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原発にも、「つくる責任」、「つかう責任」

産経ニュースの「10万年後の安全―『信頼』と『責任』の意味」という記事を読みながら内容に関して思うことを共有し、議論しました。

記事の内容は、フィンランドのエウラヨキという小さな町における原発の最終処分場の建設が国によって正式に認められたというものです。

エウラヨキには原発があり、そこで出た核のゴミをその場で処理しようということだそうです。

核のゴミは高い放射能を含んでおり、放射能が使用前の水準に戻るまでに10万年かかると言われています。10万年の間、国がきちんと責任を持って核のゴミを管理しなければならないのです。

各地に原発を有する日本にとって原発の最終処分場の問題は他人事ではありません。既にこれまでの発電によって出た核のゴミが蓄積しています。少なくともこれらをどこかで処理しなければなりません。

原発による利益を享受している私たちには「責任」があります。いつまでも目を背けられる話ではありません。

<おまけ>

記事の中で、エウラヨキに住む少年が最終処分場を受け入れることに反対しないと言っていました。学校の社会科見学で最終処分場を見学し、専門家の丁寧な説明を受けて安全性を信用できたのだそうです。

NIMBY(Not In My Back Yard)問題では地元住民の理解を得ることが鍵になります。エウラヨキの事例から、住民の理解を得るには事実を200%開示し、パンフレットなどを通して住民にわかりやすく説明して信頼を得ることが必要であるとわかりました。

国、自治体、企業は、その国民、住民、顧客に対して、八方美人でいるのではなく綺麗なところも汚いところも透明性高く見せることが大事なのだと思います。(人も同じですよね)

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