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民佐穂さんの制作過程

現在、シグでは7月5日(日)まで、民佐穂「点景 ーむかしと未来の川のほとりに」を開催中です。

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遠野出身のアーティスト・民佐穂さんは、木材のもともとのかたちを生かしたパネルや、物質感溢れる絵具の表情が魅力的な作品を制作されています。今回は、作家本人が撮影した動画を元にその制作過程を辿ります。

1、木材やすり

仕入れた木材の表面、側面、角をなめらかにします。指で木肌の棘がささらないように安全な表面になるまで、やすります。

2、木材にジェッソ

ヤスリとヤニ止め処理をした木材にアクリル絵具の下地となる白色ジェッソを塗ります。絵具の定着と発色のために全ての作品は共通してこの行程が必要です。

3、木材にアクリルガッシュ絵具

下地加工をした木材にベースとなる絵具を塗布します。木材の表面を、「ひとつの敷地/フィールド/場所/皮膚」と捉えるように絵具をヘラでならしていきます。

作家が自ら撮影した3つの動画をご覧いただきながら、制作過程を辿りました。どのようにして作品がつくられていくのかを知ることができたかと思います。過程を知った後にもう一度作品をみてみるとまた違った見え方があるかもしれません。

最近、民佐穂さんもnoteを始められました。今回の展覧会についても綴られていて、興味深いお話がたくさんあるのでぜひご覧いただければ幸いです。


民佐穂「点景 ーむかしと未来の川のほとりに」は7月5日(日)まで開催しています。ご来場が叶わないお客様のためにも、展示作品の一部は、シグ・オンラインショップでも販売中です。併せて、ご覧ください。

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民佐穂「点景 ーむかしと未来の川のほとりに」
2020年6月20日(土)-7月5日(日)
11:00-19:00/水曜定休/来場予約制 (TEL.019-681-8089)
※ご来場の際はお電話またはCygウェブサイトにてご予約をお願いいたします。
会場:Cyg art gallery 




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