見出し画像

奈良クラブ、ピヨピヨファンが思う2つのこと

Noteのテーマである自転車の話ではありません。スポーツ✖️  地域  という括りでここに書きます。

サッカー奈良クラブの話です↓↓

現在JFLの奈良クラブはJリーグへの昇格(参入)を目指し、岐路に立っている。Jリーグへ行くための要件は以下の通り。

  • 年間事業収入が1.5億円以上(見込み)

  • 平均来場者が2,000人以上

  • JFLで年間4位以内

  • 百年構想クラブのうち上位2クラブ

  • その他

そして、現在、平均来場者数2,000名以上の要件が厳しく、残すホームゲーム3試合で、13,048人の観客を動員する必要がある。ということは1試合平均4,350人ほど。

無理そうで無理でもない数字。そのため、クラブ挙げての誘客祭りとなっている。実際、私と私の子どももこの誘客祭りで奈良クラブに沼った。そんなピヨピヨ奈良クラブファンがぼんやり感じた戯言程度の話です。



平均来場者数2,000名以上の達成が厳しい状況なので、どうしても1試合ごとの来場者数などが前面に出やすくなるが、こういう時に限って、最終的な目標・目的があらぬ方向にすり替わってしまうので気をつけたい。

最終的に奈良クラブが目指すところは何なのか?

目の前にある絶対的な目標はJへというのはとても良く理解できた。ただ、Jリーグへの昇格は過程。奈良クラブでよく出てくるアイデンティティという言葉。クラブ(チーム)としてのアイデンティティがあるのであれば、経営(事業者)としてのアイデンティティも当然あると思う。これから応援しようとしてくれる人たちと共有することを大切にして欲しい。

奈良クラブが地域クラブを目指すのであれば、これから地域とどういう文化を創っていきたいのか。

今、奈良クラブはこれからの文化として根付かせるため大きなターニングポイントにあり、今後、幾度も体験することのない貴重な瞬間を掴み取ろうとしている。より多くの地域の人たちとその瞬間を共にしたい。だから、観に来てほしい。

そういう思いがあると信じている。言い換えれば、Jに行きたいから協力してね、でないことを信じたい。

奈良クラブの選手のプレー、サポーターの寛容さをスタジアムで体験すれば、きっと新たなファンの心を掴むことができると思う。実際、スタジアムで、私は掴まれた!

しかし、長続きするかどうかは別の問題だ。いろいろと情報を調べて共感できるところがあったので、私は応援したいと思った。でも、多くの人がそんな面倒なプロセスは踏まない。

「Jリーグに行けたのね、よかったね、ほな、さいなら」にならないように、地域から愛されるように、しっかりとタネを蒔いておく必要がある。今までにないほどの地域の人たちがスタジアムに足を運んでいる。こんなチャンスはないはずだ。

数字だけが上滑りすると、奈良クラブの素晴らしいアイデンティティが見えにくくなってしまう。しつこいくらいに伝え続けてもいいと思う。

とはいえ、短期的には人数は集めなければならない。目下、次節のホームゲーム、鈴鹿ポイントゲッターズ戦が集客の面では極めて重要になっている。ここで、どうたち振る舞うかで結果は大きく変わる。奈良クラブは1万人の来場目標を掲げ、手を打ち始めた。

スゴイのブチ込んできた。本気度がビシビシ伝わってくる。天気さえ良ければ集まる気がしてきた。であれば、より一層、次のことが気になっている。

新規のファンをいかに次の試合に誘導するか?

これは本当に検討した方がいい。前節5,200人超を集めたホームゲーム。新規の来場者もかなり多かったと思う。クラブ創設以来、最大の誘客に成功した試合だった。そして、会場の雰囲気はお世辞抜きで最高だった。

でも、「次もよろしくお願いします!」で帰しちゃった…。せっかく来てくれたのに…。もったいない…。新規のお客さんがスタジアムに足を運んでくれるハードルがどれだけ高いかを考えると、本当にもったいない…。

なので、次節ホームゲームで1万人を集める施策と同時に、その後の2試合にいかにして再来場してもらうかを戦略的に検討した方がいい。サポーターやボランティアなどの現場スタッフは大量の観客を捌くのに手一杯だろうから、別のルートで対処する必要がある。



どうしたらいいのか?


私は勝手に「ならコイン」(YELLtum)だと思ってる。スタジアムでもあまりPRされてないので、「ならコイン」って何それ?そんな感じかもしれない。かく言う私は、YELLtumを調べていて奈良クラブを知った変な入口をしている。

前回のTwitterキャンペーン”#奈良クラブvsFC大阪戦を観に行こう”のように、試合前にばら撒いてもいいが、スタジアムに来てくれた人に、次節以降に使える形で付与してもいい。

今までのようにスタグル割引でもいいし、チケット割引でもいい。新規のファンにグッズを買いやすくしてもいいよね。グッズあると何だか次も行かなきゃなんて思ったりもするし。

グッズ割引するなら5%とかショボイこと言わず、20%くらいズバッとやりましょう。よくある抽選で全額キャッシュバックCPとかやり方はたくさんあるだろうから、担当に相談したらいいような気がする。

コインを使うことでクラブへ僅かながらキャッシュバックされる仕組みということなので、チームを応援することにもなる。新規のファンって、何か自分ができることを探してたりする。知らんけど…。

YELLtumとは別にシンプルに「残り試合、全て観戦したらスペシャル○○」とか、次も楽しめるようにするなら何でもありだ。

難しいこと考えるよりはやる!

無料で集めたお客は散るのも早いから、お得な体験を!この辺りはスポーツとの相性はいいはずだ。

今シーズンのホームゲームの残りは高々3試合なんだから、思い切った企画打ちこんでみる価値はあるかなと勝手に思っている次第。

今、どのくらい利用されていて、前回どのくらい効果があったのかはわからないので勝手な言い分だが、個人としては、YELLtumにはすごく可能性を感じているので、もっと拡まったらいいのにと思っている。

ただ、"ならコイン"がワード的に検索性が非常に悪い、このタイミングのデータって貴重なのでは?、もうちょっと使いやすくmmってのが気になるこの頃…。

ということで、今シーズンを最後まで走り切って、念願を達成するために、(1)地域の人たちに愛されるクラブにするために、地域の人たちにアイデンティティを浸透させよう! (2)次の試合にも足を運んでもらうために、新規客を沼らせよう! というお腹真っ黒&超お節介なお話でした。

イベント化しすぎてファン作りがスルーされないように・・・。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?