷室京介
9 CONPLEX BLUE~愛だけ哀しすぎて~  THE ALFEE
10 HEART  CHAGE&ASKA


勢いありますね、LUNA SEAの『TRUE BLUE』が初登場1位。聴いてみてみましょう。

7月の『ROSIER』のときにも書きましたが、彼らのルーツでもあるポスト・パンクやニュー・ウェイヴ、同時期のナイン・インチ・ネイルズを参照にできる曲ですよね。
最後のフェイドアウトしていくノイズなんかはシューゲイザー界隈も取り込んだりしていて多彩さが聞いて取れる初期の代表曲。

歌詞世界もまた前作に同じく、都市生活における満たされなさ、孤独、羨望などが克明に描かれています。
特に外世界ではなく、「部屋」を舞台に星や街、切ない夜やモノクロームといった言葉を使って色味のない世界観を生み出し、その感性こそ「TRUE BLUE」とでも言わんばかり。


今週はアルバム・チャートに桑田佳祐『孤独の太陽』が初登場1位。そして、14位にスピッツ『空の飛び方』も初登場。デビュー4年目、ブレイク前夜という感じです。
「不死身のヴィーナス」好きなんですよね。あと、『空も飛べるはず』のアルバム・ミックスがシングル版より少しラフになっててこちらも聴くならこっちだなと思ってます。

気になる曲があったらぜひ聴いてみてください。
ではまた。