#Notion活用 #サッカー観戦 Part.3
#Notion活用 は、Notionの実用例を複数記事に渡って紹介していくマガジンです。
今回は #サッカー観戦 編のPart.3です。
選手名鑑の情報をNotionに記録する方法を紹介していきます。
#Notion #ワークスペース #データベース #タイトルプロパティ #リレーションプロパティ #数値プロパティ #テキストプロパティ #セレクトプロパティ #マルチセレクトプロパティ #バー
前回までの内容
Part.1~2をまだ読んでいない方は、そちらを先に読むことをオススメします。
Part.1
Part.1では、既存のアカウントに新しいワークスペースを追加し、初期設定を行い、データベース「データベース」「カレンダー」を用意しました。
Part.2
Part.1では、選手やチームの情報をまとめるためのデータベースを用意しました。
選手名鑑のすゝめ
選手名鑑はタイパが良い情報源
ところで、みなさんは選手名鑑を持っていますか?
スポーツ観戦は、その試合に関わっている選手や監督について、知っていることが多ければ多いほど楽しめる趣味だと、私は思います。
たくさんの選手・監督を知りたい場合、選手名鑑を買うことが2番目にタイパの良い方法だと思います。
1番良い方法は詳しい人と一緒に観戦することだと思いますが、選手名鑑ならば、いつでもどこでも一人でも選手について調べることができます。
vs ネット検索
……ネットで検索すれば良い?
好きなチーム・好きな選手以外の情報も積極的に集める方ならば、それでも良いかもしれません。
そうでない方にとって、好きなチーム・選手以外の情報を得る際に選手名鑑を使えば、対戦相手の情報などを素早く予習できます。
知らない選手と戦う推しより、知っている選手と戦う推しの方が、見ていて楽しいと思いませんか?
Notionユーザーにはオススメ
スポーツ観戦における選手名鑑とは、語学における辞書、科学における図鑑、地理における地図、歴史における年表、旅行におけるガイドブックです。
無くても何とかなりますが、有効に活用することさえできれば、1つ1つの体験を濃くすることができます。
万人にオススメとまでは言いませんが、少なくともこの記事を読んでいるような、趣味でNotionを使うほど情報に貪欲な方ならば、買った方が楽しめると思います。
Notionに記録
さて、今回は選手名鑑の情報をNotionでまとめる例を紹介していきます。
名鑑の左上の選手から順番に全て入力しようとするのは、時間がいくらあっても足りないでしょう。
タイパ良い選手名鑑を使って非効率な作業をするのは、ちょっともったいない気もします。
そのため、例えば、試合を見る前に両チームの選手を1人ずつピックアップして情報をまとめてみる……等の使い方をオススメします。
ハーフタイムに前半で気になった選手をまとめる……なんかでも良いかもしれません。
あえて少人数の選手しかまとめないことで、自分の関心を表す情報も付加価値として生じて、例えば「私がこの試合で注目した選手はこの人だったんだ」と振り返ることが可能になります。
『FOOTBALLISTA EURO2020 GUIDEBOOK』
まずは、雑誌『FOOTBALLISTA EURO2020 GUIDEBOOK』に書かれた選手の情報を追加していきます。
「何を記録して、何を記録しないか」
この雑誌には、各選手の1~2行の解説とともに、「選手名」「生年月日」「年齢」「身長」「体重」「所属クラブ」「ポジション」「代表成績」「主要大会出場歴」などが書かれています。
全てNotionに記録することもできますが、おそらく時間を浪費することになるでしょう。
そのため、Part.2で書いた通り、「何を記録して、何を記録しないか」を考える必要があります。
選手名
「選手名」は、タイトルプロパティになるので、必須でしょう。
選手名を表すと捉えると重複になってはしまいますが、データベース「選手」とのリレーションプロパティも欲しいですね。
生年月日・年齢・所属クラブ
「生年月日」はデータベース「人」に記録していくと、Part.2の時点で決めてありました。
名鑑ごとに変化するデータではないので、名鑑のデータベースに個別に記録する必要はないでしょう。
逆に、最新情報を更新する手間を省くため、データベース「人」「選手」「監督」に「所属クラブ」を載せないとも、Part.2の時点で決めてありました。
「年齢」も同様の理由で、それらのデータベースには載せない方が良いと思います。
そのため、それらのリレーションプロパティを今回のデータベースに追加します。
「年齢」も「所属クラブ」も日々変化するデータですが、「当時の情報」として保存すれば、後日更新する必要がなくなります。
成績・解説
それから、「代表成績」の一部の「代表通算試合数」と「代表通算得点数」だけを抜粋して、数値プロパティに記録します。
「年齢」は、15歳~40歳くらいの25択程度なので、リレーションプロパティで管理しましたが、通算記録は数値の幅が広いので、数値プロパティで管理した方が楽でしょう。
その他に、「解説」はテキストプロパティで記録し、「記録日」はデータベース「カレンダー」とのリレーションプロパティで記録します。
『エル・ゴラッソ 2022-2023 欧州サッカー選手名鑑』
次に、雑誌『エル・ゴラッソ 2022-2023 欧州サッカー選手名鑑』に書かれた選手の情報を追加していきます。
「何を記録して、何を記録しないか」
『エル・ゴラッソ 2022-2023 欧州サッカー選手名鑑』は純粋な選手名鑑なので、大会のガイドブックである『FOOTBALLISTA EURO2020 GUIDEBOOK』と比べて、選手の情報はより詳細に記載されています。
そのため、全て記録しようとすると、余計に時間を浪費します。
同上
選手名をタイトルプロパティに、選手・年齢・クラブをリレーションプロパティに、解説をテキストプロパティに記録することは、『FOOTBALLISTA EURO2020 GUIDEBOOK』と同様です。
新たに記録したもの
新たに、背番号をリレーションプロパティで、ポジション・移籍をセレクトプロパティで記録します。
それから、データベース「選手」の方にマルチセレクトプロパティで利き足を記録します。
利き足もソースによって異なることもありますが、滅多に変わるものでもないので、統一していいでしょう。
記録していないもの
それから、『2022-2023 欧州サッカー選手名鑑 ELGOLAZO』にも、代表の成績が書かれていますが、今回は記録しません。
EUROの名鑑は代表の情報を、欧州サッカーの名鑑はクラブの情報をと、それぞれ記録の目的を明確に区別することで、入力する時間を節約できます。
その他にも、クラブの所属歴も載っていますが、基本的に過去の情報は入力し始めると手間が激増するので避けます。
また、市場価格なども載っていますが、私はいかなるソースであっても市場価格の情報は信用していないので、記録しません。
もっと追加
ここまで紹介した2冊と同様に、他の雑誌の情報も追加していきましょう。
『ワールドサッカーダイジェスト FIFA WORLD CUP QATAR 2022 ワールドカップ直前ガイド』
W杯の直前ガイドの情報も以下のようにまとめました。
W杯の情報なので、代表の情報を中心に、EUROの雑誌にはなかった「A代表デビュー日」もまとめました。
「A代表デビュー日」も選手ごとに固有の日付になりますが、データベース「選手」に入力せず名鑑のデータベースに入力したのは、名鑑に載っていない選手の情報を調べる手間がかからないようにするためです。
『サッカーマガジン カタール・ワールドカップ2022決算号』
選手名鑑だけでなく、スタッツ等も同様にまとめることができます。
スタッツは数値プロパティで入力し、バーを表示することをオススメします。
バーの上限は、大会最多記録にしています。
『エル・ゴラッソ Jリーグ 選手名鑑2023』
Jリーグも見ましょう!