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ここだけ30年前のヒットチャート(1994.08.09)

今から30年前のオリコンシングルチャート。父親がレンタルCD屋で借りてきたシングルをカセットテープにダビングして、それをラジカセ、カーステレオで繰り返し聴いていた当時9歳。
では今週もさっそく見ていきましょう。

1 Hello, my friend  松任谷由実
2 innocent world  Mr.Children
3 Miss You  今井美樹
4 Boy Meets Girl  trf
5 Rusty Nail  X JAPAN
6 瞳そらさないで  DEEN
7 世界が終るまでは・・・  WANDS
8 早くしてよ  久宝留理子
9 Jaguar Line  工藤静香
10 永遠の一秒  田村直美

松任谷由実の『Hello, my friend』が初登場1位。早速聴いてみましょう。

ドラマのフジテレビ、そんな時代の月9『君といた夏』主題歌。とはいえ再放送もやってた記憶がほとんどなくて見たことないです。北川悦吏子脚本なので少しダーティーな面もある群像劇ぽいですね。リアルタイマーの方は結構見られていたのではないかと。

ユーミンのこの曲、晩夏のセンチメンタルな情景を鮮やかに描いた名曲ですね。2番のヴァース部分の歌詞、

《Hello,my friend 今年もたたみだしたストアー
 台風がゆく頃は涼しくなる》

最近は10月も台風来たり暑かったりでもはや風情も何もあったもんじゃないですけど、この歌詞を読むだけで少しおセンチな気持ちになりません?

通信手段も限られていた当時において、手紙が果たした役割の大きさと、いまSNS界隈では変なこすられ方さえされてしまう「ちょっとキザな表現」もこういう手紙では「あり」でしたよね。

そういう意味でも90年代半ばのリアリズムのひとつとして振り返っておきたい曲ですね。

気になる曲があったらぜひ聴いてみてください。
ではまた。